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片付けの下見とお仏壇

昨日妹から、
「明日は13時半に着く予定」
というLINEが届きました。

今日は義弟の知り合いのKさんという方が、
片付けのための下見に来られる日なのです。

文面から、妹も帰って来るのかな?という感じを受けました。
妹も帰ってきてくれるのであれば、とても心強いことです。


13時15分頃実家に着くと、すでに妹は帰ってきています。
Kさんに出すお茶やコーヒーも買ってきてくれており、
さらに、「涼しいところがあった方がいいだろうから」と、
お仏壇のある座敷に冷房も入れてくれていました。

ありがとう、妹!!

すると妹が、
「姉ちゃん、えらい早く来たね」
と言います。

「え??だって、妹が13時半に着くって書いてたじゃん」
「あれは私が着く時間で、Kさんは14時だよ。
 あれ?姉ちゃんに知らせてなかったっけ?」
「聞いてないよ~(^0^;)」

もう、二人で大笑いです(^▽^)

14時までまだ30分くらいあるので、自販機にお茶を買いに行こうと
したところ、「K●●●」と書かれた車が止まっているのが見えました。

もしかして?と思ってあたりを見回すと、向こうの方に
きょろきょろしている人影があります。

Kさんかもしれないと思い、その人影が近づいたところで声をかけると・・・
案の定Kさんでした!

Kさんにはアーケードの駐車場に車を止めるようお願いして、
急いで近くの自販機でお茶を購入。
妹にKさんが着いたことを知らせました。


それからKさんを案内して、古い2階を見ていただきました。

雨漏りの水がたまっていたら捨てようと思っていたのですが、
意外なことに全然たまっていません。
けっこう降ったのに、雨漏りしなくなったのでしょうか??

Kさんはあちこち見て回った後、
「和箪笥や机などの木でできたものは、解体業者に聞いたら、
 たぶんいっしょに壊してくれると思います」
と言われました。

「え?運び出さなくていいんですか?」
「壊すと、家で使われている木と一緒になりますからね。
 中身だけ全部出して空にしておけば、あとは重機で
 ぐしゃっとするので、たぶん大丈夫だと思いますよ」

良かった・・・。

何棹もある重たい和箪笥を、どうやって狭い階段から下ろすのだろうと
心配していたので、ほっとしました。

するとKさんが、
「この和箪笥なんかも、欲しい人がいると思うんですけどねえ。
 ジモティーなんかで売るといいかもしれませんよ」
と言われました。

ですが、売るには下ろさなくてはならないし、
引き出しが開かない(開いたのは閉まらない)のもあるし、
とてもそれは無理ですね・・・(^_^;)

2階でKさんと話している間、アーケード側の窓は開かないため、
汗がポタポタ流れ落ちます・・・。

その後2階から下りて、蔵も見ていただきました。
構造的につながっているので、ここも壊さなくてはならないことに
今日気がついたのです(^_^;)


一通り見ていただいたところで、冷房で冷やしてある
座敷に入っていただきました。

入るなりKさんは、
「わっっ!!すごいですね!!」
とおっしゃいます。

何かと思ったら、そこに置いてあるお仏壇でした。

私も妹も子どもの頃から見ているので、確かに大きくて立派では
あるけれど、そんなものだろうと思っていました。
よその家のお仏壇など、あまり見ることもないですしね。

ですがKさんは、
「こんな立派なお仏壇はめったにないですよ!!」
「すごいなあ!」
「面白いなあ!」
と、お仏壇をしげしげと見ては感動されています。

このお仏壇は、祖父が大阪から取り寄せたと、
以前母から聞いたことがありました。

その後父が、同級生に頼んで金箔を張り直してもらったため、
何十年前のには見えないくらいキレイではあります。

「そんなに立派なのですか・・・。祖父は倹約家だったので
 贅沢などは一切しない人だったのですけど・・・」
と言ったところ、
「そうなのですか。でしたら、自分は贅沢しなくても、
 お仏壇は立派なものにしたのかもしれませんね」
とKさん。

Kさんのおかげでお仏壇のこともいろいろ知ることができ、
とてもありがたく思いました。

ですが・・・
わが家は狭いので、この大きなお仏壇を置くことはできません。

父も大切にしていたお仏壇なので胸は痛みますが、
いずれ仏壇じまいをしなくてはならないでしょう。

Kさんが言われるように、どなたか喜んで買って下さる方が
いるのであれば、仏壇じまいをした後、
大切に使ってもらえたら嬉しいなと思いました。



Kさんは16時前に帰って行かれ、私も実家を出ました。

Kさんは思っていた以上に気さくな良い方で、
片付けも快く引き受けてくださることになりました。

これで一歩進むことができ、本当に良かったです(^_^)

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