ACL SF vs全北現代🇰🇷（N）

2022/8/25 19:30  IN埼玉スタジアム2◯◯2

ここまで順調に無失点で準決勝まで勝ち上がってきたレッズ。この試合では準決勝でヴィッセル神戸を倒した全北現代モーターズとの対戦。

ここまでお互いACLを勝ち抜いてきた両チームで、全北はKリーグで現在5連覇中と日本で言う川崎のようなチームと言えるだろう。

攻撃は縦へ速いカウンターとクロスを狙うだけで、遅攻や人数をかけた崩しはACLの2試合で見られていない。
また相手ディフェンスラインに並ぶ人数は4枚〜5枚と比較的攻撃陣が高い位置を取る傾向がある。

守備では最後まで粘り強く守り切るのが特徴で、浦和が崩すのは本来容易ではないはずだ。
ただ、彼らの弱点はクリアなど蹴り出した後のラインアップが遅く、ディフェンスラインが揃っていないことがウィークポイントなのではないかと感じた。

そして浦和との大きな違いがプレー時間だ。
2試合とも90分で決めて終えているレッズに対し全北は2試合とも延長の120分で勝負が決まっている。
連戦の体力面や異国の地でのコンディション面で万全とは言えず、全北は言わばアウェイな訳で浦和が圧倒的優位な状況。

ラウンド16と準々決勝両日共に終盤で脚を攣る選手も何人か見られる中ゲームに臨むので、90分中で脚を攣って時間潰しをすることが考えられる。
冷静に集中を切らさないことが重要だ。

☆全北現代戦への展望

情報と印象
・システムは4-2-3-1
・粘り強く勝者のメンタリティを持つ
・対人で個に対する能力が高い
・球際に激しく隙を与えない印象

予想スタメン

希望スタメン

欠場濃厚: 犬飼、平野、リンセン
出場停止: なし

GK〜DF

ここまで無失点を継続している守備陣で変更する必要は全くない。唯一試合途中で変更するべきポジションになりそうなのが左サイドバックかもしれない。

大畑選手は決して高さがある選手ではなく、競り合いも得意ではないので、相手外国籍選手に頭上でヘディングされる可能性が高いだろう。いくら主体的に攻めていたとしてもワンチャンスを狙ってきそうな予感があり、彼が悪いかはとは言えないだろうが、できれば知念選手などに終盤交代し、プランはしっかりと考える必要があるだろう。

MF〜FW

こちらも問答無用で選手変更する必要が全くない。

前線の縦並びの関係であるトップとトップ下の関係である松尾&小泉ペアとユンカー&江坂ペアがセットで機能しており最高の状態だ。この試合も継続してこのペアが組まれるだろうから、好調を維持してもらいたい。

☆キーマン

［浦和］　伊藤敦樹選手　背番号3（RCM）

まず彼のスタミナがどのくらい持つか。
攻守において幅広く顔を出せるプレイヤーなので今のチームの要で出来るだけ長くピッチに立っていたい。
できればいつも通りスタートから飛ばし、60分過ぎから同ポジションの安居または柴戸へスイッチしたいところ。
タイミングの良い上がりと厚みでゲームを支配したい。

［全北］　バーロウ選手　背番号11（LW）

左利きのスピードスターで縦へ運ぶ選手。
準々決勝の神戸戦では相手のミスを見逃さず彼のスピードを活かした前線2枚で得点を取ってみせた。
対峙する相手は体力面で万全であろう現日本代表の“酒井宏樹”が相手だ。しかしもし彼ではない場合、インターラップで攻撃的なポジショニングを取る馬渡選手の起用が濃厚で、一発で奪いに行き抜かれるシーンが散見された彼は正直ミスマッチか。是が非でも酒井を当てて、奪回されたとしても早めに潰したい。

☆結びに

前日記者会見でチーム副キャプテンである
関根貴大選手が
「1人でも多くのファン・サポーターの方に埼玉スタジアムに足を運んでもらう必要があると思っています。1人の力が本当に選手の後押しになりますので、サポートをよろしくお願いします」とファン・サポートへ向け自ら発信した。
彼自身がチーム内の役割を全うし、長年の在籍から浦和の責任感を自覚しているのがとても誇らしい。

また西川周作選手も話していたが、
「次に勝たなくては意味がなくなる」と発言しているので、この試合への期待度が非常に高い。

未だ全北に勝ったことがなく、チームも再びACL決勝の舞台でリベンジを果たすべく勝利は絶対だ。

浦和レッズに関わるすべての人の目の色を変え、この試合を迎えたい。
最大限のサポートをして勝利、そして勝利の味を噛み締める『We are Diamonds』を埼スタで響かせようではないか。

いざ決戦。最後まで闘い抜け。

☞ホームの強みを活かせ