マンションの5階から落ちて高次脳機能障害が残りました 高次脳機能障害と共に生きてて思っ…

マンションの5階から落ちて高次脳機能障害が残りました 高次脳機能障害と共に生きてて思ったことや、感じたことなどを発信して行けたらいいなと思ってます それをみた当事者や、その周りのご家族が少しでも救われたらと思ってます! 僕がSNSから助けられたように、僕もそうなりたいと思ってます

最近の記事

頭のメモリ使用量

とても落ち込む。 前は楽しく読めていた星野源のエッセイが全くといっていいほど、頭に入ってこなかった。 ほかの本を読んでも頭に入ってこない。 落ち込むと言うよりも、ただ単に焦る。 後遺症の心配もそうだし、昨日の記事で生意気なことを言ったから、とても焦る。 以前より、本が読めなくなっていることを実感した。 前から、自分の興味のない分野やジャンルは頭に入って来ないからダメ。 と思っていたが、星野源のエッセイは、途中まで読めているし、決して興味がないということではない。 じゃあ何

    • やってみてもいないのに諦めるのは、悪いけど性格的に合わねーんでね

      意気込みだけは大きくする。 兼ねてからの、僕の目標であった『この高次脳機能障害の実体験を本にしてもっと広めていきたい』というのに着手し始めた。 このブログを本にするのもいいかなって考えた。 けど、今まで書いたブログ記事を元に厳選してもう一度書き直したり加筆修正をして原稿を使っていこうかなと考えてる。 書いてある自称はそのまま使っていく感じで。 そうすれば何を書こうかって息詰まることもないと思う。 書き始めるまでがすごく大変だ。 事故の影響で僕は『複視』というものが出ている

      • ネガティブに打ち勝つのは、ポジティブじゃなくて、没頭だよ②

        退院後から実家暮らしを余儀なくされている。 実家暮らしというのはこんなにも劣等感を感じて、何よりもしんどい。 見渡す限り実家暮らしではないと思える。 バスの運転手、ブックオフで入店した人に挨拶をする店員、薬局で退勤して帰る前に自店で買い物をして帰る人、すれ違う小学生の親御さん、みんなみんな実家を出て暮らしている。 夕方など、カーテンがなびいて中の見えてしまう感じを見ると本当にセンチメンタルな気分になる。 それプラス、夕飯の準備をしてる音や匂いがしてくると、もうたまらない。

        • セカンドシーズンの目標

          前までは、道を歩くトロいおっさんにもイラついていた。 今では朗らかな心持ちでいられる。 歩くのが遅いおばあちゃんなどが、前を歩いていたら問答無用にイライラしていたが、今ではそんな事ない。 むしろ後ろをついて行く形になってしまってごめんよと思いながらおばあちゃんのペースを尊重して歩くことができるようになった。 まぁタイミングで抜かすし、マナーのないババアには相変わらず腹立つけど。 そんなこんなでヘルプマークを持っている人が特に目につくようになった。 心の中では『そんなワタワタ

        頭のメモリ使用量

        • やってみてもいないのに諦めるのは、悪いけど性格的に合わねーんでね

        • ネガティブに打ち勝つのは、ポジティブじゃなくて、没頭だよ②

        • セカンドシーズンの目標

          ハゲても、サイゼリヤというアミューズメントは最高

          最近、髪型を変えた。 前髪を分けていたけれど、入院して血行が悪くなり手足が冷えるようになったこともあり、髪が前より細くなった気がする。 血行が悪いと、充分な栄養が髪に行き届きにくくなるらしく、その事を懸念し始めた僕は前髪を分けるスタイルから全おろしスタイルに変えた。 これはツルッとハゲるタイプではなくて、散らかっていくタイプだと思った。 切ってすぐは、普段見慣れない自分のスタイルは、なんか微妙だなと思ったが、徐々に見慣れてくることによってしっくりくるようになってきた。 髪

          ハゲても、サイゼリヤというアミューズメントは最高

          色んなものが目につくようになった

          前までは、道を歩くトロいおっさんにもイラついていた。 今では朗らかな心持ちでいられる。 歩くのが遅いおばあちゃんなどが、前を歩いていたら問答無用にイライラしていたが、今ではそんな事ない。 むしろ後ろをついて行く形になってしまってごめんよと思いながらおばあちゃんのペースを尊重して歩くことができるようになった。 まぁタイミングで抜かすし、マナーのないババアやジジイには相変わらず腹立つけど。 そんなこんなでヘルプマークを持っている人が特に目につくようになった。 心の中では『降りる

          色んなものが目につくようになった

          さぁ、入院中にお世話になった人へ、手紙を書こう ②

          ①はこちら。 入院していたときにお世話になったリハビリの方へ、近況報告も兼ねて手紙を書いた。 その返事が返ってきた! もう社会的つながりを無くした僕からすると、飛び跳ねるくらい嬉しくて、その晩は返ってきた返事を読みながら眠った。 我ながら気持ち悪い。 こうして改めてやっぱり手紙というのはいいなと思う。 LINEのやり取りにはない温かさを感じられる。 時代と共に、こうして手紙を書く習慣がなくなり、全部LINEという便利なものになるのは何だか少し寂しいところもある。 今い

          さぁ、入院中にお世話になった人へ、手紙を書こう ②

          社会的つながりを持つために読書会に参加した

          先日、大船のお知り合いの方が主催する朝の読書会に参加してきた。 参加者は多種多様。 時間を間違えて遅れてしまった僕にも、みなさん温かく接してくれた。 まだ就労許可が降りず、働けていなくて、社会的つながりのない僕としてはとても嬉しいことだった。 その中で、持っていった本は『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』という比較的新しめの本。 高次脳機能障害がある僕でも飽きずに読破できたことを理由に『普通の人だとしたらもっと読みやすいんだろうなぁ』と思って紹介した。 本を出

