弱者だからの利点(アーティスト活動)
私的な話だが斎藤道三と野村克也が大好きである。
ただ南海もヤクルトも好きではないが野村克也は好きで本は読み漁った。
斎藤道三も子供の頃に年末年始やお盆に行く親戚のおじさん家にあるおじさんが読む忍者漫画で斎藤道三を知り図書館で斎藤道三を調べるくらい気になった。
のちに斎藤道三が織田信長の義父であり、あの信長が尊敬する人物だった事を知り嬉しく思ったことを覚えている(笑)
何が野村克也や斎藤道三を好きにさせたかって、常に挑戦者であることそして弱者でも知力で勝ち上がれるという事を体現してくれたからだと思う。
自分が若き頃、演奏力、ビジュアルでは上のバンドはそこらに溢れていた。
だからどうすれば目立つか必死になって考えた。
不思議なことに演奏力やビジュアルで劣るのに我がバンドはそこそこ集客をしてお金を出してマネージメントしてくれる環境に身をおき、多分今がある。
ありがたいことに低学歴のおっさんが家や家庭を持ち分不相応な生活をしているとは思う。それはなぜだって考えると『弱者であることを受け入れ、失敗してもオレなんて底辺だしこんなもん』と良く言えばポジティブ、悪く言えば反省しないトライアル&エラーを繰り返すことだと思う。
100回に1回なら100回やれば良いと言いつつ、どうすれば3回目で当たりが出るか?と考えるつつ気がつくと198回やってたなんてこともある。
198回やってもぼーっとやるんじゃなくて常にどうすればいいかって考える。
これは実は弱者だからできること。
そして得た経験値は別の機会で2回目で正解を出すことになることだったりする。
ようは弱者だからできる経験と得られる時間がある。
そしてそこに意味を見つければ弱点は自身のストロングポイントになる。
「なぜ集客できないのであろう?」
ミーティングの時に客観的に見て考えられる理由を出す。
そして、その出した理由をひとつづつ潰していけばいい。
「金ない」「コネない」「環境ない」なら出来ることは「技術向上」と「トライアル&エラー」のみ、ナイナイの君にも時間はある。ちなみにバイトで時間もないとかなら『音楽でメシを食うって言うアーティスト活動をやめましょう』音楽を楽しむことに切り替えれば幸せ。
野村監督は死ぬまで全日本の監督をやりたかったし斎藤道三は翁になってから戦で逝去した。
※織田信長のために無理な負け戦を仕掛けたという説あり。
これを機に信長は出世して行く。
そう、あくまで次を考え、望んでいた。
弱者だからできることを考えて行動する。
音楽でメシを食うってことは諦めない限り続く無限地獄。
でも不思議なもんで地獄だから見える絶景だったりがある。
優秀な作戦参謀(ブレーン・スタッフ)が現れるその日まで戦に、試合に勝つために弱者は弱者だって受け入れて強者とは違う作戦で勝つしかない。
よく周りを見てご覧、上手くいっていない君周りの友人知人ミュージシャンは皆さん売れてるミュージシャンの劣化モノマネじゃない?
それは結局、そのホンモノを知らない残念な人かモノマネ好きの薄い人にしか受け入れられない。
「オレ、弱いけど君のためなら勝てないけど怖くないし戦える。そして君のためなら死ねる」は、愚か少年◯ャンプの読みすぎ(笑)
バカは見習わず、戦わず走って逃げて次の好機を狙え。
弱いから勝てないではなく、考えないし行動しないから勝てないと知るべきである。
弱者だから、零細だから貧乏だからは成功しない理由にはならない。
正々堂々なんて目指す必要もない。
イカサだって勝てばトリックスターって言う異名で評価される。
まぁネガティブな部分で一つだけどうにも出来ないことがあるなら、それは『運がない』ことくらい。
こればっかは前世を呪うしかない(涙)