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贈り物手軽に、ソーシャルで進化
数年前から会社では関係性をクリーンにする、みたいな感じでお歳暮やお中元って送らない所が増えてきました。
改まってそういう品を送るのって賛否がある世の中になってきたと思うのですが、日ごろの感謝をちょっとしたギフトで送るのは若者中心に進んでいるみたいですね。
それはなぜ?
なぜなら、手軽に出来るようになったからです!
でも、このちょっとした消費文化は相手に喜んでもらえて消費も回る魔法の経済対策かもですね(笑)
今日はそんな今どきのギフトの文化を
*ソーシャルギフトの仕組み
*待ち合わせに遅れそうなときに「eギフト」
*「何を贈るか」も助言
*ソーシャルギフトの利用者はだれ?
とみていきながら、冒頭に書いた
コロナで対面が減ったこともあり、日ごろの感謝を贈るソーシャルギフトが盛んに
という社会現象が進んだ要因のひとつであることも理解しようとおもいます。
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*ソーシャルギフトの仕組み
SNSを使って相手に贈り物をする「ソーシャルギフト」ですが、日経新聞では3つのギフトを取り上げていました。
それは
① LINEギフト
② Giftee(ギフティ)
③ ムードマーク バイ イセタン
です。
それぞれの特徴をみていきましょう
① LINEギフト
かなり多くの方が利用していています。
2021年12月の総流通額が前年比440%超え!
2021年総流通額は前年比330%を達成、
累計ユーザー数2,000万人突破
と日常的に利用され始めているんですね。
「LINEギフト」は、2015年4月からサービス提供を開始した、「LINE」のトークを通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービスです。
お互いの住所を知らなくても、直接会えなくても、LINE上で簡単にギフトを贈ることができるため、ちょっとしたお礼を言いたい時やシーズナルイベント、大切なライフイベントなどで利用されています。
人気はスタバの店舗で引き換えられる商品券で価格帯も500円~1000円と気兼ねなく利用できるのが特徴です。
② Giftee(ギフティ)
デジタルギフトのパイオニア、ギフティはBtoB向けサービス提供開始から2年で導入件数4,000件を突破したそうです。
温泉やゴルフ場などのレジャー施設の入場券などのほか、ネットフリックスやHuluなど動画配信サービスの1カ月利用権など様々なギフトを贈る事が出来ます。
カタログのように受け手が自由に選べる「giftee Box」を提供しています。500種類以上のラインナップの中から受け取った方がお好きな商品を自由に選べるデジタルギフトです。
③ ムードマーク バイ イセタン
かつては大きな売上であった百貨店のお歳暮やお中元は今は随分下火になってきました。
しかし、昔ながらの贈答品を取り扱う百貨店も今、ソーシャルギフトに参入しています。
結婚祝い、出産祝い、内祝いなどのシーンや、誕生日プレゼントなど、 記念日に贈りたいギフトが揃うギフト専門サイトです。ちょっといいものを贈りたいシーンに最適ですね。
百貨店のギフトコンシェルジュの目利きで選ぶ商品であることが、魅力であり特徴でもあります。
*待ち合わせに遅れそうなときに「eギフト」
かなり日常に溶け込みつつある「eギフト」ですが、最近どんなシーンでりようされているか?をみていきます。
まず変わったのが、ギフトを贈るシーンです。
より些細な日常に入り込むことが出来ました。
いわゆる「フォーマル」から「カジュアル」が増えているのです。
*待ち合わせに遅れそうなときに、相手にカフェで使えるクーポンを送った。
*親子げんかして弁当を持たせずに学校へ送り出した子供へコンビニで使えるチケットを送った。
お詫びや感謝など日常のコミュニケーションとしても使われていると思います。
また、こちらが忙しくて店舗に赴く時間がない時でも、場所を選ばず、時間も掛けずにギフトを贈る事が出来ます。
うっかり誕生日を見逃していた!メッセージだけでは演出が不十分
といった時にも、リカバリーをして相手に想いをオンタイムで送る事が出来るのです。
*「何を贈るか」も助言
タイミングをカバーしてくれるeギフトですが、もう一つ贈る人にとって大きなお手伝いをいしてくれています。
それは「何を贈るか?」の助言です。
LINEギフトでは
贈り物のシーンや受け手の年齢や性別などの属性にあわせて検索ができます。
対話アプリを介してやりとりするサービスの特性上、過去の購買データをLINEのアカウント情報とひも付けて蓄積できるのです。
LINEはこうしたビッグデータをAI(人工知能)で分析するなどして、商品のレコメンド機能を強化する方針です。
gifteeでは
カタログのように相手に選んでもらうサービス「Box」シリーズが人気です。
最近は結婚式の引き出物もこういう感じでカタログで自分の欲しいものを注文する形式が増えています。
カジュアルなシーンでも相手が選べる選択が増えているのです。
ムードマーク バイ イセタンでは
クリエイターがおすすめのギフトを紹介するWEBコンテンツを用意しています。
ギフトへの考え方や商品のエピソードを語る記事を掲載していて、送り手の参考にしてもらっています。
サイト上で3つの質問に答えるだけでおすすめの商品を表示する「コンシェルジュ」機能も備えています。
*ソーシャルギフトの利用者はだれ?
ソーシャルギフトの利用者の多くはSNSやECになじみのある若者世代です。
LINEによれば、LINEギフトでギフトを贈った人のうち20代は46%、30代は25%と合わせて全体の7割を超えています。
ギフトを受け取った人も全体の7割が20~30代でした。
一方で20-30代から送られた40-50代も利用が増えてきているそうです。
矢野経済研究所によれば、ソーシャルギフトの市場規模は
18年で1167億円だったが、
23年には2492億円になる
見込みだそうです。
コロナ禍で実際にリアルに会う機会が制限される中でも、相手に日常の中で少しでも喜んでもらいたい、そんな相手をもてなす気持ちが、使い慣れているSNSのツールの中で芽生えてきているのかもしれませんね。
コロナで対面が減ったこともあり、日ごろの感謝を贈るソーシャルギフトが盛んに
コロナだけが要因ではありませんが、こうやって感謝を形に表すことを続けていけば、もっと穏やかな時間が増えるかもしれませんね。
心は中々見えにくいので、表現する工夫は必要だと思います。
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