本記事は、以下の記事の続編である。
2023年04月29日、私は兵庫県立美術館を訪れ、一般客として、「特別展 恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造」(以下同展)に参加した([1])。
「第2章 古典的恐竜像の確立と大衆化」では、レオン・ベッケル(以下敬称略)よる「1882年、ナッサウ宮殿の聖ゲオルギウス礼拝堂で行われたベルニサール最初のイグアノドンの復元」(図02.01)が観客を迎えていた。この絵画は、イグアノドンの復元現場の活気を感じさせる。
チャールズ・R・ナイトの恐竜絵画は観客に恐竜の魅力を伝えている(図02.02~04)。
テオドール・ライヒャルト・カカオ・カンパニーのチョコレートの付録であるリトグラフのカード『太古の動物』シリーズで、ハインリヒ・ハーダーやF・ジョンは恐竜や絶滅生物のイラストを描いた(図02.05)。
マチュラン・メウによる「プテロダクティルス」は異形感を出している(図02.06)。
ズデニェク・ブリアンの絵画は古代の海の情景を示している(図02.07~10)。
最後に、ニーヴ・パーカーの恐竜画も恐竜の魅力を伝えている(図02.11~12)。
上記の作品などは、日本の図鑑などにも模写され、恐竜イメージの普及に大きな影響を与えたことがよく分かる([2])。
参考文献
[1] 株式会社 産業経済新聞社,株式会社 フジテレビジョン,公益財団法人 日本美術協会 上野の森美術館.“「特別展 恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造」 ホームページ”.https://kyoryu-zukan.jp/,(参照2023年05月03日).
[2] 株式会社 産業経済新聞社,株式会社 フジテレビジョン,公益財団法人 日本美術協会 上野の森美術館.“展示構成”.「特別展 恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造」 ホームページ.https://kyoryu-zukan.jp/exhibition/,(参照2023年05月06日).