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新卒でベンチャー就職を選んだ理由
まだまだ暑い日が続いていますね。
皆さん体調には気を付けましょう。
さて、いつもはキャリアや転職をテーマに創作をしているのですが、今日は少しだけ自分の就活時代の事も交えながらお話してみようかなと思いました。
僕はこれまで何社か転職を経験してきているのですが、勤めてきた会社はどちらかといえばベンチャー気質の会社が多かったです。
新卒で働いていた会社も、新しい事業モデルを持ったベンチャーと言われる会社だったのですが、当時その会社への就職を決めた時に周囲から言われた事
「なんでその会社にしたの?」
なぜ当時大学4年生の自分が大手企業ではなく、ベンチャー企業を狙い、そして実際に働く事に決めたのか、もしこれから就活を控えている人が見ていてくれているのなら、参考にしてもらいたいなと思っています。
ベンチャーに就職を決めた理由
結論、将来的には独立も視野に入れたいと考えた為です。
理由だけを話すとそれが全てなのですが、その背景には当時に自分なりに考えていた事がありました。
独立をしたいという話をすると、「意識高い系」というイメージをよく持たれていたのですが、自分がそう考えたきっかけはむしろもっと保守的な動機です。
もし大きい会社に入ったとして、その会社が倒産する事は絶対ないのか?もし倒産をしてその会社で働けなくなった時に受け入れてくれる会社はあるのか?今もそうなのですが僕の中で大手に就職すれば人生安泰という考え方は正直全く持ち合わせていませんでした。
そこでもし将来自分が働いている会社が無くなってしまった、働き口が無くなってしまった時にも自分で稼げるように能力を身に付けなければ!と言う思いからベンチャーで働きたいという思いを持つようになりました。
つまり僕にとって就活でベンチャーを選んだのは、チャレンジ精神とか意欲的な何かではなく、リスクヘッジの考え方が大きかったという事です。
ベンチャーで働いて良かった事
一番は事業の入り口から出口まで身近に感じることが出来るという事でした。
どうやってビジネスが成り立ち、お金を生み出しているのかを知る事が出来た事は一番良かった事だと思います。
そして小規模だからこそ意思決定の速さも感じる場面は非常に多かったです。特に事業の切り捨てに関する判断の速さは、会社の経営にも関わる部分という事もありシビアさを感じる事もありました。
「独立を視野に入れるならベンチャー」と言う漠然とした大学時代の考えは、そこまで間違っていなかったと思います。
営業として実際に売るという仕事をしながらも、集客の方法や受注後のフォローまで携わることが出来たので、磨かれた能力は幅広かったと感じています。
ベンチャーで働いて失ったもの
ベンチャー最高!働くべき!
と言うつもりは全くなく、僕自身ベンチャーで働いて全く後悔が無いかと言われるとそうでもないです。
最も後悔が大きかったのが子供が生まれた時でした。
実際に子供が生まれた時には大手への転職を考えていた時期もあり、安定した給与と福利厚生がある友人を羨ましいなぁと感じていました。
これまで働いてきた会社でも、成果を上げる事が出来ず実質クビのような形で会社を去って行った人たちを何人か見てきました。
自分がそうなってしまったらやばいやん!って言う気持ちもあって転職へ気持ちが傾いてました。
やっぱり安定を求めるのであれば、間違いなく大手に行った方が良いですよね。
ただ一方で働く時間や場所の裁量は個々にほとんど任されている今の環境だからこそ、子供との時間も作れるというメリットもあります。
あとは「まぁクビになってもなんとかなるか」と言う漠然とした思いもあり自分は転職をする事は結局辞めました。
メリットとデメリットをしっかりと知る大切さ
これは別にベンチャー企業への就職に限った話ではありませんね。
どの会社に入るにしても得るモノと得られないモノがあります。
それはキャリアにおいてはもちろんですが、人生と言うより大きいフィールドで考えても同じ事です。
言いたい事は目先の給与や労働環境だけで仕事を選ぶより、少しでも将来を見据えた選択が出来ると良いよねって話でした。