ランニングフォームを変えていくコツ
自分の癖や活動に気づくこと
まずは、自分の普段の生活見直してみましょう。
走り以外で特にランニングフォームにも影響しやすいのが、日常における姿勢や活動です。
座位姿勢、立ち姿勢、歩行時の姿勢と歩き方など
あなたが、日常の活動の中でも比較的身体への負担や負荷が大きい動作や、頻度の多い活動を見直してみましょう。
例)
通勤で歩く時間が長い、デスクワーク、職場で階段の利用が多い、電車で立ちっぱなしになる、育児で子供抱き抱えることが多い、腕に力が入る家事や作業がある、などなど。
日頃のあなた自身の生活や活動を振り返る
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あなたの筋肉の付き方や重心の偏り、利き腕、
ランニングでの力の抜けにくさ、動きの硬さに影響しているところを観察する。
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可能な範囲で姿勢や動きの癖、活動による負担を減らして身体のバランスをとる
私の場合、2歳になる娘がいますが、甘えていつも抱っこをせがまれるので(歩けるのに)、しぶしぶ抱っこしてあげてます。可愛くて仕方ないということもありますが(笑)。
そのため、余計に腕や肩にも力が入りやすくて、初めのうちはよく腕や肩が凝るということもありました。走る的に腕が重たく、疲れるということもありました。
今では、カラダや腕の使い方、重心の取り方など工夫することで、ランニングにも大きく影響することなく、抱っこもできるようになりました。
意識するのは、2つまで
複数のことを同時に考えてしまいがちですが、
人には、一度に意識できる範囲には限りがあります。
つまり、
人間の脳は複数のタスク(課題)を同時に処理するのは、困難ということがわかります。
課題(意識ポイント)は、2つ以下で
内容がわかりすく、シンプルなもののほうが
脳(前頭葉)で情報が処理され、目的を遂行しやすいというとがいえます。
少しずつ変えていく
数多くあるランニングフォームや姿勢のポイントの中で、あれもこれも意識すと、キリがないぐらいありますよね。
例えば、
①体の真下への着地、
②股関節や踵で押す(足首で蹴らない)
③膝を素早く折り畳むように前へ振り出す
④胸と肋骨張る
⑤肩甲骨を後ろへ引く
⑥肩の力を抜く
⑦体幹を前傾させる
これだけでも混乱しそうですよね。
いろんな部位へ注意が分散し、これだと意識したいものも逆に意識できなくなってしまいます。
また、より頭で考えながら走るため余裕がなくなり
ぎこちなく、硬い走りになってしまいます。
動きの細部にこだわりすぎると、自然な走りができなくなり、
「疲れを感じる」、「スピードが出せない」、
「楽に走れない」、「痛みが生じる」、など
パフォーマンスが悪化してしまう恐れがあるのです。
それなら、もう少し的をしぼってみましょう。
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「今回は、
着地だけは①体の真下への着地
上半身の⑤肩甲骨を後ろへ引く
を意識して1週間取り組んでみよう!」
もちろん、より簡単にするため1つに絞って取り組む方がより楽に意識しやすいと思います。
意識することによって、多少スピードは遅くなりますが、反復とフィードバックを繰り返しながら、意識しなくても自然とできるようになってきた段階で、次の課題や意識ポイントへ移行していくと、ランニングフォームの定着が図りやすいと思います。
一気に変えようとせずに、
少しずつ(1つずつ)フォームを変えていく意識でトレーニングを行うことで、「全体のランニングの動きの流れを壊さないようにしながら、フォームを浸透させることができる」と思います。
ランニングフォームの改善の考え方の一つして、参考にしてもらえると幸いです。
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