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文藝春秋SDGsエッセイ大賞2024を書かれる方へ。2022年グランプリ受賞者より

今年も始まりましたね。文藝春秋SDGsエッセイ大賞。

最近あまりnoteを更新できていなかったのに、たくさん通知が来るので、わたしの記事をご紹介いただいたことに気がつきました。ありがとうございます。

わたしは2022年度グランプリ、2023年度で優秀賞をいただきました。

その後何か影響がありましたか? と聞かれることがありますが、はい。ありました。まず、noteと國學院大學様より「原稿をご依頼」していただきました。原稿を依頼していただくなんて、はじめてのことです。

ちょうど昨年のわたしの誕生日にご依頼メールをいただいて、すごくうれしかったのを覚えています。

わたしにご依頼くださった理由のひとつとして、やはり「文藝春秋SDGsエッセイコンテスト2年連続受賞」はインパクトがあったのだな、ということを感じました。

さらにそのときの依頼メールでは、わたしのことを「文筆家」と呼んでいただいていたので、それ以来、自分でも堂々と「文筆家」と名乗れるようになりました。誰かにそう呼んでいただいたことで、「自称」が外れたわけです。職業って、誰かにそう呼ばれたときに成り立つもののような気がしませんか?

2年連続受賞ということで、そのことに関しての反響が大きかったのがびっくりでしたが、自分でもびっくりです。っていうかふつう1年目でグランプリとったら、2年目は出さないよね。そこをいけしゃあしゃあと出しちゃうのがわたしなんですよね〜。人生ぐいぐい行きましょう、ぐいぐい。

もちろん最初はわたしも2年目は応募しないつもりだったのですが、どうしても書きたいことがあったので応募しました。3年目は今のところ応募はしない予定です。たぶん。

これはあくまでも自分の感覚ではありますが、昨年よりも今年のほうがより過去記事に注目していただいているように思います。コンテストも3年目に入って、機運が盛り上がってきているのかもしれませんね。SDGsが身近なこととして浸透していくのはとてもいいことだと思います。

文藝春秋SDGsエッセイコンテストを書くポイント

さて、そこでわたしも僭越ながら、文藝春秋エッセイコンテストを書くポイント、のようなものを書いてみようかと思いました。

というのも、昨年度(2023年度)グランプリのKODOさんが、こちらの記事で取り上げてくださっているからです。

なんとKODOさんは、わたしの文章の「型」のようなものを参考にしたとおっしゃるのです! びっくりしました。

わたしが、写真画像を挿入して章立てをしているということを書いてくださっているのですが、すごい分析力! と思いました。

そうなんです。実は文藝春秋の本誌には写真は掲載されないのですが、わたしはあえて写真を意図的に使っていたんですよね。すごい、バレてる! って思いました。

ほんとに恐縮です。ありがとうございます。

写真の使い方を含めた、いくつかの現実的なポイントについては、後でリンクを貼っておきますので、そちらを参考にしていただければと思います。

何を題材にするかについて

それでは何を題材にするかについて、ちょっとポイントを書いてみようと思います。

今回の「未来のためにできること」コンテテストでは、「エッセイ」を募集しています。論文でも、感想文でもないのですね。「エッセイ」にはテーマ題材が必要です。

ここでのテーマは「未来のためにできること」です。では題材は何か、ということになるのですが、ヒントはこの募集の文章にあります。

この募集の文章の中の、「こと」ということばに注目します。

そこで今年も、よりよい未来のためにあなたが考えていることや、実際に行動していることにまつわるエッセイを募集します。
大きな取り組みだけでなく身のまわりの小さなことでも、また、考えや目標だけでもかまいません。みなさんの考える「未来のために、今取り組むこと」について、自由にご投稿ください。

https://note.com/info/n/na25a6947958a?from=notice

「こと」がついている言葉を抜き出すと、

  • あなたが考えていること

  • 行動していること

  • 身のまわりの小さなこと

  • 「未来のために、今取り組むこと」

この「こと」を、題材にして書けばいいのだと思います。

わたしならドレスや衣装のことです。

KODOさんのnoteでも書かれているように、自分にとって身近なことが今年もポイントになってきそうですね。

タイトルについて

タイトルは、KODOさんがものすごく素晴らしい分析をなさっているので、もうわたしからは何もいうことはありません。

ひとつ言えることは、コンテストの募集で「あなたが未来のためにできることは何ですか? 何をしますか?」と問われているわけですから、その答えをタイトルにすればいいのだと思いました。

わたしは「美しいドレスをつくります」ですし、

KODOさんは「僕は草を土におく」なのです。

主語+目的語+動詞 ですね。

つまり、ポイントは動詞なのだと思います。概念的なものではなく、あなたがどんな行動をするかが問われているのです。

こうやって、みんなが未来のためにできることをどんどん宣言していったら、ほんとうに少しずつ世の中がいい方向に変わっていくんじゃないかな。楽しみ!

募集要項はよく読む

これは自分に言っているんですが、募集要項ってほんとうによく読んだほうがいいと思います。

これ、大学で言ったら「シラバス」に当たるところですよね。わたしほんとにシラバスちゃんと読んでなくて何回も大失敗してるんで、こういうの、めちゃくちゃ読むようになったんです。そうしたらね、毎回なんか見落としとか、勘違いに気づくんですよね。(わたしだけ?)だから、なんかあったら読むようになりました。ヒマさえあれば読むくらいの勢いです。

最初に読んで、途中で読んで、最後また応募する前に確認で読む。

これ、意外と大事です! やってみてください!


それでは、みなさまのnoteを楽しみにしております。このコンテストをきっかけに、わたしたちの未来がもっとよくなりますように!


▼写真の使い方を含めた、いくつかの現実的なポイントについてはこちらのnoteにまとめております。有料ですが、よろしければご覧になってみてください。











だれにたのまれたわけでもないのに、日本各地の布をめぐる研究の旅をしています。 いただいたサポートは、旅先のごはんやおやつ代にしてエッセイに書きます!