旅は道づれ
連続写真にも何ショットか写っていましたが紺の帽子をかぶったこの女性。この日の旅の同行者「ともちゃん」です。「あれ?ひとりで歩いていたのでは??」と思われた方、正解です。ともちゃんとはたまたまこの日道中で出会いました。
街道を歩いている時の人との出会い方にはいくつかのパターンがあります。反対方向から歩いてくる人とすれ違うパターン、同じ方向のに歩いてる人を追い越す・追い越されるパターン、食事中や休憩で止まっている人と出会うパターン・・・、だいたいこんなところです。つまり、歩いている向きが違うか速さが違うから出会うのですが、この日は朝歩きはじめて割とすぐの段階ですぐ前を歩いているともちゃんのうしろ姿が見えて。普通なら「こんにちは」と言いながらすっと抜いていくのですが、ともちゃんは歩くのが早くて抜かしかけた私と一緒にしばらく歩くことに。
そうしていろいろと話をしていると、ともちゃんも中山道の踏破を目指して歩いているとのこと。でも、日本橋をスタートしたのは数年前らしく、仕事が休みになるたびに少し歩いては電車で埼玉(浦和)の自宅に戻り、またそこまで電車で行っては少し歩いてを繰り返しているのだそう。最近仕事をやめたので、ちょっと集中的に歩いていてこの年(2005年)の夏の京都着を目標にしているという。
あー、旅は道連れとはよく言ったもので、本当に心強い。中山道一の景勝地(個人的見解)である寝覚めの床(上写真)も一緒に訪れ、上松宿・須原宿(下写真)をともに歩き、大桑までご一緒しました。途中、少し夕立にも降られましたが、ともちゃんはこの日埼玉まで戻るということで、京都にくる時には三条で出迎えることを約束して駅でお見送り。
ちなみに、ともちゃんはここまでの道中で何足も靴を履きつぶしていたようですが、ようやくたどり着いたのが私が履いていたのと同じニューバランスのシューズ。私もいろいろ出る前に検討はしたけれど、選んだ靴はあたりだったようです。
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