
J1第36節 vs広島(H)
2024/11/10 15:00 IN埼玉スタジアム2002
前節はACLEの日程の都合で1週間半前に試合をしマリノス相手に0-0と勝てるチャンスがあったレッズ。今節は開幕戦で0-2の敗戦を喫した2位サンフレッチェ広島との対戦。
広島は現在首位神戸に勝ち点差2を追いかける状況だが、この試合の1時間前に行われる神戸の試合結果によっては首位に返り咲ける。
そうなった場合、浦和の負けを意味するが、ピックアップマッチとして取り上げられるこの一戦を展望していきたい。
☆サンフレッチェ広島戦への展望
情報と印象
・システムは3-4-2-1
・アグレッシブでクオリティの高いサッカー
・選手同士の連携が良い
・A代表に大迫敬介
・夏の補強で戦力を落とさなかった印象
予想メンバー

長沼、サンタナ、二田
希望メンバー

原口、サンタナ、二田
離脱選手: 大久保
出場停止: なし
GK〜DF
キーパーと4バックは、出場停止明けのホイブラーテン選手が佐藤瑶大選手に代わって入るだけで基本的に変わらないはずだ。
中には右サイドバックに関根選手を入れるオプションがありそうだが、これは試合中での修正でスタートは石原選手が務めると予想する。
MF〜FW
注目なのは2列目の人選。
おそらく前節と変わらぬ松尾ー渡邊ー関根の並びになるはずだが、大原での練習では前田選手の好調さが目立った。
スコルジャ体制では、サイドバックができ、攻守両面でタスクをこなせる長沼選手に劣り出場機会が恵まれないが、このタイミングでチャンスは舞い込んでくるだろうか。
長沼選手は今回育成時代に所属したサンフレッチェが相手ということで、少しは気持ちの昂ぶりがあるか。指揮官からも公式会見で取り上げられていた名であるので、注目してみていきたい。
☆展開予想と相手の特徴
ホームの浦和が押し込むかと思いきや、力のある広島が浦和のミスを狙って攻め込んでくるはずた。
浦和からしたら後退りしてしまうかもしれないが、積極的に前へ出ることが大切だ。
《攻撃の特徴》
「攻撃の多彩さ」
ポゼッションはもちろん、カウンターでも鋭くキレがあるのが大きな特徴。
前線は長身の外国籍選手がおり、FWゴンサロ・パシエンシアをはじめFWピエロス・ソティリウ、FWドウグラス・ヴィエイラ、MFトルガイ・アルスランといった力のある選手がいる。
そこに気を取られてしまえば、浦和キラーのFW加藤が虎視眈々と狙っており、一時も集中を切らしてはいけない相手だ。
上位チームではあるがビルドアップでミスが目立つ。
ディフェンスラインはDF佐々木DF荒木DF中野であるだろうが、ウイングバックへの縦パスやボランチ経由の段階で、パスコースを切る相手のプレスによってハマってしまう場面が多くある。ここでピンチを招いており、失点をしてもおかしくない。
《守備の特徴》
「強固な3バックを築き頑丈」
ウイングバックとストッパーの間のスペースを浦和はどれだけつけるかがポイントとなりそうだ。
そのため、浦和ウイングが守備でも比較的高めのポジショニングを取れるかが相手ストッパーの攻め上がりを抑える効果になるはずだ。
しかし、スコルジャ監督のやり方では、引いた陣形の4-4-2を敷くので、ディフェンスライン左右のストッパーは積極的に高い位置を取ってくるだろう。ここがこの試合最大の懸念だ。
☆キーマン
[浦和] 長沼洋一選手 背番号88(LB)
古巣の広島相手に左サイドで良さを見せつけられるか。
浦和ではまだ出場時間が短く、彼の良さを引き出してはいないが、コンディション調整があった大畑選手の代わりなど出場機会はあるはずだ。スタートから見てみたい選手のひとり。

[広島] G・パシエンシア選手 背番号99(CF)
レッズはこの選手と対峙するのはお初。
長身でポストプレーをはじめ、オールマイティに優れたフォワード。
驚異的な破壊力を見せてきているかと言われればまだまだこれからだろうが、随所で良さを見せ適応している。
☆結びに
浦和はまだ残留を確定できていない状況。
勝って勝ち点を45に積み上げられれば残留が確定するが、広島という強い相手に勝てるだろうか。
4万4千枚が発券されたこの試合は注目度の高いゲーム。
選手たちが口々に揃えるのは、この試合の内容によって来季への希望をサポーター達に見い出させること。
ある意味今季の集大成となるビッグマッチで、良くも悪くも自分たちの実力が見られる一戦。
不安もあるが楽しみにしていきたい。
