プログラムを考える

年が明けて、金管アンサンブル団体の練習がもうすぐ始まります。

結成当初は集まって色々な譜面を音出しして、やいのやいの言いながら採用曲を決めていました。
しかし大学オケを卒業して10年以上も経つと、それぞれの忙しさもあり、なかなか全員揃うことも難しいです。

最近はやりたい曲を事前に提出してもらって、初回の練習前にあらかたプログラムを組んでいます。
効率重視というのもありますが、あまり強いこだわりがないメンバーが多いので、民主的に決める意味も薄いところがあります。

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プログラムを組む際には、たくさんのことを考える必要があります。

  • メンバーのやる気

  • 1人あたりの乗り番数

  • 曲の難易度

  • 体力的なキツさ

  • 演奏時間

  • 演奏効果

  • 曲の知名度

  • 編成やジャンルの多様性

アマチュア団体なので、自分たちが楽しくないと意味がありません。
なので、やりたい曲をやるのが基本になります。

ただ、メンバーがやりたい曲は、割と難しめであることが多いです(プロの演奏は簡単に聞こえるものです)
全部採用すると、難しすぎたり、長すぎるプログラムになります。
完成度の低い演奏や長い演奏会は、お客さんにとってはつらいものです。

お客さんのことはあまり気にせず、自分たちがやりたいことをするというのも、1つの考え方です。
しかしながら、アンケートで演奏を褒められるとやはり嬉しいものです。
逆に厳しい評価をもらうと、演奏会後の楽しい気分も半減してしまいます。
お客さんを満足させることは、自分たちの満足にもつながるのです。

♪♪♪

個人的に大事にしているのは、メンバーに合った曲を選ぶということ。
具体的には、個人技で聴かせるような曲はあまり向いていないと思っています。
一方でアンサンブル力は高いメンバーが揃っているので、全員で作り上げるような曲は向いているはずです。

もちろんあくまで傾向の1つであり、プログラムのすべてをそのような曲で固めるわけではありません。
そもそも上に並べた項目の時点で、全部を完璧に満たすことは不可能です。

その中でもできるだけ、メンバーとお客さんが楽しめる選曲をする。
それが、年1回の活動をする意味であり目的だと思っています。

今年も楽しいシーズンになりますように。

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