          社会的つながりを持つために読書会に参加した

          僕がブログを続けるただ1つの理由

          財布を無くした。 と思ったら反対のポケットに入っていた。 病院に傷病手当の書類を提出しに行ったときのこと。 レジで診察券だとかリュックにしまうものなどが多く渡される。 ワタワタして不意に反対側のポケットに入れたらしい。 それに気付かず『やべぇ、あのときに多分受付にポンと置いてそのままだ』と思った。 バスに乗ろうとした時に気付いた。 出る時に午前の診察と午後の診察の入れ替わりだったことに気付いて急いで電話する。 で、なんとかエレベーターの前まで辿り着く。 その時にポケットに

          僕がブログを続けるただ1つの理由

          イヤホンが運ぶのは音楽だけじゃなかった。

          ここにきてようやく自分の生活というものを取り戻してきている気がする。 ここまで環境の変化に自分が弱いとは思っていなかった。 退院と同時に僕の周りにあるものは一変した。 家もだし、周りにいてくれる人も、そして物や洋服なども。 もう自分の好みなんて出す気力も湧いてこない。 ずっと虚無の中にずっと居た感覚。 正直、気づいたら月日が経ってるって感覚だった。 高次脳機能障害というのは置いといて。 とりあえず退院してからのこの期間は自分を新しくアップデートする期間だったと思う。 kin

          イヤホンが運ぶのは音楽だけじゃなかった。

          改めて思うことは紆余曲折、たくさんある。

          障害を持って生きていくことになって、本当に人の温かさというものに尚更、気付くようになった。 ほんの些細なことや、前だったらありがとうと感じても言葉には出すことのなかったこと。 もう全部全部、関わる人には感謝がつきない。 ありがとうと言葉にしなきゃ伝わらないんだと改めて再認識する。 それは高校のときから、大学のときからの昔ながらの友達であったり、こうしてSNSを通して仲良くしてくれる人たち、職場の同僚の人たち。 本当にどれもとても大切で、今でもこうして関係が続いてるということ

          改めて思うことは紆余曲折、たくさんある。

          人は誰でも執着心というのはあるはず

          自分に自信がない。 『自分はダメだ…』という感じではなく、僕の場合は物事の根底がズレているって考えたほうがいい。 自分に自信が無いと、人に縋ろうとしてしまう。 僕の場合は友達でもそう。 誰に対してもそうだ。 自分を守るための手段がないのだ。 要は自分の機嫌を自分で取れないタイプだと思う。 今まで自分に自信がなくて、承認欲求が強いのはアダルトチルドレンのせいだと思っていた。 育ちがよくなくて、こうなってるんだと思っていた。 まぁ実際、育った環境というのは大きな根本になってい

          人は誰でも執着心というのはあるはず

          ウルトラマンアーク

          今年の新しいウルトラマンシリーズ。 ウルトラマンアークを見た。 とても面白かった。 まず最初に思ったのは『設定に忠実』ということ。 ウルトラマンアークは登場の時に、大体『シュワッチ』と言う。 大体の今までのウルトラマンは『シェァァァァァア!!』とか『ジュアァァァッ!!』と言っていた。 去年のブレーザーにおいては何とも奇怪な雄叫びをあげていた。 それすらもかっこよく感じるからすごい。 文字ではちょっと表現ができないかんじのやつだった。 実は初代ウルトラマンは飛ぶ時などに『シュ

          ウルトラマンアーク

          脳のバグ 2

          脳のビクンビクン現象から、改めて死を身近に感じた。 びまん性軸索損傷だし、脳梗塞とか急になったらどうしよう。 負傷後、確かに血が行き届いてないのか、体が冷えることが目立つ。 もし、明日が来なくなったらどうしよう。 もし、ここで急に中断されたらどうしよう。 もし、もう今日が最後だったらどうしよう。 もし、病院いって余命宣告されたらどうしよう。 とか、色々と思った。 まだやり残したと思うこと、これからやりたいこととかが出てきたところなのに…とも思った。 こうやって社会復帰の途

          脳のバグ 2

          脳のバグ

          今日もいつも通りカフェで本を読みに行った。 他にすることが無いもんだから、毎回パターンは固定化してくる。 そんないつもの日常を過ごす中で、カフェに向かう途中、いつもと何か違う感覚があった。 振り向く時や方向を帰る時など、ビクンビクンと一瞬意識が飛びそうな感覚になる。 行きのバスで少し酔ったか?と最初は思ったがしばらく続く。 もうビクンビクンだ。 起立性低血圧を入院中疑われていたのを思い出した。 きっと今日は涼しいからその影響だろうと思ったが、時間が経つにつれて視界が少し

          脳のバグ

          なんで僕が本を好きになったのか

          又吉の本を読んでいる。 一番最後に『なんで本を読み始めたのか』っていうのが対談形式で書かれていた。 要は又吉のルーツに迫ったものであった。 それを読んでいくうちに、『自分はなんで本が好きになったんだろう』と思った。 僕の最初はいわゆる、カッコつけだ。 当時、ド金髪で髪も長く、片目で隠すという、今でもまだ少し名残を感じるような髪型だった。 当時は大学をやめて、バーテンダーとして色んな経験を積みたいという理由で、最初にいた店をやめて、二店舗目のお店に入った頃だった。 それまで

          なんで僕が本を好きになったのか