君の出るライブハウスは川なのか湖なのか?
い
アマチュアミュージシャンの音楽活動で重要なポイントがあるとすれば
『君の出るライブハウスは川なのか?湖なのか?』
ライブハウスに通うお客さん視点で見れば、お客様は川や湖に遊びに行く人、例えるなら釣り人。
川釣りには川釣りの楽しさ湖には湖ならではの楽しさがある。
しかしながら、川で育つ魚と湖で育つ魚には大きな違いがある。
『川は海につながり、大海を泳ぐことができる』しかしながら湖で暮らす魚は海に入ると死ぬ。
淡水魚は海では生きられないのだ。
これライブハウスで活動するアマチュアミュージシャンに言えることだが、ライブハウスには海につながる『川』タイプの店と海に入ると死ぬ『湖』タイプの店がある。もちろん同じ店舗でも時代や店長によって湖が海につながるようになったり、川が封鎖されて湖になったりすることもあるであろう。
ただハッキリ言えることは『湖では海に辿り着くことはない』
そして残酷なのは湖に生きる魚は『淡水魚は海水では生きられない』ことを気がついていない。そして湖なのか川なのか気がつかない。だって生まれた時からそこに居るんだから気がつくわかないのよ。
これって実は最初は運だったりするんだけど、水に馴染んじゃうともう湖から川には進めないし、海にも辿り着くことはない。
そして私は言うなれば【漁師】。
東京のライブハウスで川っぽい湖は多くあり、アーティスト育成ではなく日々の売上が全ての店舗は多い。
でも、それってライブハウスが日々の売上に追い込まれて「アーティスト育成どころじゃない」っていうのが本音。そして湖で暮らすミュージシャンの多くが満足しているのも現実。
湖経営で音楽活動やってるって承認欲求を満たすってのが1番社会のためには有益なのかも知れない。
川から海に進んだからといって成魚になれるかはわからない。
でも海で生きるためには川から海に進むしかない。
君が居る場所が海につながる川であるのか?