ACL GS4 vs大邱F.C.🇰🇷 (H)

2022/4/24 (日本)20:00 INブリーラムCスタ

前節ボールを持ちがならも上手くいかず、ワンチャンスをモノにされ敗戦。今節も同じ相手とリターンマッチだ。

大邱は確実な勝利を手にしたことにより、首位突破へアウェイゴール並みのアドバンテージを得た。
レッズとしては勝つのはもちろんの事、人や戦術を変更するなど準備は必要だ。

この試合からスタジアムが異なる。
比較的質の良かったブリーラムスタジアムではなくブリーラム“シティ”スタジアムは今まで戦ってきた場所と違って劣悪な環境である。
サッカー以外でもこの競技場を使用するらしいので芝に足を取られないよう注意したい。

☆大邱F.C.戦への展望

情報と印象
・システムは5-4-1
・堅守速攻なサッカーで勝利を狙う
・激しく戦っている選手が多い
・韓国チームにしてはセーフティディフェンス

予想スタメン

希望スタメン

欠場濃厚: 犬飼、平野
出場停止: 岩尾

GK〜DF

短い準備期間でやれることはメンバーを変えて戦略を彼らに植えつかせる事。
大胆ではあるが、これなら大邱が読むには難しいだろう。

ディフェンスラインに縦パスが入り切らないのであれば、良いイメージを持って余計や先入観がない知念選手を起用して可能性を広げてみてはどうか。

サイドバックによる攻撃の圧力として、酒井選手の火力は魅了的であり、重宝したい。
左では積極的に攻め上がりを見せる大畑選手も悪くないが、疲労や相手の認知も含め、明本選手を起用してみても面白い。

MF〜FW

前節停滞した攻撃陣では、ボールを納められないユンカー選手を置くより、江坂選手の最前線が功を奏しそうな印象だ。

しかしこれには注意が必要で、
リカルド監督が参考にしているマンチェスターシティのようにウイングポジションの選手が前目の位置で仕掛けられるかが重要。

したがってモーベルグ選手や関根選手、松尾選手やシャルク選手と言ったあたりが高い位置を取れるかが試合を占う鍵となりそうだ。

☆展開予想と相手の特徴

前節チームも予想できなかった5-4-1のブロック相手にかなり苦戦した。

大邱は浦和相手に上手くいなしていたのでやり方を変える必要はなく、バイタルエリアでの守備を修正するだけだ。この試合も同じように5-4-1のシステムで挑んでくるだろう。

大邱は自分達の形で勝負してくるタイプではなく、相手に合わせて勝機を伺うサッカーをするので、またも苦戦するだろうという印象がかなり強い。

《攻撃の特徴》
浦和も失点したように、クロスからの得点が多い。ACLだけでなく他のシーンも探っていても、高確率でサイドからのクロスボールが入ってくる。

自分達がポゼッションする時でも中央で起点を作るのではなく、サイドから仕掛けてくるあたりから、攻め方は明確。

浦和のようにサイドアタッカーでカットインするプレイヤーはそう多くないので、縦に行かれても中に入らせなければ構わない。

《守備の特徴》
先程も5-4-1のブロックと記したが、それ以外にも5-3-2、緩くした3-5-2と種類は豊富。
浦和相手に通用したプレッシングとブロックは無失点を経験したことにより、自信がついたはずだ。

前回の試合で分かった通り、
中盤の選手まではガツガツと襲いにくるのに対し、ディフェンスラインの選手はファールをせずにセーフティな対応を心がけているように見える。
これは韓国のチームでは珍しい事で、日本のようないやらしい守り方だ。

ハンド以外でPKを与えるとは思えず、積極的な仕掛けやコーナーキックでの得点機を逃さないようにしたい。

☆キーマン

［浦和］　関根貴大選手　背番号14（SH）

浦和のACL奪還に不可欠な存在。
ウイングの位置で高く張るだけでなく、守備時のプレスも重要。
やることは多いが、彼の気持ちと闘う部分で上回ってもらいたい。
最近は腕章を巻く試合が多いが、空回りしないよう願っている。

［大邱］　ゼガ選手　背番号19（CF）

浦和相手に高いヘディングを喰らわした長身フォワード。
点を決めるだけではなく守備時での高さを補える為、果敢に向かうだろう浦和相手に邪魔な脅威となれる存在。
前節攣って交代したが流石に起用してくるか…
いずれにせよ気をつけたいプレイヤーだ。

☆結びに

岩波選手が“同じ相手に2度は負けない”と自分達を奮い立たせていた。
この試合に勝てなければ首位突破は厳しい。

自分達のチカラを見せるチャンス！
存分に示してほしい。

☞確実な勝利を