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目木のキャリアとフュージョンバリュー創設まで
はじめまして。株式会社フュージョンバリューの目木(@Take_workstyle)です。
私はセールスコンサルタントとして、法人企業様のセールス支援をしています。
フュージョンバリューでは私がクライアント企業様のフロントに立つことが多く、ご相談者様にとっては、目木がどんな人間なのか気になる方もいるのではないかと思います。
本記事では、目木のこれまでのキャリアとフュージョンバリューが創設された経緯について紹介してまいります。
▼経歴
2002年 大学卒業後株式会社エイチ・アイ・エスに就職
2015年 プルデンシャル生命保険株式会社に転職
2017年 プルデンシャル生命保険を退職
2018年 派遣・アルバイトをしながらブログ運営を開始
2019年 コールセンターでテレアポを開始
2020年 Web制作・マーケティング支援事業を開始
2021年 インサイドセールス支援事業を開始
2024年 株式会社フュージョンバリューを設立
▼趣味
・野球観戦:時々、野球観戦に行きます。
・動物、爬虫類、昆虫、生物は何でも興味あります。
・旅行:国内外問わず、新しい土地で景色や文化、料理を楽しむことが好きです。
・マーケティング研究:日常からマーケティングについて研究することが趣味なっています。ブログ(マーケティングのある生活 ~No Marketing No Life~)も運営しています。
営業とマーケティング
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現在は株式会社フュージョンバリューの代表として、クライアント企業様のセールスとマーケティングの支援事業をしています。
営業に関わる事業でありながら、私自身、会社員時代の営業は鳴かず飛ばずでした。
フルコミッションで働いていたプルデンシャル生命保険の時は、貯金が底を尽き、次の仕事が決まらないまま退職して路頭に迷った経験をしています。
アルバイトをしながら営業の仕事に再度トライしたのですが、たった一つのことを取り入れたことで、営業の成果が劇的に変わりました。
それが「マーケティング」です。
マーケティングによって私の人生が変わったと言っても過言ではありません。
▼主なマーケティング施策
・広告
・SEO
・SNS
・インフルエンサーPR
・テレアポ
・DM
・チラシ配り
・展示会
etc
マーケティングには様々な施策がありますが、お客様の顔をどれだけリアルに思い浮かべて、その気持ちを想像し、理解できるかに尽きます。
営業はマーケティングの一部でありながら、マーケティングそのものも営業と言えます。
34歳で初めての営業職【旅行会社時代】
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そんな私の営業職のスタートは旅行会社時代の法人営業でした。
34歳という年齢は営業を始めるには少し遅いかもしれません。
それまでは店舗販売でご来店いただいたお客様の接客販売をしていました。
最初のミッションはテレアポ。
接点のない企業に電話をかけ、訪問のアポイントを頂く仕事です。
これが人生初めてのアウトバンドコールです。
初日のことを、今でも鮮明に覚えています。
オフィスで電話をかけ続けましたが、結果は0件。
翌日もひたすら電話をかけ続けましたが全く成果が出ません。
「どうすればいいのか…」と悩む私に、上司は一言。
「気合で取るんだよ」。
テレアポとは、根性と気合だけで乗り切るものだと、当時の私は思い込んでいました。
テレアポで全く成果が出なかったため、アウトバンドコールを諦め、企業からのお問い合わせ案件に電話をかけてアポイントを頂くインバウンドコールの営業に切り替えたのです。
そんな中、とある外資系の保険会社からお問い合わせが入りました。
その会社との打ち合わせを任された私は、訪問する機会を得ます。
それが、私の人生を大きく変える「出会い」になるとは、この時は全く想像もしていませんでした。
その会社の名前は「プルデンシャル生命保険」。
半年後、私はその会社に転職することになります。
フルコミッションの営業に挑戦【転職の決断】
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これまでたくさんの企業に訪問してきましたが、プルデンシャル生命の社員たちには他のどの会社とも違う「何か」を感じました。
彼らが持つ、営業に対する圧倒的な自信。
そして、自分の仕事に誇りを抱いていることが、言葉ではなく「オーラ」として伝わってくるのです。
その堂々とした姿に、私は自然と惹きつけられていました。
そんなある日、私が訪問した際に、その会社の担当者が声をかけてきました。
「今度うちで営業セミナーやるから、目木君も参加してみないか?」
予想外の誘いでしたが、心が少しワクワクしました。
これまで我流でやってきた自分の営業スタイルに、どこか不安を感じていたからです。
セミナーの誘いに迷うことなく参加の返事をしました。
そのセミナーは、私の想像をはるかに超えるものでした。
プルデンシャル生命の100年以上の歴史が詰まったセールスの哲学やノウハウ、顧客に寄り添うことの重要性、そして営業を「仕事」ではなく「価値を届ける手段」として捉える考え方。
すべてが新鮮で深く心に響きました。
