『FROG〜新選組寄留記〜』終演
先日、ENG10周年記念公演
『FROG〜新選組寄留記〜』が終演しました。
ご来場の皆様本当にありがとうございました。
膝の怪我を乗り越え、実に9ヶ月ぶりのエンタメ舞台でした。
殺陣復帰作にいきなり左手での殺陣なもんだから大変でした。
でも、周りのみんなも手練揃いで
見せ場のところの御相手も福島さん、慶人、そして阿佐美くんと安心のメンツだったので思い切りやれました。
しかしなんというか、
やはり演劇体力が落ちてたので長尺の芝居はこたえました〜 …
稽古期間中もあんまり余裕なくて
せっかく始めたノートも全然書けないし。
でも、こうして殺陣が出来るくらい動けるようになって本当に良かった。
これからも気をつけつつ元気に舞台に立ちたいです。
左手だと、やはりどうしても右に比べてシビアな狙いが難しかったですね
右だったらもっとギリ攻めたり踏み込んだり出来るのに。
山南さんもラスト左でめちゃくちゃ華麗に戦うから
「主水さんやめてくれ…そんなに上手にやられたらワイが霞む……🥲」と思って観てました 笑
斉藤一に関しては、なんか自分っぽいなぁと思ってたんで割と素の感じで作れました。
蕎麦好きだし。明るい陰キャ感があって好きでした。
周りのみんなもどんどん素敵にそれぞれ演じてくれるので、
大勢集まる時なんかはなんかあんまり何もしなくてもいいやと思えました。
その方が際立つかなって。
ENGに集まるキャストって
「なんとかする」パワーがある人が多い気がする。ただ上手いだけじゃなくて
読み取って、肉付けして、想定以上の効果を出して作品を引き上げる力がある
このくらいでいいっしょ？みたいな感じの人居ないもんね。
正直な話、稽古スケジュールで言えば
相当タイトだなと感じた。
2時間30分という長尺で、
キャストも多く、殺陣もダンスもいっぱい。
直前まで別現場がある人は稽古参加が遅れたり、と。
芝居のボリュームがあれば見応えはあるが
１ヶ月弱の期間で頭からケツまでこの人数全員揃って稽古できる事はどんな舞台でも少ない。
全シーンを十分に当たれない
芝居稽古だけじゃなくそこに殺陣、ダンス練習も入ってくる。
芝居は出ハケ、立ち位置決めて終わりじゃないし
殺陣やダンスも振り付けてもらって終わりじゃなく、そっから動きを覚えて、キャラクターや感情乗せて、シーンに噛み合わせて、練度を上げて、修正して、ブラッシュアップして……
と
アクションエンタメ舞台は非常に手間が掛かる。
手間を掛けないと危ないし面白くならない。
あとはその場で、相手を感じて…と言う訳には行かない。練度がものを言う。
殺陣シーンがある場合は安全管理のため1度ゆっくり確認してから稽古する。
会話だけのお芝居であっても、何度も合わせたり
試したり、時には役者同士や演出とディスカッションしたり
より面白いものを探り続ける時間が欲しいが
大人数で殺陣もダンスもやりながら
芝居部分を十分に練り上げるには時間が足りない。
90分〜2時間くらいの芝居ならいいんだけど。
時間をかけたい、けど猶予は無い。
前述した遅れ合流のキャストがいたら移しの稽古も時間も取らねばならないし。
だから今回のキャストみたいな人達の「なんとかする」力が大事になってくる。
行き届かない部分を埋めて盛り上げて皆で形にする。セルフプロデュース力って言うのかな。
それが仕事だし第一にお客さんの為なんだけど、
自分がプロデューサーだったら頼もしいだろうなと思った。
なんにせよ
エンタメやるには時間とお金と労力がかかる
かけなきゃならない。
いけるっしょ、じゃ、いけない。
のぶさん毎回大変でしょーに。。。
しかしまあ
大作だと、稽古だけじゃなく
本番マチソワ間もタイトになるし
お客さんのおしりと集中力も心配だし
劇場出る時間も、お客さんの帰る時間も遅くなるし
(今回も終演後物販出来なかった回あったし)
ENGさんっ
2時間前後の作品で、今後どーっすか！？笑笑
⚠️あくまで僕個人の意見です。
僕はこれからももっとヤバ面白いエンタメやりたいし、ENGさんもそうであって欲しい。
それはボリュームじゃなくて作り込みと練度の度合いだと思う。
ワーワー言いましたが
怪我もあってパフォーマンスに不安があったであろうにも関わらず信頼してオファー下さったENGさん、そして支えてくれたキャストスタッフの皆様
ご来場の皆様にはとても感謝しております。
本当にありがとうございました！
面白かった、凄かった、と沢山感想頂けました。とても嬉しかったです。
FROG新選組は4月7日まで配信とかグッズとか買えます！よ！
🎥配信
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2404504
グッズ
5月クエストの稽古ももう始まるよっ！
こちらも殺陣いっぱいあるぜ。
よろしく！