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【世界三大〇〇】ふと疑問に思って

世界三大美女、ってあるじゃないですか。

クレオパトラ
楊貴妃
小野小町

クレオパトラと楊貴妃は、まあわかる。

クレオパトラは古代エジプトの統治者であり、美容に関心が高かったという逸話もあるし、かのカエサルとのロマンスがあったとも言われている。
楊貴妃は言わずもがな、『傾国の美女』として知られている。皇帝の寵愛を恣にし、贅を尽くした生活を送ったとされている。
(尚、その正体は九尾の狐であり、正体がバレた楊貴妃が狐となって飛び去り、殺生石に化けた、という伝説があるが、とても好きな話だ)

だが、小野小町と言われても…六歌仙のひとりであるから、教養の高い女性であっただろうと思うが…美女だったというイメージは正直ない。
そも、平安時代の美女というと、下ぶくれのおたふく顔。当時はともかく、現代と照らし合わせてみると、美女とは言えない容貌だったのでは…。

そして、クレオパトラはエジプトの女王であり、古代ローマ帝国との関わりもあった。楊貴妃自身は人前に出ることはなかったとは思うが、唐もまた大国である。『世界』を冠することに不思議はない。
小野小町は皇妃ではないし、当時の日本は世界から見れば辺境の島国でしかなく、世界にその美貌が知れ渡るとはとうてい考えられない。

…てことは、だ。『世界三大美女』に小野小町が含まれるのは、日本だけの話なのでは?

てゆーかそもそも『世界三大〇〇』とか言ってるの、日本だけなのでは???

そんな疑問を抱いた訳です。すごくどうでもいいでしょう? こういう、どうでもいいことをつらつら考えるが好きなのです。
「後で調べてみよう」と思って、そのまま忘れちゃうこともあります。だって、どうでもいいからね!

今回はネタにするので調べてみました(笑)。
結論から言うと、やっぱり日本だけらしい。外国でもそれっぽいのはあるかもしれないけど、全国民が知っている、というレベルの話ではないみたい。

日本ってランキングが好きなんですね。現代でもランキングをネタにしたバラエティ番組があったりしますよね。
元々は江戸時代、庶民の文化が花開いた頃、『〇〇番付』が大流行したのです。相撲の番付を元に、やれ料理屋だ、やれ美人だ、と格付けしては面白がっていた訳ですね。庶民にとっては娯楽の少ない時代、食べて行くのがやっとの生活の中で、見たこともないような料理屋やら美人やらを、はえ〜すっごい、と思い浮かべていたのでしょう。
『三大美女』というのも、この頃に生まれたようです。ただし、江戸の中だけの話で、吉原の遊女や、大店のお嬢様の名前が挙がっていたみたい。
『世界三大美女』はその後、明治の頃に言われ始めたようです。何故、小野小町なのか、については諸説ある様子なので、暇つぶしに調べてみるのも面白いかもしれません。
尚、世界レベルでの『三大美女』は小野小町ではなく、ギリシャ神話のヘレネだそうです。

他にも『三大〇〇』について調べてみるのも面白いかもなあ。
『世界三大珍味』フォアグラ、トリュフ、キャビア、なんかはフランス料理への憧れが多分にありそう。どれも食べたことはありませんが。畑のキャビア(とんぶり)ならあるけど。
『日本三大珍味』うに、カラスミ、このわた…は、ウニしか食べたことないなあ。酒飲みでもないしなー。

物価高で庶民以下の底辺である私には、『三大珍味』はほぼ見たこともないような高級品ばかりですね。江戸の庶民を見習って、「はえ〜すっごい」してみようかしらん。

そもそもがどうでもいい話題なので、特に学びはありません(笑)。
暑くてボーッとしてしまうので、こういうどうでもいいことで頭をゆるゆる回転させている日々であります。

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