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探究授業vol.2 生成AI×デザイン=ワクワクワークショップ プロダクトデザイン編


ワクワク!未来を創造するクリラボ!

〜 世界を変えるアイデアが爆誕!? TAKEBONのデザインプロセスを包み隠さず披露します! 〜


  • 未来を自由に発想し、イノベーションを生み出す楽しさを体験する。

  • 問題解決思考とデザイン思考を融合させ、革新的なプロトタイプを制作する。

  • 生成AIを活用して、チームワークやプレゼンテーションスキルを磨く。

探求授業アウトライン

https://gamma.app/docs/Vol2-hh931i2g8ibqlls

9月26日、岐阜聖徳学園高等学校で実施した第2回探究授業「ワクワク!未来を創造するクリラボ!」が、無事終了しました。この授業では、高校1年生39名が、2040年を見据えた未来のプロダクトをデザインするワークショップに挑戦。テーマは「健康」で、生成AIを活用しながら、アイデア出しからデザイン制作、プレゼンテーションまでを一気に行いました。オンラインで講師として参加した私は、TAKEBONとして生徒たちと共に未来への創造性を広げるサポートをしました。


授業の流れ

当日の授業は生徒たちが創造的な思考に入るための「準備運動」として、私が過去に手がけたデザインアイデアを紹介する映像を見てもらう予定でしたが、PCがクラッシュするトラブルもあり映像は断念しました。前回の授業では実物のプロダクト商品を見てもらったので、彼らの「未来に対するワクワク感」の余韻はあったんじゃないかと思います。(ごめんね…次回紹介します)

その後、生徒たちには「2040年の世界」を想像してもらい、特に健康に関する課題について議論しました。私たちの生活にどんな変化が訪れるのか、テクノロジーの進化が健康にどのような影響を与えるのかを考えてもらい、現在の健康問題と比較しながら、未来に向けたアイデアの種をまきました。

ブレインストーミングとアイデア創出

次のステップでは、いよいよブレインストーミングに突入。生徒たちはいくつかのグループに分かれ、それぞれのグループでアイデアを出し合いました。ポイントは「違和感」と「ズレ」。美容健康機器などに触れてみて、そこから感じた違和感を元に、これまでとは異なる使い方を考えるプロセスに挑戦してもらいました。


グループ内で自由にアイデアを出し、Miroボードに付箋としてどんどん書き出していく形式です。斬新な発想や新しい組み合わせに対して、奇抜でも大胆でも構わないというルールで、生徒たちは自分のアイデアを遠慮なく表現しました。

別の使い方はないか?何かと組み合わせてみたらどうか?
改良検討を付箋で出し合ったアイデアボード(1班)

その後、出されたアイデアを整理し、生成AIであるChatGPTを活用して、さらに洗練されたコンセプトにブラッシュアップ。私が用意した「天使と悪魔」の議論形式を使って、アイデアの良い面と悪い面を議論し、最終的なアイデアを完成させました。

ChatGPTも用いながらコンセプトを文章化(1班)

コンセプト制作とAI活用

アイデアが出揃ったところで、次のステップはコンセプト制作。まずはMiroボードにアイデアを可視化していきます。iPadを使い、生成AIを通じてスケッチをさらに洗練。スケッチから得たフィードバックをもとに、ポジティブな面・ネガティブな面を分析し、コンセプトを具体的に仕上げていきました。

また、画像生成AIを使って、実際にイメージしたプロダクトのビジュアルも生成。生徒たちは、自分たちが考えたアイデアがどのように見えるのかを、リアルに体験。このビジュアル表現により、彼らのアイデアがより具体的かつ説得力のあるものになりました。

最終プレゼンテーション

授業の最後には、各グループが作成したプロトタイプを時間がなかったので、TAKEBONが概要を発表しました。プロトタイプの紹介やアイデアの背景、制作過程で得た気づきなどをしっかりと伝えてもらう予定でしたが、時間が足らずタイムアウトとなってしまいましたが、特定の班は素晴らしいアイデアと共に、プレゼン資料まで制作できていてTAKEBONは驚きを隠せませんでした!

表紙:魅力あるデザインにしました
コンセプト:特徴を一言で言い切ります
ターゲット:利用者は誰なのか明確にしました
ターゲットユーザーが抱えている悩みや課題を明かにしました


製品の特徴を挙げています
利用シーンを明確にしました

プレゼンの内容は、「2040年の未来でどのようにこのアイデアが役立つか」という点にも重点を置き、生徒たちは自分たちの発想を自信を持って表現していました。

このプレゼンを通じて、生徒たちはアイデアを伝える力、説得力、そして表現力を磨くことができたと感じています。

振り返りと感想

今回のワークショップでは、生徒たちが創造性を最大限に発揮し、未来の課題に対して斬新なアプローチを試みました。特に「違和感」をきっかけにしたアイデアの創出は、彼らにとって新しい視点を持つ良い経験となったようです。

生成AIを活用した部分では、一部の操作がスムーズに進まない場面もありましたが、それでも全体的にスムーズにプレゼン資料作成まで進行できたのは、生徒たちの柔軟な発想力のおかげです。彼らが未来を創造する力を養い、社会に貢献できる未来のクリエイターとして成長することを楽しみにしています。

今後も、このような探究授業を通じて、次世代のクリエイティブな力を引き出していきたいと思います!

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