1円を稼ぐ大変さ

改めて春先に感じるのは「1円を稼ぐ大変さ」です。
みなさんにも想像してみて欲しいのですが、誰かに商品を売って「1円」でも稼ぐ方法、それも継続的に取り組み、自らの生活を立てる方法、さらにいえば社会的な責任を負いながら、関わる従業員の生活も保証すること。
みなさんのいま現在のスキルで、これらが達成できそうなものは何か想像できるでしょうか？

私も、社会人経験者ですが、自らのスキルでお金に換えられそうなものといえば、非常に限られます。
誰かからお金を得るというのは非常に簡単そうで（駄菓子屋のおばちゃんだってそうですから）、難しいことなんだなぁということを実感するところです。

特に、会社に入れば、「会社の看板」を使ってお金を稼ぐことは簡単です。
自分たちがお金を稼げるのは、その「会社の看板」を使ってのことで、「会社の看板」がなければ、お金を払うのに躊躇するというのが現実です。
実際に、会社を辞めて独立起業した人の生活が成り立たないことが多いのも、自分の実力とこうした「会社の看板」の力を見誤っているからだといえるでしょう。

とは言え、私たちのようなスタートアップの会社には、元々会社の看板もノーブランド同然。全く無価値です。
そんな中、いまでは「会社の看板」の力を使ってお金を稼げることは、これまでの私たちの頑張りがあってのことだと思うのです。

私たちのビジネスの展望として、これから成長の軌道に乗るためには、みなさんの力が欠かせません。一人で1円を稼ぐのは大変でも、この力を結集するから稼げます。
私たちの給与を集めることだって、一人では難しいことだなぁと思いますよね。