【アニメ感想】夜のクラゲは泳げない
久々にアニメ感想を。
4月期のアニメでは、『ダンジョン飯』『無職転生Ⅱ』を引き続き。面白かったなあ!
『ダンジョン飯』はコラボカフェが始まったと思うのですが、めっちゃ攻めててよき!!
ぶっちゃけ、キャラクター・カラーに染めたドリンクとか、キャラをプリントして添えただけのスイーツとか、あんまし興味ないんよなー。私はグッズ収集にはそこまで熱量がないので(貧乏だからコンプできないし、保管場所もない)、無理矢理そう思うことにしてるだけですが。公式に課金できる手段が増えたのは良いことですが。
『ダンジョン飯』コラボカフェは、
「本物は用意できないけど、できる限り再現しました!!」
という心意気を感じる。素晴らしいです。
レッドドラゴンを食べたい方は是非、ご予約の上、訪れてみてはいかがでしょうか。
それ以外では、やっぱり『怪獣8号』は面白かったすね。予備知識なしで観始めたんですがPRODUCTION I.G 制作なのね。すげえわ。流石だわ。
OPが神だけど、集合体恐怖症の方にはキツいかも。
で、『夜のクラゲは泳げない』ですが、こちらもまったく予備知識なしで。何か百合っぽいのあるな〜と思って観始めたんですが、面白かったー!!
一言でいうと、青春群像劇です。
本当は『好き』なのに、『好きになれない』少女たちが出会い、時に励まし、時にぶつかり合いながら、『好き』を探す物語。
…とざっくりまとめると陳腐に聞こえてしまいそうで己の語彙力に絶望しますが。
何かねえ、私みたいなBBAになると、『青春』とか気恥ずかしくていたたまれない思いを抱いてしまいがちなんですが。
この作品は良かったですねえ!!
一人ひとり、それぞれの悩みや苦しみを抱いている訳なんだけど、もう、「大丈夫だよ!!」ってギュッと抱きしめたくなる。愛おしくて、心から応援したくなる。
主人公たちと同年代の方も「がんばろう!」って思えるんじゃないかな。
今は手軽に色々なエンタメに触れられるし、情報も得られる、便利な時代ではあるんだけど、その分、迷うことも多くなったんじゃないのかな。
何かを始めるハードルは低くなったと思うし、手段はいくらでもある。
でも、自分の一生をかけて続けられる『好き』は、なかなか見つからないのかもしれない。
本当は、最初から自分の中にあるのにね。
そういう『好き』は、同時にものすごく苦しいこともあるし、それで一生食べていけるかと言えば、そんなのはほんのひと握りなんだけど。
それでも『好き』を見つけられて、目指す先があるのは、とても幸せなことだと思う。
そういう人を見ていると応援したくなるし、元気をもらえる。『推』せる。
そんなことを、思いました。
まあ、別に『何者か』にならなくても、『普通』のことを『普通』にできるのは、本当は凄いことだし、幸せなことなんだけど。
そういう風に思えるのは、歳を重ねてからで良いからねえ(笑)。若いうちはどうしても、『普通 = つまらない』と思ってしまうものだよね。
やりたいことがあるうちはどんどん挑戦して、失敗もして、それで結果ダメだったとしても、いつか、ジジイやババアになった時に、「平凡も悪くない」って思えるようになれば良いんじゃないかなー。
ところで、正直に言うと、この作品、良いとは思ったけど、おおっぴらに他人様にオススメできるかどうかは微妙だと思ってたんですよね、実は。
言うてありがちなテーマではあるし。
でも、クライマックスに向かう、とあるシーンでのキャラの表情が最ッッ高!!だったんですよね。
心臓を鷲掴みにされた。
アレでオススメしよう!と思いました。
何だかんだ、魂のこもった作画に弱い私。確かに受け取ったぜ、その熱いソウル!!
放映自体は終わってしまったのですが、各種配信サイトではまだ観られると思いますので、是非!
全12話だから、サクッと観られますよ!!←オタク言いがち
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