三万石の菓子を食べる

株式会社 三万石(以下同社)は、1946年設立の福島県郡山市を拠点とする和菓子・洋菓子・パンの製造販売、および、レストラン経営企業である([1])。

 本記事で、同社が製造販売する菓子を紹介する。

 01.ままどおる(図01,[2]

ままどおるは同社が製造・販売している焼き菓子の1つで、同社の代表銘菓として知られている。なお、「ままどおる」と言う言葉は、スペイン語で「お乳を飲む子」を意味する。

原材料は、白生餡、砂糖、小麦粉、卵、バター、加糖練乳、乳等を主要原料とする食品、水飴、ぶどう糖、寒梅粉、膨張剤、乳化剤(大豆由来)、香料、糊料(CMC)、および、着色料(ビタミンB2)である。

図01.ままどおる(上)・チョコままどおる(下)。

2017年05月02日、親戚から、ままどおる・チョコままどおる(後述)詰合せ 12個入(図02)を入手し、ままどおるとチョコままどおるを喫食した。

図02.ままどおる・チョコままどおる詰合せ 12個入。

バターを含む皮と牛乳味の白餡が互いを引き立てている。全体的に素朴な甘味を感じる。

 02.チョコままどおる(図01,[3]

 チョコままどおるはままどおるの姉妹品で、10月~05月まで限定販売される。

原材料は、白生餡、砂糖、小麦粉、卵、バター、加糖練乳、乳等を主要原料とする食品、カカオマス、ココア、ぶどう糖、寒梅粉、膨張剤、乳化剤(大豆由来)、および、糊料(CMC)である(図01)。

 カカオマスとココアの風味が強調されているだけでなく、皮と白餡のそれを引き立てている。

03.エキソンパイ(図03,[4]

エキソンパイは同社が製造・販売している焼き菓子の1つで、同社のベストセラーである。なお、「エキソン」と言う言葉は、フランス語で「盾」を意味する。

原材料は、白生餡、バター、小麦粉、砂糖、くるみ、卵、豚脂、食塩、みじん粉、牛乳、および、食用くるみ油である。

図03.エキソンパイ。

 

2018年09月28日、エキソンパイ 8個入(価格:消費税込みで1,080円)を三万石 開成山店(アンジェロ開成)で購入し、10月02日に喫食した。

皮はバターや豚脂の脂味が強い。一方、くるみ餡はくるみの味が濃厚である。

普通に食べる、即ち、皮とくるみ餡を同時に食べると、くるみ餡が皮の脂味を適度に和らげる。また、皮の脂味がくるみ餡の味を際立たせ、前者の食感が後者の中のくるみの食感を際立たせる。

同社の商品は私に福島県の旅情を感じさせる。

これらの商品に出会えたことを嬉しく、かつ、有り難く思う。まさに、お勧めの菓子である。



参考文献

[1] 株式会社 三万石.“会社概要”.三万石 ホームページ.会社情報.http://www.sanmangoku.co.jp/company.html,(参照2022年03月02日).

[2] 株式会社 三万石.“ままどおる”.三万石 ホームページ.三万石のお菓子(1).http://www.sanmangoku.co.jp/Goods/mamadoru.html,(参照2022年03月02日).

[3] 株式会社 三万石.“チョコままどおる”.三万石 ホームページ.三万石のお菓子(1).http://www.sanmangoku.co.jp/Goods/tyokomama.html,(参照2022年03月02日).

[4] 株式会社 三万石.“エキソンパイ”.三万石 ホームページ.三万石のお菓子(1).http://www.sanmangoku.co.jp/Goods/ekisonpai.html,(参照2022年03月02日).

いいなと思ったら応援しよう!