
J1第2節 vs京都(A)
2025/2/22 14:00 INサンガスタジアム
前節は開幕戦で昨年の王者ヴィッセル神戸と対戦し、良い印象を残し希望に満ちた内容を見せたレッズ、今節は昨年終盤戦に怒涛の好調さを示した京都サンガF.C.との対戦。
京都は開幕戦で昇格組のファジアーノ岡山と対戦し、0-2で敗戦を喫している。ホーム開幕となるこの試合で初勝利を狙う状況だ。
前節スタメン出場を果たしていた浦和からレンタル移籍しているDF宮本がこの試合規約上出場することができない。したがって開幕戦からメンバーを変更する必要がある。
おそらく鹿島から移籍してきたDF須貝が務めると思うが、この起用が功を奏すのか注目が集まる。
☆京都サンガF.C.戦への展望
情報と印象
・システムは4-3-3
・強度の高いサッカーで果敢に挑む
・走力と高さのある選手が多い
・古巣対戦!井上黎生人選手
・開幕は黒星発進で良い印象があまりない
予想メンバー

グスタフソン 長沼 長倉 前田
希望メンバー

グスタフソン 長沼 長倉 前田
離脱選手: 柴戸
出場停止: なし
GK〜DF
前節のメンバーから変更はないはずだ。
センターバックには新外国籍選手のボザ選手が開幕戦に間に合い、不安視されていた周りとのコミュニケーションも問題なく対応しているように見えた。本人曰くまだまだ序の口に過ぎないと100%ではないプレーであったようだが、安定性は流石であった。
また、荻原選手も怪我明けから開幕戦に間に合い、フル出場はできず長沼選手へ途中交代したものの、積極的なプレーでファンを沸かせた。
MF〜FW
こちらもメンバー変更は無さそうだ。
ボランチは渡邊選手のプレーぶりが気になっていたが、開幕戦は問題なくできていたので、このまましばらくボランチでの出場が濃厚だ。
パートナーの安居選手もバランス良く安定していたので、本人にとって初めての良い開幕スタートを決めることができた。
前線の並びが予想しにくかったが、サヴィオ選手を左に、松本選手をトップ下に入れた前節からのメンバーがしばらくのスタメンと予想。
2列目は新加入3選手の並びとなったが、前節は素晴らしいパフォーマンスを見せたのでこの試合でも期待だ。
☆展開予想と相手の特徴
今回対戦する京都は、前節の神戸同様4-3-3のシステムを採用しており、神戸と同じく強度高く戦ってくる似たようなチームだ。
その点、京都を対策し易く、想定し易い。前節の神戸戦で出た課題をクリアにできているかが顕著に見られそうだ。
展開予想では試合全体では浦和が優位に進めていくだろうが、試合開始直後から勢いを持って進めて行くのはホーム京都なはず。
浦和は前節同様、耐えるところは耐え、粘り強く機を見ていく必要がありそうだ。
《攻撃の特徴》
「前線のトリオが鍵」
ビルドアップでは左で構築し、左インサイドハーフのMF平戸が右ウイングのFWマルコ・トゥーリオへチャンスメイクする形が典型的な攻め方だ。
3トップの三人はストライカー気質の強い選手で、比較的中央に集まるユニットである。
京都が狙ってきそうなのが浦和の右サイドバック関根貴大に対して京都FW原を当て、物理的に優位性を作ってくることだ。彼は191センチの長身選手なので、関根選手は手を焼くかもしれない。
《守備の特徴》
「曹貴裁らしく激しい守備力」
非保持である守備では、ボールホルダーに対して自分のポジションを捨ててまで寄せていく激しい守備を見せるチーム。集団で囲みに行く守り方を見せているので、浦和はプレス回避がポイントとなりそうだ。
しかし、対人に強く行く故、ディフェンスラインが高くなり裏が空きやすいのが特徴。
特にサイドバックのMF佐藤響、DF須貝を中心に相手ウイングに対して寄せて行くので、そこのスペースが空きやすく、センターバックのカバーリングが間に合っていないシーンが散見した。新外国籍選手となるDFパトリック・ウィリアムがそのポジションを務めているが、コミュニケーションの問題か、統率が取れていないように見えたのでそこは狙い目と見て良さそうだ。
☆キーマン
[浦和] 関根貴大選手 背番号14(RB)
キーマンに挙げるのは今季右サイドバックを務めるキャプテンだ。
対面する相手のキープレイヤーを抑え、昨年の対戦同様、右サイドバックの位置から裏へ飛び出す動きやインナーラップしボールに関わる前節のような動き、柔軟な対応ができるかが鍵となってきそうだ。
前節の好パフォーマンスを続けたい。

[京都] 原大智選手 背番号14(LW)
こちらも背番号14のフォワードが京都のキーマンだ。
昨年の前回対戦時では浦和のゴールを脅かせ、長身でダイナミックなプレーをするのが彼最大の魅力。前線3トップのパートナーはどちらもブラジル籍選手だが、彼らとは問題なくプレーできており、怖さが増してきたところ。
海外経験を挟み日本に帰国したがスケールの大きいプレーには気をつけなくてはならない。
☆結びに
開幕から1週間経ち、2戦目である程度今季の出来を左右する大事な試合。
内容はもちろんのこと、まずは勝利を目指して闘っていくのを目標にしていきたい。
優勝するためには内容が悪くても勝ち点3の獲得が必須。泥臭くても一つ一つのバトルに打ち勝って行こう。
当日の現地京都は雪予想が出ているので、ファンサポーターの安全は当然のことながら、選手は入念なストレッチをしてもらい怪我なく終われるよう祈りたい。
