青リンゴになりたい
「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう」サムエル・ウルマン『青春の詩』宇野収、作山宗久訳
詩人サムエル・ウルマンが70代で作った『青春の詩』の冒頭の一節です。
この詩から着想を得て、建築家の安藤忠雄さんは青春のシンボルとして「青いりんご」というオブジェをデザインしました。
その際、こんな言葉を寄せています。
「目指すは甘く実った赤リンゴではない。未熟で酸っぱくとも明日への希望へ満ち溢れた青りんごの精神」
世界で活躍し、挑戦し続ける安藤さんの言葉だけに説得力がありますね。
青さとは、失敗を恐れず夢を追い求める、チャレンジの色なのかもしれません。
サムエル・ウルマンは詩の中でこんな表現をしています。
「青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき はじめて老いる。」サムエル・ウルマン『青春の詩』宇野収、作山宗久訳
70代でこの言葉を残せるのですから、素敵な人生ですね。
青春とは、理想を忘れず挑戦を続ける姿そのもの。
いつまでも、青リンゴの精神を忘れずにいたいものです。
家族や友人から「早く大人になりなさい」と怒られそうですが。笑