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久保建英を語る #8 2023/24ラ・リーガ第13節 アルメリア戦(A)
こんにちは。久保建英速報管理人です。
今回は昨夜行われたラ・リーガ第13節 アルメリア戦の久保建英選手(以後タケ)について語ります。
今節はタケ本人と、タケを応援するファンにとって少し辛い試合だったかもしれません。
試合結果
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ゴール:オヤルサバル、カルロスフェルナンデス、スビメンディ
アシスト:アリツ
MoM:オヤルサバル
ソシエダ、アウェーで勝ち点3をもぎ取る
今節はブライスメンデスとスベルディアが累積で出場停止、CLとの兼ね合いもありソシエダはタケを温存して臨みました。結果として前半は得点に恵まれず、後半CKとPKでなんとか得点を積み、勝ち点3を持ち帰る事に成功しました。
久保建英選手のスタッツ
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この試合後半頭から投入されたタケ。スコアは0-0。タケならこの膠着状態を打開してくれる!と皆が期待したでしょう。実際、タケは得意のCKから得点を演出する活躍を見せてくれました。しかし試合後、我々の心に残ったのは清々しい勝利の余韻だったでしょうか?きっと違うと思います。
CLグループ突破の威厳は何処へ…苦しんだ前半
ソシエダは先日のCLマッチデイ4で勝利を収め、早々にグループ突破を決めました。その力強く堂々とした戦いぶりに、多くのファンが熱く盛り上がった事でしょう。
今季もソシエダは強い!ラ・レアル万歳!
そんな浮かれ気分の頭に氷水をぶちまけられたかのように、冷え切った気持ちにさせられたのが今節の前半戦でした。相手は現在ラ・リーガ最下位のアルメリア。アウェー戦とはいえ0点で折り返しは残念の一言です。原因としては主力であるブライスメンデス、スベルディア、タケの不在でしょう。攻守に利くこの3人がいないソシエダは、やはり厳しいと言わざるを得ません。
サディクは頑張った!
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前半でのポジティブな部分として、サディクがかなり奮闘していたところを挙げたいと思います。ゴールに近づく惜しいシーンをいくつも演出していましたし、シュートの積極性も好感が持てました。イエローを1枚貰ってしまったので早めの交代になりましたが、個人的にはもっと見ていたかった選手でした。
Sadiq, cerca del gol.#LaLigaHighlights | #AlmeríaRealSociedad | #WeareReal pic.twitter.com/lfflKz29Lq
— Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) November 11, 2023
あとは決めるだけ!これからも頼むよサディク!
後半の失点シーンを振り返る
タケを応援している身としては非常に辛いですが、彼が関与したソシエダの失点シーンに触れないのはフェアではないと思いますので振り返ります。
試合の76分、自陣近くで守護神レミーロからパスを受けたタケ。しかし、ややトラップが大きくなったところをアルメリアの選手に狙われ(ややファール気味に)ボールをロスト。そのままカウンターを受けソシエダは失点を喫しました。
タケの責任か否か。別れる意見
このソシエダの失点について、私が調べたところ各紙・各メディアで大きく二つの意見がありました。
完全にタケのミスである
全てタケの責任とは言えない
まず前者の意見としては、スペインメディア『El Diario Vasco』が「非常に弱いプレーを見せた。彼はまるで眠っているかのような状態でピッチに出て、愚かなミスでボールを失った」と酷評。
またラ・リーガの日本語解説も務めるPeriodista小澤氏も、自身のyoutubeチャンネルで「久保からすればファールではないかとアピールしていたが、あれぐらいのコンタクトでロストしてしまってはいけませんし、あれはファールではない。完全に久保のミス」と語りました(いつもはタケを高く評価されている方ですが、今回は辛口でした…)。
次に後者の意見としては、フットボールチャンネル小澤氏(※Periodista小澤氏とは別人です)がコラムにて「なんとかボールを受けようと久保が良い位置にいたのは事実。エルストンドには最初から弱気な姿勢ではなく、パスを差し込んでほしかったところだ。彼がレミロにボールを下げた時点で、久保がハーフスペースでパスを受けるのは難しかったと言える。失点の原因は、見え方としては久保のロストだが、1人の責任では全くないと断言していいだろう」と語っています。
ちなみに私の意見は後者です。理由はフットボールチャンネル小澤氏が詳細に語って下さっているのとほぼ同意見で、レミーロが苦し紛れのパスを出さざるを得ない状況まで追い込まれたソシエダ全体のミス、その最後の狩りどころがタケになってしまったのだと思っています。
タケにも責任はあるが、タケ一人が背負わされるものではない。
これが私の結論です。
後半30分でタッチ数2
この試合のモヤモヤする所の一つに「タケに良い形でボールが入らない」というのがありました。どのくらい入らなかったかというと、タケが後半頭に投入され、30分プレーしてボールタッチが僅かに2。最終的に19という数字に落ち着きましたが、結局タケはこの試合もシュートを打てませんでした。何故このような結果になってしまったのか、理由は2つあると思います。
①左サイド偏向の攻め
レアル・ソシエダというチームは左利きの選手が多く、左サイドからの攻めが多い傾向にあります。これは今に始まった事ではないですが、後述の②の理由と合わせてタケにボールがあまり回らなかったのではと考えます。
②ブライスメンデスの不在
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いつもトラオレ、タケとトライアングルを組み、ソシエダの攻撃を活性化させていたブライスメンデスの不在。彼の存在も大きかったのだとこの試合で痛感させられました。どんなに良い選手でも、パスが来なければ活躍するのは難しい。次節はブライスとの連携に期待したいものです。
最後に
勝ちはしたものの、個人的には色々とモヤモヤが残る試合となりました。次は代表戦。一旦気持ちを切り替えてタケを応援します!