ネガティブに打ち勝つのはポジティブじゃなくて、没頭だよ。

僕は入院中だが、今日は妻の誕生日だ。
一応それまでには退院するって勝手に目標建ててやってたけど、叶わなかった。
おめでとうって言うのはLINEで言えて既読はついた。
返信は返っては来ないことを覚悟してたけど、返ってこないで、自分が四六時中に気になってしまうのが嫌だった。
けど、意外と想像してたよりも平気だ。
昨日、【起きていてもいないことで悩むのは止めましょう】みたいな記事を見たおかげだろうか?
前もって心の準備が出来たのでこれくらいのダメージで済んでいる。
それでも、期待しちゃうのが僕であるから心配してたけど、それも無さそうだ。
意外と直面してみれば高次脳機能障害の忘れやすいという影響も相まって意外と大丈夫なのかもしれない。
すぐ忘れるというのは、気にしがちな性格な人には利点と働くときもあるんだな。
明日なにが待ち受けてるのか想像もつかずに、得体の知れない不安感から前日のほうがかなりソワソワしてたなと思う。
これを乗り切ればもう退院まで悩むイベントも無いし、まっしぐらじゃないの!?

やっぱり『寂しい感情に打ち勝つにはポジティブな言葉とかじゃなくて没頭』って先輩の言葉が、上手くできてるかんじする。
YouTubeでのハマりどころもリハの時間もあってで、やってこれてる。
今日は恐らくほとんどの暇な時間をYouTubeを見て過ごした。
いい方に出逢えて、ずっと過去動画をみていた。
つまり、その人の出してるコンテンツの消費に没頭していた。

はらすぺしゃるさんという、僕と同じ高次脳機能障害がある人だ。
僕と同じ後遺症ということもあって親近感が沸いたし、類似点も多く見つけられる。
自然となんだか心が落ち着く感覚になった。
はらすぺしゃるさんの動画でお気に入り…じゃないけどマイリストに保存した動画が何本かある。

後遺症について『知ってはいるけど実感してない』というか『まさか自分が…!!』とか『いや普通みんなそうだろ』とか『こんなもんでしょ誰だって』と尖るにも似たことになるのは、僕だけじゃないんだなと思った。
最初の受け入れてないときは誰しもがそうなんだって知ることができた。
やっぱり少し前の僕って尖ってるように見えてるのかなぁ。
長沢先生も最初は『俺なんでも出来るし』みたいな態度だったって言ってたし。
全くそんなことや、態度をしたつもりは全然ないけどやってしまってたんだろうなぁ。

『抑える』の部分では分からない部分は多々ある。
例えば、ぶっきらぼうな態度を看護師の人とかにしてはいけないとか。  

『こっちは高次脳機能障害あるんだぞ?看護師なんだから病状くらい分かるやろ?』くらいの感覚でいたんだと思う。
それは実際今でも若干あって、『そっちは従業員でこっちは患者』って感覚はないと言ったら嘘になる。
それにいつも顔を合わせてるし『なんで今イラついてるかいつと一緒にいるから知ってるっしょ?イラついてても多めに見るだろ?俺には慣れっこだろ?』感じだったんだと思う。
こういう横暴な態度や、ぶっ飛んだ行動だったりを聞くとみんな二、三年は実感して理解するまでに時間がかかったと言うから、僕は期間的にきっとまだまだなんだろうなと思う。
他の人より自分はマシと思ってしまうあたりが逆にヤバいのかもしれない。
そういう行動、態度が恐らく妻にも出てたんだろう。
それで喧嘩というか、揉めて不仲になったんだろうと思う。

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