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J1第35節 vs横浜FM(A)

2024/10/30 19:00  IN日産スタジアム

先日は柏レイソル相手に終了間際でのPK獲得にて勝利をモノにしたレッズ。今節はACLEの日程の影響で35節が前借りとなる一戦で横浜F・マリノスとの対戦する。

マリノスは直近5試合の成績が1勝2分2敗。リーグにいたっては1分4敗。前節新潟戦で引き分けるまでは4連敗と浦和と同じ成績を出し、リーグ戦は8月24日のホーム国立を最後に勝利していなかった。

夏にはこれまで率いていたキューエル監督を解任し、コーチから昇格という形で新監督になったハッチンソン監督がここまで率いているが、ファン・サポーターの期待には応えられていない現状だ。

そんな泥沼の両チームが戦う試合を展望していきたい。

☆横浜F・マリノス戦への展望

情報と印象
・システムは4-2-1-3
・攻撃的なアタッキングフットボール
・ブラジリアントリオが脅威なチーム
・昨年の浦和と同じような日程を歩んでいる

予想・希望メンバー

牲川 石原 中島 松尾
武田 長沼 サンタナ

離脱選手: なし
出場停止: ホイブラーテン

GK〜DF

今節は守備の要ホイブラーテンが出場停止。代わりには佐藤瑶大選手が起用されることが当確だが、井上選手とのコンビには安心ができない。この試合は多くのことを求めず、最低限クリーンシートに抑えられれば及第点を与えられるだろう。

右サイドバックには石原選手が入る予想もあるが、対峙するアタッカーの守備の面やビルドアップ面を考慮し、関根選手が入ると予想する。

MF〜FW

ボランチはおそらく安居選手グスタフソン選手の安定コンビが組むだろう。もしかしたら安居選手と原口選手のコンビがありそうだが、グスタフソン選手を欠かすことができない。

2列目には不動の渡邊凌磨選手をはじめ大久保選手は確定として、トップ下には原口選手が置かれてファーストディフェンスを任せられるだろう。
また、リンセン選手もスタメン起用が濃厚で、前半からプレス強度を落とさないようにしたい。

☆展開予想と相手の特徴

ホームのマリノスが勇猛果敢に攻めてくることは容易に予想できる。また、日産スタジアムでの勝利は2018年から遠ざかっており、この試合でも難しい戦いを強いられるはずだ。

しかし、今のマリノスには勝てる要素が多くある。今年は試合数が少ない浦和に対し、マリノスは昨年の浦和以上に試合数が多くあり、ACLEをはじめ先日には天皇杯を戦い抜いた。
その試合は延長戦で敗れており、ダメージは甚大。スタミナとメンタルの両方の面が難しい状況でこの浦和戦を迎える。

ここ数年から勝率が年々下がっている要因として、攻守ともに言えるのが小さなミスが多いこと。少しの狂いがいくつかあり、それが重なりうまくいかない試合が多い。

《攻撃の特徴》
「ショートカウンターからの攻撃」

これまでのマリノスはポゼッションを多くしながらサイドからの突破でゴールを狙う場面が多くあった。しかし最近の攻撃ではショートカウンターからの得点機会が多くある。

FWエウベルを中心に攻め上がり、サイドのMF井上やFWヤン・マテウスにボールを預け、最前線の要FWアンデルソン・ロペスに合わせる。

昔から変わらないのはクロスからの得点がマリノスの大きな形。そこを支えるのはボランチのMF渡辺とMF天野になりそうだが、流動的に動いているので、浦和はマークの受け渡しには注意だ。

《守備の特徴》
「守りきれないマリノス」

無失点に抑えられるゲームが少なく、常に守備の隙がどこかしらにある状況が続く。

一つ思いつくのは間延びしていることだ。

ショートカウンターを繰り出す一方で、この攻撃が失敗に終わった後に余裕を持って自陣ゴール前へ迫られてしまうシーンが少なくない。
その際、一般的にディフェンスラインを下げる傾向にあるが、センターバックに入るDFエドゥアルドやDF畠中、DF上島はズルズルと下がり過ぎてしまうケースが多い

特にDF上島はポジショニングと出足、判断がよろしくない。ドイツ・ドルトムントに所属するジューレのような選手だが、センターバックとしての能力が今ひとつ足りないように思える。
この試合は前の試合から中2日であるので、どのような人選になってくるか分からないが、その都度狙いを持って浦和攻撃陣は工夫してもらいたいと思う。

☆キーマン

[浦和] 原口元気選手 背番号78(CM)

今のチームにメンタルの面で重要な役割を果たす浦和出身のファイター。
この頃のパフォーマンスは周りとの連携をとりながら自分自身のプレーをどうするか探っているようだ。
この試合では守備の面でバランスを取る役割を与えられそうだが、攻撃の面で顔を出し、存在価値や結果を残したい。

[横浜] 植中朝日選手 背番号14(CF)

強烈なブラジリアントリオをトップ下の位置で支えるのはこの選手。
同じポジションにはプレースタイルの似た西村拓真という同等レベルのライバルがおり、なかなか出場機会を確保するのは難しいことだが、現在はコンディションの影響もあり彼が少し優勢か。
最近の試合では途中出場が多いが良いアクセントをつけている。気をつけなくてはいけないプレイヤーだ。

☆結びに

今節も同じ、互いに勝ち点が42同士の一戦。

浦和は1週間、マリノスは中2日で圧倒的に余裕のある状況。走り負けはありえない。

守備の要ホイブラーテンを欠くのは苦しいが、1週間の準備があったので大丈夫な出来には持ってきているはず。

少しでも順位を上へ。
不調で苦しいマリノスに勝つのは今、このタイミングだ。

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