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ゾンビ虫?寄生した虫を操る?!不老不死の薬?冬虫夏草を美味しく戴きました😋(前編)
学生の頃にNHKの
プラネットアース(だったと思う)
を観て衝撃を受け、
「いつかは食べてみたい!」
と思っていた冬虫夏草を食べる機会に
巡り会えました!
冬虫夏草って聞いたことあるけど
よく知らないという方も多いと思うので、
前編ではざっくり説明したいと思います。
🐜1.冬虫夏草とは
主には森林やジャングルに生息し、
宿主である昆虫やクモに寄生した菌類が、
虫を栄養素として宿主の体内で成長し、
虫の殻を破って生えてくるキノコ全般を
冬虫夏草といいます。
その種類は千を超えると言われ、
そのうち約500種は日本で発見されています。
🐜2.冬虫夏草の成長サイクル
①侵入
虫が呼吸している気門などから胞子が宿主体内に侵入。
②侵食
胞子は菌糸という管を宿主の身体中に張り巡らせ侵食。
③行動制御
キノコ発芽時期になると、発芽に適した場所や、発芽後に胞子が宿主に付着しやすい場所に宿主の行動を制御し移動させる。
④発芽
目的の場所まで宿主を移動させたら宿主の頭部や関節などから発芽する🍄→①に戻る。
虫を自由に操るキノコがあるなんて驚きです!
更に興味深いのは
上記③で宿主の行動を制御するとき、
脳を支配していると思われがちですが、
実際には死ぬまで脳には侵食しないそうです。
冬虫夏草は宿主の脳ではなく、
筋肉をコントロールしているのです💡
▼学生の時に観たものとは異なりますが、アリの頭からキノコが生える様子は圧巻です!
🐜3.冬虫夏草の魅力
なんと言っても、
寄生して宿主を操って増殖するという、
まるでマンガか映画に出てきそうな
その生態です!
菌である冬虫夏草には脳がありません。
なので思考力や意思、感情もありません。
それなのに宿主の行動を操るのです!
また、冬虫夏草は森の中で
増えすぎた虫に多く寄生し、
生態系のバランスをとっているとの
見解もあります💡
まだまだわかっていないことも多く、
大胆な生存戦略と、そのミステリアスな生態が
人を(私だけ?)を魅了していくのだと思います。
冬虫夏草は特別な存在に思えますが、意外と身近に存在しているようです。
いつ、どんなところに出現するのか
調べてみませんか?
冬虫夏草狩りの得意な方!
ぜひ誘ってください!
次回は生薬としての冬虫夏草をお伝えします。