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笹屋伊織の和菓子を食べる

株式会社 笹屋伊織(以下同社)は享保元年(1716年)創業の和菓子の製造販売企業である([1])。

本記事で、同社の和菓子を紹介する。

01.桜舞う山(図01,[2])

原材料は、砂糖、手亡豆、白小豆、みじん粉(国産)、薯蕷粉(国産)、桜花、寒天、梅酢、食塩、および、着色料(赤102、赤105、赤106、黄4、青1)である。

2015年03月01日にジェイアール京都伊勢丹で購入し、03日に喫食。価格は消費税込みで、1,080円である。

桜味の赤い羊羹の上に緑色の村雨生地が乗っている。また、村雨生地の上に桜花の塩漬けが3つ乗っている。

桜の花びら舞う山々が表現されている。

村雨生地の食感はほろほろとしている。村雨生地の甘味を桜花の塩漬けが引き立てている。一方で、梅酢の塩分が、赤い羊羹の甘味を引き立てている。

この和菓子では、甘味と塩味が見事に互いを引き立てている。

図01.桜舞う山。

02.代表銘菓 どら焼(図02,[3])

原材料は、砂糖(国内製造)、小麦粉、小豆生餡、水飴、米飴、蜂蜜、粉末油脂、植物油/トレハロース、加工澱粉、および、乳化剤である。なお、原材料の一部に小麦と大豆が含まれる。

2023年03月20日にNAKED FLOWERS 2023 桜 世界遺産・二条城で購入し、日に喫食。価格は消費税込みで、1,730円である。

薄皮は控えめな甘味ともっちりとした食感を示す。それ故、腹持ちがよい。

漉し餡は粒子が粒子が細かいので、さらりとした食感を示す。また、優しい甘味を示す。

薄皮と漉し餡が互いを引き立てていることがよく分かる。それ故、副食として、東寺の僧侶に愛されていることがよく分かる。

(a)向かって左から、化粧箱とどら焼き(竹の皮に包まれている)。
(b)カット済どら焼き。
図02.代表銘菓 どら焼。

03.花日記(図03)
 
原材料は、砂糖(国内製造)、手亡豆生餡、白小豆生餡、落雁粉、うるち米粉、および、寒天/着色料(黄4、赤106、赤102、赤105、青1)である。

2023年03月29日に文化庁移転記念事業「二条城桜まつり2023」で購入し、04月03日に喫食。価格は消費税込みで、1,500円である。

上下の桜色と黄色に染めた村雨餡はそれぞれ、桜の花と菜の花を連想させる。
また、中段の緑色に染めた白小豆餡は春の若草を連想させる。
村雨餡は微かな甘味とほろほろとした食感を示す。一方、白小豆餡は適度な甘味と、確りかつねっとりとした食感を示す。この両者が互いを引き立てている。
また、意外と腹持ちは良い。
まさに春の逸品の1つである。

図03.花日記。

参考文献

[1] 株式会社 笹屋伊織.“笹屋伊織の歴史”.笹屋伊織 ホームページ.https://www.sasayaiori.com/history/,(参照2023年03月21日).

[2] 株式会社 リーフ・パブリケーションズ.“ジェイアール京都伊勢丹限定!「桜スイーツ」でひと足お先に春気分♪”.M KYOTO by Leaf ホームページ.ニュース.2017年03月08日.https://www.leafkyoto.net/post_news/201703/isetan_sakura_sweets/,(参照2023年03月21日).

[3] 株式会社 笹屋伊織.“代表銘菓 どら焼”.笹屋伊織 ホームページ.https://www.sasayaiori.com/dorayaki/,(参照2023年03月21日).

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