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JC論:なぜ今HeForSheキャンペーンなのか

日本一のSDGs推進団体を目指す日本JCが、なぜ今HeForSheキャンペーンを推進しているのでしょうか。その理由はジェンダー平等は3つの鍵だからです。

ジェンダー平等は3つの鍵

1つ目は、日本がSDGsの全ての目標の中で最も遅れている点、それが、ゴール5「ジェンダー平等の実現」だからです。日本は、男女格差の度合いを示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」が149か国中110位(2018年)と、先進7か国(G7)で最下位となっています。この最も遅れているゴール5の達成無くして、日本はSDGsで世界一となることはできません。日本のSDGs達成の鍵がジェンダー平等の実現なのです。

2つ目に、ジェンダー平等はSDGsにおいてすべての課題に係る横断的な課題だからです。17個の項目それぞれについて、ジェンダー平等無くしては実現することは不可能です。人口減少の進む日本では、一人の力も無駄にすることはできません。全ての人が平等に力を発揮できる社会を作ることは、日本社会の生き残りの鍵でもあります。

3つ目に、日本の青年会議所の女性比率は7%と世界でも遅れをとっているからです。世界の青年会議所のメンバーの男女比率はほぼ1対1です。日本が世界で最も青年会議所メンバーの多い国であることを考えると、いかに日本の青年会議所の男女比率が異常であるかがわかります。近年青年世代の減少につれて、減少を続ける青年会議所のメンバー数を考えると、ジェンダー平等の実現は青年会議所の発展の鍵でもあります。

日本の青年会議所が目指す「明るい豊かな社会」の鍵こそが、ジェンダー平等です。あらゆるイデオロギーに関わらず「性による機会の亡失」を防ぐことは、今の日本社会にとっても、SDGsの推進にとっても、青年会議所にとっても、最初に重視すべき項目なのです。

HeForSheは青年会議所に合う活動

そして、HeForShe運動は、男性が多い青年会議所だからこそ率先して行う価値のある活動です。

HeForSheは、男性、そしてあらゆるジェンダーの人々が、女性と連帯し、目に見える一大勢力となって大胆に行動し、団結してジェンダー平等を推進しようと呼びかけるキャンペーンです。

ジェンダー平等は女性だけの行動で実現できるものではありません。何かのルールを変えて、女性の権利を増やすことで実現できるものでもありません。男性、女性を問わず、全ての人々がジェンダー平等の考えを持ち、行動を行う時にだけジェンダー平等は実現できます。

男性が多く、694の地域の青年会議所と70年に及ぶ歴史を持ち、第4次安倍内閣の過半数が青年会議所OBであるなど、地域的にも歴史的にも日本社会に深く根を張る青年会議所が、HeForSheの取り組みを行うことは、日本全体に大きなインパクトを与えます。

2019年4月現在でHeForSheキャンペーンは世界で約200万人のWEB上の署名を集めています。一方、かつて日本青年会議所は領土意識醸成運動において2009年と2010年で100万人の手書きの署名を集めました。今日本の青年会議所が100万人のHeForSheの署名を集めることができれば、それは日本だけでなく、世界に大きなインパクトを与えることになるでしょう。

さあ、あなたも今日からHeForSheキャンペーンに参加し、日本とSDGsと青年会議所の未来を変えてみませんか?

それはたった30秒でできる、世界の変革です。
https://www.heforshe.org/ja



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