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J1第34節 vs東京V(A)
2024/10/19 17:00 IN味の素スタジアム
前節はセレッソ大阪相手にセットプレー一発を喰らいそのまま沈んだレッズ。今節は代表ウィーク明けのリーグ戦再開試合となる一戦で、東京ヴェルディとの対戦だ。
ヴェルディは直近4試合2勝1分1敗で8位につける勝ち点48だ。
夏頃から調子が上向きで、前節湘南に負けたものの、それまでは7戦負けなしできた好調ぶり。
今季は他クラブからのレンタル移籍組がスタメンを占める編成となっており、パリ五輪に選出されたMF山田楓喜をはじめ、ガンバ大阪からFW山見、京都サンガから山田同様FW木村を補強した。アカデミーではDF谷口栄斗やキャプテンMF森田など日本人を中心にチームが成り立っている。
☆東京ヴェルディ戦への展望
情報と印象
・システムは3-4-2-1
・技術力を武器に強度を保つサッカー
・日本人選手の活躍の場となる
・野心を持った選手が多く在籍している印象
予想メンバー
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グスタフソン、長沼、リンセン
希望メンバー
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本間、松尾、サンタナ
離脱選手: なし
出場停止: なし
GK〜DF
この試合のポイントは浦和で左センターバックを担っているホイブラーテン選手だ。今のチーム状況を考え、無理して起用する必要はないが、試合に向け準備ができているようであればベンチ入りでもできたらと思う。焦点となるのは本人に”怖さ”があるかどうか。
左サイドバックの大畑選手も先週体調不良を訴えトレーニングを欠席する日があった。フルで使えるスタミナが戻っているかどうかは慎重に判断しなくてはならないが、前所属のノルウェー時代に左サイドバックで起用されていたホイブラーテン選手をこのポジションで使ってもいい。
この試合も引き続きディフェンス陣に問題を抱えているが、スコルジャ監督はどのような判断・起用をするのか注目したい。
MF〜FW
直近3試合で無得点の攻撃陣は血の入れ替えが少し必要かもしれない。
タイミング的にも2週間の準備段階があり、調子のよい選手を見定める良い期間となっている。
私はスコルジャ監督が絶大な信頼を得ている関根ー大久保両選手は守備でのポジショニングが良いことでアウェイ戦を中心に起用されているが、この試合では、守備にまわってほしくなく、修正してきたであろう攻撃に注目したい。
そこで攻撃でアクセントの加えられる中島選手、前田選手をはじめ松尾選手や本間選手などを先発起用してもらいたところだ。
残念ながら中島選手をサイドでみることはできなさそうではあるが、前田選手とともに古巣のヴェルディ相手に躍動する両翼を楽しみにしたい。
そして最前線にはサンタナ選手かと思いきや、負傷から復帰したリンセン選手が先発出場する可能性もあるようだ。
チーム内で流動的に動ける選手はリンセン選手なので、スタートから使えればよいが、コンディションを考慮しサブスタートが濃厚だ。
☆展開予想と相手の特徴
基本的にホームヴェルディがボールを支配するかと思いきや、案外浦和の方がポゼッション率が高く、先制点次第では上手くいくのではないかと予想している。
9月のリーグ戦ではスコルジャ監督が再就任となり、浦和はバタバタとした1ヶ月であったが、スコルジャ監督の言う最初の4試合を経て、各選手の評価が定まったと言ったところか。
この試合へのメンバーでこれからのベースが見えてくるだろう。
準備してきたことが発揮できれば良いが、どのような展開になるかは予測が難しい。
《攻撃の特徴》
流動性を持たせカウンターでの攻撃が多い
数試合を分析したところ、どの試合も1トップ2シャドーの距離感が良いないう印象だ。
トップに入るFW木村は持ち前のフィジカルでボールを収め、シャドーにはFW山見とMF山田楓喜のテクニシャンタイプがタイミングよく相手陣形の4-4ブロックの隙間に入り込みプレーすることを好む。
ウイングバックではMF翁長やDF宮原といったサイドバック出身者が多く起用されており、素早く攻撃参加を武器とする選手というよりは、セカンドタイミングで上がって行き、クロスなどを活かしながら走力を買っているようだ。
攻め方では基本的にトップに当てて押し込むか、2シャドーが持ち上がっての攻撃が多い。
したがってカウンター気質が強い。
弱点や弱みのある点であるが、各選手のプレーの質や精度はどうしても高くない。
仕留める質は持ち合わせているものの、肝心な時や確実に仕留めるべきシーンでミスをするシーンが目立つ。
ここが改善されれば良いが、ヴェルディのクラブ規模や育成を考えれば目を瞑るべきと思うが、やはり怖さが足りない点と言えそうだ。
《守備の特徴》
不安定なディフェンスラインが改善されているかどうか
おそらくこの試合も5バックであるだろうが、ディフェンスラインを低く保つ形をとっているが前節の湘南戦で裏へ突かれるシーンが目立ち、まだまだ安定したシステムではないように見える。
しっかりとブロックを組んだ状態で裏を突かれているようでは不安定さが出てしまうが、ヴェルディ攻撃陣が敵陣へ押し込んだ後の被カウンター時には広大なスペースを空けてしまっており、相手攻撃陣が余裕をもって仕掛けることができる状況。
ここのリスク管理は必要だが、城福監督は修正して臨んでくるだろうか。
前節の試合後、監督インタービューでは失点のシーンについて言及し、「歩いている選手がいるようではダメだ」と悔しさや呆れ具合を露わにした。
若い選手が多いヴェルディだが、熱量の持った監督の下、再スタートを切れるかが重要だ。
☆キーマン
[浦和] 本間至恩選手 背番号19(LM)
今回は代表ウィークで2週間の中断期間を経てからの再開試合。メンバーなど情報が制限されている中のゲームでサプライズでのメンバー入りを期待したい。
タイプ的に言えば浦和の10番中島翔哉と同じプレースタイルであり、序列的に中島翔哉を上回れない状況だが、まだ24歳で腐らず成長していければ浦和で輝く日は来るはずだ。
新潟で培ってきた技術力とスピードは現在浦和でのトレーニングで見せつつある。夏の加入組で最も出場機会が限られているが、出番を虎視眈々と狙いたい。
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[東京] 木村勇大選手 背番号20(CF)
前回対戦時にはこの選手に失点を許し、浦和サポーターの前で威勢を放つなど強いメンタルを持った選手だ。
この選手最大の持ち味はフィジカルを活かしたプレーと前を向ける推進力だ。
強靭なタイプに対する耐性が今の浦和センターバックにあるとは思えないが、この選手を好き勝手にさせないことがヴェルディを低調に誘うきっかけとなるはずだ。
☆結びに
代表ウィーク明け一発目。
また違ったレッズを見せてくれると期待。
10月は残留を確定させることが目標かと思うが、大事なのは来年への礎を築くこと。
残りの試合をただの消化試合にならないように、クラブスタッフを中心に成長していかなくてはならない。
その過程を楽しみに見れれば。
今季はこのマインドで残りの試合をサポートしたい。
でもやっぱり勝っている姿を見るのが一番。
失点を0に勝ち試合を見せてくれレッズイレブン。
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