発信は遅れて効いてくる
最近よく思うのが「発信は遅れて効いてくる」ということです。
ぼくがTwitterやnoteをやっているのは、もちろんそれ自体が楽しいということもあるのですが、やっぱ「仕事につながったらいいな」「ビジネスにプラスになればいいな」ってことだったりします。
そこで仕事につながりそうな発信をするわけですが、「RT」されたり「いいね」をされたりすることはあっても、そのまま仕事の問い合わせが来たりとか、何か具体的な案件がやってくるということは、ほぼありません。
「あれ? まあまあ反響あったはずなのに、仕事にはつながらないのかな?」
そう思ったりします。
でも、それから3ヶ月とか半年くらい経って、その発信を忘れた頃にポンとメールが来るわけです。
「どこでこれを知ったんですか?」と返すと「顧問編集者についてのnoteを読みまして、詳しくお話を伺わせてほしいと思って……」。そして、そのnoteが半年以上前に書いたものだったりするのです。
なぜそうなるのかはわかりません。
noteを書いた直後に読んでくださって、すぐ問い合わせることはなかったけど、ふと思い出して連絡してくださったのかもしれない。ちょうど会社で困った案件ができて、そのnoteを思い出してくれたのかもしれない。
もしくは、ほんとに最近、検索などで引っかかってそのnoteを発見して声をかけてくれたのかもしれない。誰かから聞いて、そのnoteにたどり着いたのかもしれない。
いずれにせよ「発信」から「具体的な問い合わせ」がきたり、さらには「成果」が出たりするのにはタイムラグがある。
そんなことを最近、実感しています。
いきなり紹介された商品に飛びつく人は少ない
たしかにこの現象をリアルに置き換えると、納得がいきそうです。
考えてみれば、いきなり会ったこともない人に「こういう商品があるんですけど、どうですか?」と言われて、飛びつくことはほぼありません。よっぽどいいものだったり、よっぽど困っていることであれば、飛びつくかもしれない。
でもやっぱり「いいけど、まだよく知らないしなー」とか「まだ信頼はできないかなー」ということで保留にすることがほとんどです。
ただ、そのあとも何回か目にしたり、詳しい説明を読んだり、他の人から評判を聞いたりすると「やっぱりここにお願いしようかな」と思えます。そこで初めて問い合わせをする、というのがよくある流れです。
コップに「信頼」を溜めていく
ついぼくらは「発信したらすぐに何か反応があるんじゃないか?」「仕事につながるんじゃないか?」と期待してしまいます。
でも発信をしていきなり問い合わせがくるなんてことは期待しないほうがいいのでしょう。
やるべきことは、こうです。
まさにリアルで人にアプローチするように、何度も発信してみる。定期的に発信を続けてみる。そうやって3ヶ月4ヶ月……半年と続けていくうちに、そこにそれなりの「信頼」が生まれていくのです。
ひとつひとつの発信が少しずつ、その人や商品に対する「信用・信頼」を生んでいく。そしてあるとき、コップから溢れて、問い合わせや仕事につながるのです。
一度の発信に一喜一憂せず、発信を続けていく。
きっとこれが大事なんだろうな、と思いました。という話でした。