セミナーの時間が進むにつれ、私は営業という仕事の楽しさと奥深さにのめりこんでいきました。
そして、自分がこれまでいかに表面的な営業しかできていなかったかを痛感させられたのです。
セミナーは単なる知識やスキルを教えてくれる場ではなく、「営業とは何か」を根底から考え直すきっかけとなりました。
セミナーが終わる頃には、ある感情が湧き上がっていました。
「この会社で働きたい」
「ここでもっと営業経験を積みたい」
それまでの自分のキャリアを振り返り、更なる成長を求めるなら、この環境が最適だと直感的に思いました。
そして、プルデンシャル生命で自分を試す決意を固めたのです。
修行の2年間【プルデンシャル生命時代】
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36歳でプルデンシャル生命に転職しました。
最初の2年間は、研修と実務を通じて、営業の本質を体で理解するため、修行のような日々を過ごしました。
・マインドセット
・トークスクリプト
・ロールプレイ
・切り返し対策
etc
保険は資格を取得しないと営業できませんので、隙間時間で試験勉強をしていました。
研修、外回り、テレアポ、ロープレ、試験勉強…。
これらを朝から深夜2~3時まで繰り返す日々。
スーツを着ない日はほとんどなく、入社して仕事を休んだのは1月1日だけでした。
この期間で、セールスの基本を徹底的に鍛え上げられたことは間違いありません。
しかし、どれだけ営業スキルを磨いても、私には大きな壁が立ちはだかっていました。
それは、「見込み客」を作ることの難しさでした。
いくらテレアポやプレゼンのスキルを磨いても、それを披露する「相手」がいなければ成果には繋がりません。
見込み客がいない現実は虚しさと先行きの不安を感じさせました。
結果的に、私は2年間で成果を出すことができないまま、退職することになりました。
どれだけスキルを磨いても、それを活かせるフィールドを築くことができなかった自分の無力さを思い知ったのです。
この2年間は、挫折と悔しさが詰まった時間でした。
しかし、同時に、営業の本質や自分の課題を深く理解できた期間でもあります。
営業の基礎や、努力することの重要性、そして「技術だけでは成功しない」という現実を学んだ経験は、今の私の土台となっています。
見込み客を作る難しさ、挫折の壁を超えるためにはどうすればいいのか、悩み抜いた経験が、フリーランス時代に活きてくることになります。
コールセンターとブログ運営【アルバイト時代】
プルデンシャル生命を退職した後のキャリアについては決まっていませんでした。
営業に打ち込んだ2年間が終わり、空白になった時間をどう埋めていくか。
これを「自分を見つめ直すチャンス」と捉え、あえて新しい経験に飛び込むことにしました。
アルバイトをしながらブログ運営の挑戦です。
コールセンターのアルバイト
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「これまでの自分にない視点を手に入れたい」
「営業スキルがどこまで通用するのか試してみたい」
そんな思いで、私は幅広い業種に挑戦しました。
・Amazon倉庫
・中古パソコンの仕分け
・オフィス移転
・食材の訪問営業
etc
中でも特に私の転機となったのが、コールセンターのアルバイトでした。
コールセンターでは、人材、ITサービス、健康食品など、実に100以上もの商材に携わりました。
それぞれ異なるプロダクトを扱いながら、「営業」の普遍的なスキルがどのフィールドでも通用することを試していきました。
・課題発見能力:顧客が抱える問題を引き出し、解決策を見つける。
・プレゼン能力: 自社のサービスが課題を解決するベストな選択であることを、論理的かつ魅力的に伝える。
どんな商材でもこの2つを駆使することで、一定以上の成果を出すことができました。
結果が出るたびに、自分のスキルが多様な環境で活かせることを確信しました。
ブログ運営
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プルデンシャル生命で「見込み客」を作ることに苦労した私は、営業とは異なる「オンライン集客」に興味を持つようになりました。
これまでオフラインで活動してきた私にとって、オンラインは未知の世界。
新たな挑戦として選んだのが「ブログ運営」でした。
ブログの読者を集め、アフィリエイトで収益化することができれば、SEOによる集客力とライティングによるセールススキルが身につけられる考えました。
ターゲットとなるユーザーの検索キーワードを選定し、キーワードから検索意図を読み取り、記事を通じて価値提供し、成果を得る。
これは、営業で身につけた「顧客理解→課題発見→提案→解決」というプロセスと同じことに気がつきました。
当時は、ネット上の情報に頼りながら試行錯誤を重ねていました。
「毎日記事を書けば3か月で20万円稼げる」という都合の良い情報を信じ、ただひたすらに記事を量産しました。
3か月で100記事以上書き上げました。
しかし、期待していた収益はわずか1,000円程度。
半年間にわたりテーマを変えたり試行錯誤を続けましたが、収益が伸びる気配はありません。
「自分には才能がないのかもしれない」
「努力が間違っているのだろうか」
挫折しそうになる日々が続きました。
それでも、「この経験から何かを得たい」という思いで記事を書き続けました。
