ウルトラマンアーク

今年の新しいウルトラマンシリーズ。
ウルトラマンアークを見た。
とても面白かった。

まず最初に思ったのは『設定に忠実』ということ。
ウルトラマンアークは登場の時に、大体『シュワッチ』と言う。
大体の今までのウルトラマンは『シェァァァァァア!!』とか『ジュアァァァッ!!』と言っていた。
去年のブレーザーにおいては何とも奇怪な雄叫びをあげていた。
それすらもかっこよく感じるからすごい。
文字ではちょっと表現ができないかんじのやつだった。
実は初代ウルトラマンは飛ぶ時などに『シュワッチ!』と言ったのは一度だけ。
なぜかシュワッチのイメージが先行しているが、初代ウルトラマンは一度しか言ったことはない。

そして活動限界とされている3分間というのもしっかりと守られている。
ウルトラマンアークが登場すると画面右上にタイマーが表示される。
改めて3分間というのは、長いなと思った。
3分間の間、一度も退屈しなかったのは制作側の魂胆だろうか。
次から次へと、色々な種類の必殺技が出てくる。
ギロチン光線のパワーアップ版みたいな光線とか、セブンの名残からか、使用武器にはウルトラアイのような物が装着されていて、それを通して覗くとエメリウム光線のようなビーム状の光線を出たりと技の種類が豊富だ。
エース並に色んな光線使うじゃん、と思わされる。

そして今作はメッセージ性の強さを感じた。
主人公(ウルトラマンアークに変身する)が、常々口癖のように言っていること。
『まずは信じてみること』ということ。
そして地球防衛隊の仲間にも、どんどんと伝わって行く感じがなんとも良い。

見終わったあとに考えさせられるような感じで『まずは信じてみること』は確かに大事だなぁと深々と感じた。
それが失われたら関係の構築って難しいもんね、と納得せざるを得ない。
どんな悪いとされているヤツにも、それをする理由というものがある。
今作では、怪獣にしてもワケあって暴れている。
確かに、怪獣だからというだけで攻撃されるのって理不尽すぎる。
ウルトラマンアークに登場する怪獣には『完全悪』とされているものがいないのは、とても見やすい。

これだからウルトラマンは面白い。
去年のブレーザーのときのウルフェスは激含め面白かったし、ずっと叫んでいて楽しかったから今年もいきたい。
どんなお話なんだろうと今から楽しみだ。

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