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福岡マラソン2022の振り返り
11月13日、福岡マラソン2022に参加してきました!
今回は、約3年ぶりの開催となりました。
フルマラソン出走者数は、11174人(受付終了時点)となっていたそうです。コロナ中でしたが、例年どおり都市部の大会としてランナーの参加規模の大きい大会となりましたね。
以下に、今回のマラソンの備忘録を載せています。ほとんど私個人の振り返りと反省となっていますので、市民ランナーの方の参考にはならないかもしれませんが、一人でも同じような経験をされた方がいれば共感してもらえると幸いです。
走ってみた率直な感想
ゴールした後、振り返ってみて率直な感想は・・・
自己ベスト更新が果たせなかった『悔しさ』と、出走する前までの不安や緊迫感などから解放された『解放感』、『安堵感』などが入り雑じったような感覚でした。
もちろん、終わった後は体も気持ちも気が抜けたような状態になりました(笑)
大会が始まるまでの2週間ぐらいは、からだの調子も良かった分、時間が長く感じたのに、終わってみれば「あっという間」、そんな感覚でした。
思ったようにいかないのが、マラソンの醍醐味。
今回は個人としても、約2年10ヵ月ぶりのマラソンということもあり、久しぶりの大会参加ということも、気分は高揚していました。
また、
参加するからには、やはりPBを出したい!!!
そんな思いから、今回は「3時間15分切り」を目標に大会から逆算しながらトレーニングを積んできました。練習期間、トレーニングの内容、大会1ヶ月前での調子や体のコンディションなどを踏まえると、PBが出せそうな雰囲気さえ自分の中ではありました。
また今までと違うのは、これまでの練習ではトレーニングの量の指標の一つである月間走行距離や、ジョグの時間を長く設けることなど、「追い込む」ことにこだわっていました。
しかし、今回はトレーニングの「質」は保ちながらも、走行距離にはこだわらず「無理せずに妥協していこう(いい意味で)」というスタンスで、割り切って練習にも取り組めました。
これがこうを功を奏したのか、本番までに怪我や痛み、疲労などといったダメージを残すことなくスタートラインに立つことができました!!
あとは、福岡マラソンというコースの立地や自然環境がどう影響してくるか。こればかりは、ある程度想定していても当日にならないとわからない・・・
いざスタートラインへ。
前半は、コースがアップダウンもほとんどなくやや下り調であり、周りの勢いにも感化されるため、ペースが自然と速くなることが予想されました。それでも、ペースは抑えながら4分30秒~4分35秒/㎞のイーブンペースで入ることができました。主観的疲労度としても、ほとんど疲労感を感じない。なんなくこのまま巡航ペースで行けそうな空気(笑)。
また、序盤は同じぐらいのペースの集団を探して、途中まで運んでもらおうと考えていましたが、なかなかタイミングよくそのような集団は表れず(笑)。
しかし、15㎞過ぎた辺りからなだらかな坂にさしかかり、ペースを維持するのが主観的にキツく感じてきました。キツさは、心肺というよりも脚の重たさなど脚からくるキツさであり、ここで脚を使ってしまっては後半持たないと思い、意識的にペースを落とすことに。
ハーフラインを越えて下り坂になり、
「よし少しペースを上げていこう」
と思いましたが、脚が回復せず最初のイーブンペースへなかなかペースを戻せない状況に・・・。
さらには、ジェルを補給したあたりから「お腹の差し込み」が続くという、なんとも厳しい闘いとなってしまいました(;´_ゝ`)
まぁすぐに治まるだろうと安易に考えていましたが、なかなか治らない・・・。
かといって、給水やジェルの補給を止めてしまうと、脱水やエネルギー切れになってしまう。
差し込みに伴う腹痛を堪えながらも、給水ポイントで少量ずつ水分を摂ることに。
25㎞を過ぎたあたりからは、なだらかな坂が続き、また海沿いで出るため北風による向かい風の影響も出てきます。また、気温が上がり暑さも相まって、まさに「スタミナ」と「自然環境」との闘いででした。そして徐々に脚のダメージへ、大腿部への張りや痛みが蓄積してくるのを感じました。
脚に関しては最終的に釣りはしなかったものの、この気温が高くなった中で給水が十分に摂れず、ミネラル不足になっていたのも、影響していたかもしれません。
後半からは、「コース立地」、「自然環境」、「脚のダメージ」、「スタミナ」との闘いが続く厳しいものでしたが、
不思議とメンタルはやられていませんでした。これ幸い(笑)。
頭(思考)もしっかりしていたため、客観的にみて「この状態ならPBは狙えないな」と潔くあきらめることができました。
いい意味で割り切れたことで、気持ちにも余裕ができたことがメンタル的な余裕度に影響していたと思います。
PBを狙っていこう
⬇️
無理せずに淡々と走ろう
こういう思考へシフトできたことで、気持ち的にも楽に走れるようになりました。
もちろん、身体的にはきつい状態が続いていますが(笑)。
また、30㎞を過ぎて福岡マラソンでは関所ともいわれる糸島ののらん坂を過ぎた以降でも、精神的には落ち着いていました。32㎞程を過ぎ残り10㎞という距離も、そこまで気にすることがありませんでした。「まだ10㎞もある」というよりも、
「あと残り10㎞耐えればいい」という方へ前向きに切り替えることができていました。
終盤は、5㎞のラップタイムも5分30秒/㎞近くまで大幅に落ちていきましたが、残り1㎞は気持ちで4分43秒/㎞ペースまで上げることができました!
その勢いのままゴール!!!
記録は以下のようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943844903-qFfOxpgF8e.jpg?width=1200)
ゴールしたあとは、何とも言えない解放感に満たされました!
PBにはあと3分程後届かず悔しさが残る大会となりましたが、ゴールできた満足感のほうが強く不思議とすぐに開き直れました(笑)。
![](https://assets.st-note.com/img/1668943754068-r2OSJN7lc9.jpg?width=1200)
久しぶりのフルマラソン。
トレーニングを積んでいても、やはり予定どおりいかないものですね。
PBを目標にしてマラソンを走ることの難しさを、改めて痛感した大会でした!
来年は、2月と3月に北九州マラソン、さが桜マラソンと続くため、今回の経験を活かして計画的にトレーニングを積んでいこうと思います。