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実家を見ていただいた後の思わぬ展開③

朝から冷たい雨がけっこう降っています。

14時にKさんや歴史研究会の人たちが実家に来られることになって
いますが、この雨なので高齢のUさんは来られないかもしれない
と思いつつ、長女と実家へ向かいました。

アーケードの中を実家へ向かって歩いていると・・・
みなさん、すでにKさんのお店の中で待っていらっしゃいました(^_^;)

高齢のUさんも、雨の中来ていらっしゃいます。
Uさんには、母が大変お世話になったお礼を伝えることができました。

ずっと気になっていたので良かった・・・。

さて、今日集まったメンバーは、
私、長女、同じアーケード内のKさん、同じ町内のUさん、
そして歴史研究会のIさんとIさんの奥様の6人です。

6人で急な階段をぞろぞろと上って行くと・・・
ただでさえ電気を止めている上に天気も悪いので、
2階はいつも以上に薄暗い・・・。

Kさんには懐中電灯を持ってきていただくようお願いしていたので、
みなさん、しっかりとライトを準備されています。

Kさんはというと、ヘッドライトをつけていらして驚きました。
なんか、意気込みがすごいですね(^_^;)


早速、ふすまの古文書等を見ていただいたのですが・・・
「わあ!!ワクワクするわ!!」
と、Iさんの奥様は興奮されています。

Uさんからは、
「大分合同新聞のWさんがこういうの好きだから、
 連絡しても良いでしょうか?」
と聞かれました。

「それはかまいません」
と答えると、早速お電話されています(^_^;)

結局、Wさんはお忙しい方なので来られませんでしたが、
Uさんもこのようなことにすごく興味をお持ちだったのですね。


部屋の中を見て回りながらIさんが詳しくいろいろ解説して
くださったので、とても勉強になりました。

単なる古ぼけた家、としか思っていなかったのですが、
解説していただくとまるで違ったものに見えてきます(^_^;)

私はランタンを持っていたし、部屋の中にあちこち段差があるため
Uさんが躓いたりしないよう気をつけていたので、
写真を撮る余裕がありませんでした。

なので、以下は長女に撮ってもらった写真です。
全部は撮れていませんが、またいつか、
天気の良い日に撮れたらと思っています。

欄間の鶴がこちら側も向こう側もきちんと彫刻されていること、天井の赤はベンガラを塗っていること、欄間の枠も天井の黒も塗りであることなど、解説していただきました。
床の間の柱ですが、立派な堅い木を使っているそうです。
袋戸棚の戸の裏側。
ふすまから現れた江戸時代の絵。この反対側には、「白秋」の文字が書かれていました。
北原白秋と関係あるのでしょうか?
福岡の柳川の方らしいので、可能性がないわけではない、とのこと。
ふすまの切れ目からベリッとはぐと・・・
きれいな色の絵?カレンダー?が現れてみんなびっくり!!
全体像です。


2階の床板を見たKさんが、
「これ、解体するときに剥がして、
 うちで使わせてもらってもいいですか?」
と言われたのにも驚きました(^_^;)

もちろんかまわないと答えたのですが、
Kさんは現在の古いお店を解体した後に小さいお店を建てるので、
そこに使いたいようでした。


2階をあらかたみたところで、雨の中、
倉庫と蔵にも移動して見ていただきました。

Kさんがもらってくださることになったガラスのケース。
両親が居間で使っていたもの。これも好評?でした。
「薬目トーロ」ではありません。分かりますか?
これもKさんが持って帰られました(^_^;)

蔵にあった桐の箱は、Iさんが使いたいとおっしゃったので、
天気の良い日に持って帰っていただくことにしました。
(父が掛け軸を入れるのに使っていたもの)


一通り見ていただいた後、みんなでKさんのお店に移動。
Iさんがあたたかいコーヒーを用意してくださっていたので、
みんなでいただきました。

Kさんはさかんに、
「私たちしか見ないのはもったいない。みんなにも見てもらいたい」
とおっしゃっていました。

また、ご先祖様が下級武士だったことを伝えると、
「それなら私が持っている資料に載っているはずだから、
 帰ったら調べてみます」
とIさん。

本当にありがたいことですね。


帰宅後次女にLINEで伝えたところ、次女も驚いていました。

今後どうなるかは分かりませんが、後は壊すだけなので、
少しでも活用できるところは活用してもらえるといいなと思っています。

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