遊ぶようにシゴトするカンチョーが誕生するまで

どうも。
2024年4月1日より
上川町にあります『大雪かみかわヌクモ』で館長をしている、
松井 丈夫(まつい たけお)と申します。

たけおなので「たけっちょ」
まついなので「まっちゃん」
などと呼ばれております。

父が数学教師ということもあるのか、
私もバリバリの理数系。
ゴールを設定して、
そこからどのように導いていくかを考えることが大好きな人間です。

同時に、外遊びも大好き。
父の転勤で自然豊かな街(簡単にいうと田舎 笑)に住み、
そこでよくいろいろなところへ遊びに行ってました。

大学はもちろんバリバリの理系。
そこでプログラミング・電子回路・センサ工学などを学び、
研究大好き人間となり、
研究室に寝泊まりする日々を過ごしておりました。

大学4年生の時、
大学がある千歳市の小中学生に理科の楽しさを伝えるプロジェクト『理科工房』を展開。

そして、その活動を踏まえた論文を執筆。

論文を書いている途中、
教育の書籍・研究論文を読み、気づいたコト
「おや、脳科学的に教育を3〜5歳に展開することがいいのでは!?」と・・・

そこで何を思ったか「保育教諭」を目指すように 笑
教授が「この大学から保育士になるヒトは初めてだ」と仰っしゃる。
その時に私は「お!これは強みになる!!」と思いました。

保育教諭はデータ的にも理系が圧倒的に少ない。
大学で培った『プログラミング的思考』と、
スキルとしてある『リトミック』『身体表現』を掛け合わせれば
無敵の保育教諭になれる!!

保育教諭育成校でべんきょー
あまりにも成績が良かったらしく、
全国保育士育成協議会から卒業式に別枠で表彰される。

満を持して、いざ保育現場へ!!

はい、壁。

自分の実力不足、
現場の事情で自分のスキルが発揮出来づらい、
男性保育教諭の偏見、
一人担任の業務負担
などなど

想像していたけど、
その数倍苦難の連続・・・

でも私は突っ張ったよ。
中途半端に終わりたくなかった。(教え子・保護者に迷惑かけたが)
現場で10年以上勤めたのは今の私がある。

この表現だと、この現場が悪いように思う方がいるかもなので、補足しますが、
だいたいの保育現場がこんな感じです。
安月給・事務作業などに追われ、現場の先生が疲弊しているのが現状。
余談ですが、デジタルを手段で効率化すればいーのにとは思う。

誇れること。
卒園して6年経った時に、
小学校の運動会を見に来て欲しいと『招待状』を頂いたこと。

私の宝物 教え子からの招待状


最近、招待状をくれた教え子(今は高校生)と食事会した。
こういうのって教育者冥利に尽きる。

もともと10年で保育教諭を辞めるつもりだったので、
保育教諭現場を退く。

「自分の理想とする教育をカタチにしたい!!」
この気持ちがあったので、まずは土台作りと思っていた。
土台目安が10年。多少過ぎたけど予定通り。

さぁ、理想とする教育現場はどこか!?
◯『プログラミング的思考』ができる
◯『自然教育』ができる
◯家庭があるので旭川からあまり離れたくない

こんなワガママ叶うわけねーー
と思いながらダメ元で調べてみると・・・

あった!!!!!

『上川町』

私はチームラボファンということで、
『共創』を核に教育を展開していた人間。

チームラボ(チームラボインテグレート株式会社)を誘致し『大雪かみかわヌクモ』という“未来型公民館”をつくったことに衝撃!!
これを実現させた役場凄過ぎだろ!!と強く思いました。

自然は言うまでもなく『大雪山国立公園』があるので、問題なし。

旭川から1時間くらいだからまぁ、大丈夫だろ。

しかも私、父の転勤で5年間上川町住んでいたので、ある程度の風土は知っている。

こんな偶然ある!?
私のために『大雪かみかわヌクモ』をつくってくれたと錯覚するくらい 笑

すぐに上川町役場へ問い合わせ。
大雪かみかわヌクモで働ける
『コミュニティプロデューサー』という職種に応募。

幸いなことに内定を頂く。

そして憧れのヌクモで働く。
チームラボがプロデュースしたコンテンツ
『あそぶ天才プログラミング』
のファシリテーターの技術を習得。
たくさんのお客さんと楽しくプログラミングして過ごす。
あと、ヌクモ名物『バンク』(そりたつ壁みたいな遊具)を登って遊ぶ。