そんな中、200記事近く書いた中で、突然アクセスが急増している記事があることに気がづきました。
また、アフィリエイトでコンバージョン(CV)している記事も現れるようになりました。
その記事は偶然の産物でしたが、
「なぜこの記事だけが成果を出しているのか?」
「この記事がCVする要因は?」
これらの疑問に向き合い、徹底的に分析を始めました。
アクセスが伸びる記事と伸びない記事、CVする記事としない記事。
この違いをひとつずつ紐解いていくうちに、少しずつ成果が出る要因が見えてきました。
アクセスが伸びる記事には、検索ユーザーが求めている具体的な情報がしっかり含まれている。
CVする記事には、読者が行動を起こしたくなるような明確な提案や導線がある。
こうした学びを基に、私は「記事を書くだけ」から「分析・改善・検証を繰り返す」スタイルに転換していきました。
その結果、狙ってアクセスを集めたり、収益化できるようになっていったのです。
アクセスが伸びる記事と伸びない記事、CVする記事としない記事。
この違いをひとつずつ紐解いていくうちに、徐々に成果が出る要因が見えてきました。
ブログ運営を通じて、私はSEOやライティング、導線設計、メディアの全体設計など、マーケティングにのめり込んでいきます。
オフライン営業で培ったスキルを、オンラインに応用する術を身につけることができたのです。
この経験は私にとって、オンライン集客やデジタルマーケティングへの入口となり、新たな可能性を広げる大きな一歩となりました。
挑戦することの大切さと、結果が出るまで続ける粘り強さが、キャリアの礎となっています。
クライアントワークをスタート【フリーランス時代】
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私のキャリアは再び大きな転機を迎えました。
これまでの営業経験、コールセンターで培ったスキル、そしてブログ運営で得たデジタルマーケティングの知識。
これらすべてを掛け合わせることで大きな価値になるのではと思い、クライアントワークへの挑戦を始めました。
クライアントには主にインサイドセールスとデジタルマーケティングの支援をしてきました。
インサイドセールスでは、営業部門を持たない中小企業やベンチャー企業にインサイドセールスの仕組みを構築したり、架電業務を代行したりしていました。
デジタルマーケティングでは、オウンドメディアを立ち上げる企業のSEO戦略を設計したり、記事の代行、ディレクションをしました。
最初はインサイドセールスとデジタルマーケティングをそれぞれ切り分けて考えていましたが、クライアントの課題に深く向き合ううちに、組み合わせた支援をすることで、成果も大きく変化してきました。
インサイドセールスで商談リード獲得:見込み顧客のリストを作成し、アポイントメントを効率よく取得するためのスクリプトやトレーニングを提供。
デジタルマーケティングとの連携:リードナーチャリング(ユーザーとの関係性構築)のためのメールマーケティングや、問い合わせを増やすためのSEOコンテンツ制作を提案。
インサイドセールスとオンライン施策を連携させることで、リードから顧客への転換率が大幅に向上しました。
こうした経験を通じて、「営業とマーケティングを融合させた支援」という自分の新たな強みに気づくことができたのです。
フュージョンバリュー創設
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これまで磨いてきた「営業」と「マーケティング」の融合により、クライアントに価値提供できることを確信しました。
私の中で『融合』がキーワードとなりました。
「営業」と「マーケティング」以外にも、これまでの価値を融合させることで、新しい価値が提供できるのではと考えました。
セールス×マーケティング:セールスとマーケティングを掛け合わせて売り上げを最大化
人×テクノロジー:人を通じた真心とテクノロジーで仕組みを最適化
オンライン×オフライン:オンラインとオフラインの垣根をなくし顧客体験を最適化
法人×個人:組織の枠に捉われないベストなプロジェクトチームを編成
これまでの価値を融合して、新たな価値を創る会社として株式会社フュージョンバリューが生まれます。
物やサービスがあふれた昨今、プロダクト・サービスのコモディティ化が起き始め、事業の差別化が難しくなってきています。
だからこそ、価値を0ベースから生み出すのではなく、これまで存在した価値と価値を掛け合わせて新しい価値を創出することが、コモディティ化した時代を勝ち抜く戦略と考えました。
この考え方を軸とした支援事業に本腰を入れるため、法人化することにしました。
最後に
私のキャリアとフュージョンバリューが創設された経緯について書いてみました。
これまでのキャリアで経験してきたことが、私の事業の土台となっています。
弊社は『セールスを最適化すること』をミッションとしてクライアント企業様のご支援をしています。
どんなプロダクト・サービスであっても、セールスの本質は変わりません。
マーケティングの原理原則に基づいたメソッドで、戦略立案、リード(見込み客)獲得から受注までの仕組み構築、組織化までご支援します。
私のセールスがマーケティングによって好転したように、営業の悩みを抱える企業様が好転するきっかけになれればと思っております。
ここまで長文駄文にお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。