小さいことが気になる一日

今日もいつも通りバスに乗って本屋さんに出向いた。
毎日行ってるわけじゃないのだけれど。
受傷後に気づいたのだが、バスに乗るとどうしてもアクビが止まらなくなる。
本当に間髪入れずにアクビをしている。
決して眠いわけではないのにだ。
きっと僕の中で、身体が覚えてしまったのだろう。
ここはアクビしてもいいところですよーって。
探し物をしていると便意を催してしまうのと一緒だと思う。(あれ?僕だけ?)

そしてバスに乗ると、どこに座っても足が当たって痛い。
特にタイヤがある近くの席は問答無用に足が当たって痛い。
別に足が長いとか、身長が高いからの自慢じゃないですよ。
本当に痛くて困ってるんです。
アァー!!つり革に掴まってもグラグラして全然意味ないなー!!

今日は街を歩いてるだけで、なんだか色々目についてしまう日だった。
なので、すっごくイライラしてしまった。
高次脳機能障害の症状が、我ながらよく出ていると思う。
これが常にだったら疲れるんだろうなぁと思いながら今日一日を過ごす。
幸いにも僕には常に気にしてしまうとかではなく、今日みたいにたまに出る程度だ。
休まる隙も、リラックスする隙もないなと思う。
まぁ自分も誰かにストレスを与えてるかもしれないのは重々承知だけど。
この感覚は完璧主義になると思った。
まるで強迫性障害にでもなったかのようだった。
高次脳機能障害があって、強迫性障害もあってダブルパンチになると本当に当事者は辛いし大変と思う。
でもだからといって、気になってしまうことに休むことが許されないのが強迫性障害の辛いところと思う。

道行く人の本当に短所ばかり見えるかんじだった。
それにいちいち突っかかって腹を立てるとか、なかなか忙しい。
よく頑張った僕。
まぁ強迫性障害ではないのだけれど。
と、自己肯定感は元々ないけど、こうやって自分のことを褒めたくなるように忙しい一日だった。
疲れると症状が出やすいとネットにあったけど疲れてるのか?

目に入るものの全て、なにもかもが腹に立った。
人の流れがあるのに、頑として逆走してくる人とかもう本当にやめてほしかった。
あと歩きスマホしていて、人の流れも関係なしに、マイペースで歩いているやつとか、誰かにぶつかってスマホ落とせばいいと思った。

カフェについても全然気が休まらない。
本を読んでいても、隣の席の人の咳払いの声の大きさに気になったし、パソコンのカタカタですら気が立って仕方がなかった。
その人たちは、決してマナー違反をしてるわけでもなければ、他人に迷惑になるようなことをしてるわけでもない。
各々の時間を過ごしてるだけのはずなのにだ。

好きに過ごしているのに勝手に僕から因縁を燃やされて本当にかわいそうに。
まじですいません(スライディング土下座)

と、一日を通して人の至る所が気になる一日で、こんなの初めてだったから超新鮮。
いい経験だと思っておこう。
幸か不幸か、強迫性障害の人の辛さも理解できたのでよしとする。
またここでも人の痛みを知れたので、ちょっぴり成長である。
プラスマイナスかで言ったら、プラスでしかない。

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