うる星やつら 第02話「あなたにあげる/幸せの黄色いリボン」
今思えば、ラムは米国人の暗喩かもしれない。
ラムの友引高校への入学はだいぶ先になる。
1980年代当時は、個人経営の食堂が多かったし、家出人捜索番組が現在と比較して頻繁に放送されたわけだし。また、土管などを一時的に置いておく空地も多かったわけだし。新作も『ドラえもん』と同様、「時代劇」になったことを痛感する。
サクラ(単なるガラの悪い峰不二子『ルパン三世』、演者ネタ)は新作では20代前半に若返ったような。なお、彼女は父親似である。
新作では自主規制上、登場人物が別の人物を殴るシーンは、吹き出しのみで表現された。
サクラによる妖怪退散シーンのエフェクトは派手であるが、旧作のスタッフが表現したくてもできなかった表現を、新作のスタッフはCGのおかげで表現できるからね。
旧作と比較して新作では、サトシ(メガネ)は比較的おとなしい一方、アキラ(チビ)は身長が伸び、80年代の庵野秀明(以下敬称略)らを連想させた。
鬼族の身体能力は地球人のそれより高いことが分かった。
最後に、終太郎が現れた。
余談だが、『うる星やつら』とは直接関係はないが、現在では70年代以降を舞台とした「時代劇」が多いような気がする。『SPY×FAMILY』の世界の元ネタは1960~70年代の英国と東西ドイツだし、『チェンソーマン』の舞台は1997~2000年の日本だし。