1年以上勤務すると、
役場の方(中学の先輩)からお誘いを受け、
新設された『アカデミックプロデューサー』へと異動。

上川町にある幼稚園・保育所・小中高にもより関われるようになった。
そして、役場の事業
『風土水×地方×都市が育むWell-beingなライフスタイル推進プロジェクト~未来の上川人育成推進事業~』の"デジタル人材育成"を担当。
さらに、自然を使った教育も展開。

やりたい放題。
遊びながらたくさん実績をつくらせていただく🙇‍♂️
そして、教育視察という修学旅行もたくさん決行🛩
「松井さん予算ギリギリです」と言われてしまう始末 笑

2023年12月中旬
役場から呼び出し。

「あー、遊んで仕事しているからとうとう怒られるんだなぁ」
と思いながら役場へ。

崇拝する役場の師匠から「松井くん、ヌクモ引き継いでくれないかい?」

・・・まじかい!!こんなことある!?

そして師匠から「2月までに会社つくれる?」

おいおい 笑

ってことでここから怒涛の会社設立書類作り&引き継ぎ作業。
目がとんでもなく充血して、みなさんが心配する 笑

なんとか会社設立。
名称『合同会社 たけっちょラボ』
仲間とふざけて話した会社名をそのままつけた 笑
資本金777円
これは昨年逝去された、おくさんのおじいちゃんがパチンコ好きだったから 笑

そんなふざけた会社の理念は『責任あるアソビゴコロ』
これに尽きる!
アホな人が勘違いするかもなので言いますが、
遊ぶように仕事するのは、サボることではないです!
深いことを言うと、普通に仕事するより難しいことです。
無意識にスキルを発揮して自分自身が楽しんで相手を喜ばせることをしなければならないので。

話を戻して、4月2日(1日は準備)になんとかリニューアルオープン。

優秀なスタッフのおかげで現状維持ができつつ、
自分のやりたいことで結果(利益など)を出すために環境整備。

主な変化として、
◯『あそぶ天才プログラミング』をレギュラー化し1500円から1000円に!
◯上川町民は『あそぶ天才プログラミング』は500円!
◯カフェスペースの席数増&カウンター使用OK!
◯ミニバンクの『のぼらないでね』撤去
◯制限ルールの多い案内の撤去

外装はあまり変化はありませんが、
「なんかいい感じになりましたね」「使いやすくなりましたね」という声が多数。

ヌクモに勤め始めて約2年半。「こうだったらいいのになー」と私が密かに強く思っていたことをカタチにしております。まだまだやりたいことがあります!それはカフェスペースを担当しているフードプロデューサーも同じだと思う。実際カフェスタッフ2名、4/1にすぐカフェ配置変えまくり 笑

さぁ、やってやりましょー!アソビゴコロを持って!!
まだまだ改革しますよ〜!!!

さらに追い風。
4月中旬から、たけっちょラボ第1号社員がヌクモで勤務。
このヒトはもう絶大な信頼を寄せてます!

たけっちょラボ採用基準。
『たけっちょ社長の好き嫌い』
以上です。

1回の面談でその人のことが分かるわけない。1年以上その人と関わりながら普段の素行を見て、私が「好きだわー(もちろん恋愛ではない)」と思った人を誘う。そしてOKを頂いたら即採用!!(告白みたい 笑)
故に、無いとは思いますが、履歴書が送られてきたら、それを丁寧に紙飛行機にしてゴミ箱へ飛ばします。「誰だよ」って話なので。

私の好きな人達と私が一番好きな施設であるヌクモを拠点に、幸せになってもらいながら働いてもらう。そして、そこへ来たお客さんが安心してぬくぬくと楽しく過ごしてもらう。私の仕事での目的はこれが最大優先事項。

そして上川っ子、もっというと上川管内、道内、全国の子ども達が
私(私の用意した環境)と関わることで、何か刺激になってくれれば教育者冥利に尽きる。これも視野に教育を展開できればと。

大雪かみかわヌクモで、
そんなことを常に考えている40歳のカンチョーです。
もしよかったらヌクモで会ってやってください。

気づいたら3000字を超えている・・・
最後まで読んでくれてありがとうございました。

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