「楽譜が読めない」そんな初心者でもピアノは弾ける!
あなたも人生で一度は「ピアノを弾いてみたい!」。そう思ったことはないでしょうか?
こう質問をすると「弾けるなら弾いてみたい!」と、意外とたくさん声が上がります。しかし考えてみれば、なんら不思議ではない。
なぜなら日本には「ピアノを弾きたいと願う人」を歌った、あの名曲がすでに誕生しているからです。その曲と作者については、言うまでもないでしょう。
しかし、次にあなたはこう思うはず。
「ピアノ弾くのって楽譜読めなきゃいけないし、コードも理解しないとダメなんでしょー」と。
結論からいうと「楽譜もコードもわからない人」でもピアノは弾ける。実際ぼくはピアノをはじめて一年で、四曲弾けるようになった。これは嘘でもなんでもなく、事実です。
では実際にどうすれば初心者でも、楽しくピアノが弾けるようになるのか。その具体的な方法をこれからご紹介していきます!
※ あくまでピアノを楽しく弾きたい、初心者向けの方法です。これから本格的に、ピアノを始めたいという方に適した方法ではありません。
ピアノをはじめたきっかけ
桑田佳祐さんの「『明日晴れるかな』を弾いてみたい!」。これがぼくのピアノをはじめたきっかけです。
特にこの曲のサビがすきで、「一度は弾いてみたい!」と思っていました。
きっと誰しも「自分のすきなあの曲が弾けたらな〜」と思い浮かべたりしたことが、あるのではないでしょうか。
極端かもしれませんが、その気持ちだけあれば、ピアノは弾けるようになります。これはピアノに限らず言えることですが、新しいことに挑戦するとき、動機なんて単純でいいのです。
人は"好奇心"が原動力になります。「思いたったが吉日」「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、その気持ちがMAXのときに行動を起こしましょう!
電子ピアノがおすすめ
ピアノは電子ピアノ、キーボードとありますが、個人的には電子ピアノがおすすめ。理由は2つあります。
①本物のグランドピアノに近い、リアルな音色や響きを感じられる
②初心者でもサビで力強く弾いたり、眠りそうな静かな音で弾いたり、曲に緩急をつけて楽しむことができる
ぼくは、カシオ(CASIO) Privia PX-S1000の電子ピアノを使用しています。世界最小電子ピアノでBluetooth、録音機能も搭載されている優れものです。決して安くはありませんが、その分無駄にはできないという”背水の陣”になります。ひとつ言えることは、得られるものはお値段以上だということ。あとは自分次第です。
Youtubeをみて真似する
ピアノが準備できたら、いよいよ弾いていきます。
やることはひとつ。Youtubeでピアノの鍵盤が光る動画をみて、真似してください。結論、これだけで弾けるようになります。
Youtubeで「ピアノ 初心者」「ピアノ 簡単」と調べると、山のように動画がアップされています。曲の種類もクラシックからJPOP、流行りの曲からジブリのようにポピュラーな曲まで多種多様に存在します。
その中から自分の弾いてみたいものをセレクトする。初めての場合は、リズムがゆったりとした曲から始めてみるといいでしょう。
ぼくの場合はジブリ「千と千尋の神隠し『あの夏へ』」から始めました。
駄目とは言いませんが、最初からテンポの速い、難しい曲に挑むのは控えたほうがいいと思います。せっかく始めても早々に挫折しかねません。簡単な曲でも1曲弾けるようになると嬉しいものです。小さな成功体験を重ねて、モチベーションを上げていきましょう!
※できればiPadなどのタブレットで動画を見ることを推奨します
「0.5倍速で」片手ずつ練習する
はじめから両手でピアノを弾くのは正じき難しい。片手ずつ練習するのをおすすめします。そして初めは「0.5倍速で」チャレンジしてみる。
実際にやってみると分かりますが、知っている曲とはいえ、いきなり原曲のテンポで弾くのは難しいです。動画を見ながら弾くため、指の動きについていけません。0.5倍速、0.75倍速と巻き戻しながら、コツコツ繰り返し練習していきましょう。
まずは右手のメロディーから練習する(ここは割とすんなりクリアできます)。
次に左手で伴奏を練習する。
ここでちょっとしたコツを伝授。それは「メロディーを歌いながら伴奏をすること」です。ハミング(口を閉じ、声を鼻に抜いて歌うこと)でも構いません。
これをやっておくと、いざ両手で弾くときにメロディーにのせる伴奏のタイミングを合わせやすくなります。
いよいよ両手で弾いてみよう!
いよいよ両手で弾く段階に入ります。片手のときと同じように、0.5倍速で再生しながら演奏を繰り返し練習します。
ハッキリ言ってここが一番難しい。右手と左手でまったく違う指の動きをしなければなりません。片手だと余裕で弾けていたのが、両手だとこんなに難しいのかと痛感させられます。
このフェーズに入ると頭では既に理解しているため、後はひたすら手を動かし、指の動きを身体に沁みこませていくしかありません。
録音機能のあるピアノであれば、メロディーを録音して、それを再生しながら伴奏をすることでハモリのタイミングを掴めるようになります。
※携帯の録音機能でも可
最後に
大事なのは「目的を明確」にすること。
今回ご紹介したのは、あくまでピアノを楽しく弾いてみたいという初心者向けの方法です。大人からでも本格的に一からピアノを学びたい方は、ピアノ教室や経験者に習うのが賢明な判断と言えるでしょう。
音楽やスポーツ、勉強や読書でもまずは、始める前に「目的を明確」にすることが大事。そうすれば変な遠回りをせず、自分の成長過程を楽しみながら、継続していけるはずです。
エンディング
桑田佳祐「明日晴れるかな」-short.ver-
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