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J1第33節 vsC大阪(H)

2024/10/5 16:00  IN埼玉スタジアム2002

前節神戸相手に難しい戦いを強いられ、PKストップで追加点を与えなかったものの攻撃陣が奮起せず敗戦したレッズ。今節は少しずつ調子を取り戻してきたセレッソ大阪との対戦。

セレッソは11勝12分9敗の9位。直近4試合は2勝1分1敗。まずまずの成績を残し、課題はあるものの新しいことにも挑戦しながらシーズンを過ごしているようだ。

夏の新戦力では、FCバルセロナU-19からDF髙橋仁胡と京都からFW山崎を獲得。しかし、彼らは先発で試合に出場するレベルには達しておらず、DF髙橋にいたっては一試合も絡めていない状況。浦和と同様、放出のダメージによって調子の良さが不安定になっているようだ。

また、セレッソはアウェイ戦での勝率は良くない。しかし浦和もホームでの公式戦は3連敗を喫しているので、正直五分五分の戦いとなりそうだ。

そんなお互いが目標を見失なってそうなゲームを展望したい。

☆セレッソ大阪戦への展望

情報と印象
・システムは4-2-3-1
・堅守速攻なサッカー
・若くして活躍する選手が多い
・古巣対戦!平野佑一選手
・ディフェンス陣が特に安定しない印象

予想メンバー

希望メンバー

離脱選手: ホイブラーテン、リンセン
出場停止: なし

GK〜DF

まず、センターバックのホイブラーテン選手は前節神戸戦の負傷により4週間の離脱が確定。控えの佐藤瑶大選手が確定でスタメン入りだろう。これで本職のセンターバックを使い切るという編成の悪さを露呈したが、今季の残りはこれで乗り切るしかない。

右サイドバックでは、前節神戸戦で引いた守備をする石原選手とは逆に、ガツガツ行ける関根選手をこのポジションで起用した。終盤にイエローカードを貰いはしたが、強度を緩めなかったプレーを称賛したい。引き続き先発出場が妥当な判断だろう。

MF〜FW

ボランチにおいては、前節グスタフソン選手が外されたが、ホームに戻っての一戦はゲームメイカーの彼を使ってくるはずだ。ポイントは安居選手の使い方だが、ビルドアップ面を含めて一度外しても良さそうだ。また、火曜日には安居選手が体調不良で練習を欠席したとの情報もあるので、休ませるにはちょうど良い機会かもしれない。

そして二列目だが、前節は左サイドアタッカーに長沼選手を浦和移籍後初先発で起用。しかし無念のハーフタイム交代。今節も先発での出場は難しそうだ。
そこで指揮官お気に入りの小泉選手を起用してくるのかが気になるところ。
過去の途中出場では、印象的なプレーをしていたが、そろそろ先発で使ってもいいレベルだ。期待したい。

☆展開予想と相手の特徴

試合のポイントとなるのは、セレッソが敷いてくるであろう3-4-2-1のシステムを浦和が崩せるかどうか。全てはここで決まりそうだ。

ボールなど試合を支配できるのは浦和との予想を立てている。セレッソは水曜日にリーグ戦を戦っており、ホームで開催されたものの中2日でアウェイ浦和戦は日程的にトレーニングは積めない。水曜日のガンバ戦と似たような内容になるはずだ。

《攻撃の特徴》
“システム変更を受け花開いた選手たち”

3試合前の湘南戦から3バックにシステム変更し、3-4-2-1のポジションに若い選手を中心に当てはめていったようだ。

その中で選手として印象に残っているのはMF阪田とFW北野だ。

MF阪田は浦和の大久保智明のような仕掛け方で、右サイドのポジションから中にカットインしてくるようなドリブルが特徴。
仕掛けは良いがその後の出来は悪く、良くも悪くも大久保に似ていると思うが、攻撃の芽になる選手なので気をつけたい。

FW北野は数年前から試合に出始めたものの、なかなか花が咲かなかった選手。しかしここ3試合は全て先発とシステム変更を受け新しくできたシャドーの適正ポジションでチャンスを掴んだ。

この若い2選手が右のウイングバックと右のシャドーを務めるので、浦和の左サイド陣は勢いにやられないよう注意していきたい。

また、サイドでの突破後は言わずもがなFWレオ・セアラがいるので、今回先発出場が濃厚な佐藤瑶大を中心に、自由にやらせないよう封じ込むのがタスクとなる。

《守備の特徴》
“コンパクトでアグレッシブな守備”

3バックシステム、要は守備時に5バックになるのが特徴のフォーメーションを組むが、このシステムによって前線3枚が積極的にプレスに行けるようになった

もちろんボランチの2枚がバランスを取っているが、ウイングバックの2選手を含め、不安定な浦和のビルドアップを相手に狙いを持って来そうだ。

相手の小菊監督は試合前の記者会見にて「コンパクトでアグレッシブな守備」がこの浦和戦で鍵になると発言。
やはり分析通りディフェンスラインの上げ下げをはじめコンパクトかつチームとして統一感を保ちながら90分を過ごしてくるはずだ。

その中でディフェンスラインのDF西尾、MF田中駿汰、DF進藤の3枚は対人には強いが、スピードに特化した選手ではない。

スコルジャ監督体制になってからウイングはなかなか高い位置を取れなくなったが、相手ウイングバックとストッパーとの間の空間で仕掛けられるか、しっかり見ていきたいと思う。

☆キーマン

[浦和] 大久保智明選手 背番号21(RMF)

相手の阪田澪哉と同タイプな彼はお互い右サイドとして結果を残せるか。
スコルジャ監督就任後も安定したプレーで攻撃の起点になっているが、また一つここで結果が欲しい。
ここ2試合無得点なチームを救うべく、アタッカーからの得点やアシストは必要だ。

[大阪] レオ・セアラ選手 背番号9(CF)

一言で言えばセレッソのキング。
得点は現在13得点で、PKを多く含んでいるが得点力は常日頃磨かれている。
ボックスストライカーとして強靭なフィジカルで相手を背負い、危険なスペースにも必ず顔を出すキーマンと呼ぶべきプレイヤーだ。
攻撃だけでなく、守備も惜しみなくプレスをかけ続けてくれるので、毎試合チームに大きく貢献している。

☆結びに

過去2試合無得点完敗。
流れを崩すのは昨季リーグ戦初勝利のこの相手。

絶対的守備の要ホイブラーテンが欠場濃厚だが、今いる選手たちで結果を残そうじゃないか。

美しいサッカーはできないかもしれない。
これはスコルジャ監督が事前に言っていたこと。

この試合を最後にインターナショナルウィークに入るので、これまでやって来たことを全て出し切って中断期間を迎えたい。

勝つぞ。勝って反省、勝って反省を続けていこう。まず一つ、必ず。

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