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舞台『マイバラード』を見てきた。 10/20

今日は舞台『マイバラード』を観劇してきた。水色革命の本公演で世羅りささんが演出・脚本ということで楽しみにしていた。世羅りささんは女子プロレスラーでもあり役者でもある。そんな彼女の描く世界はどんなだろうと興味があった。

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とある高校が舞台。合唱コンクールを控えた合唱部と部員たち。主人公の女の子は歌を歌うことが好きな高校2年生。課題曲が『マイバラード』というのは主題からきているのだろう。

ストーリーを丸々書いてしまうのは簡単なのだけど、書かない。見てきた人がそれぞれに想いを馳せればいいことだから。

主人公を演じた岩井杏加さんがとても素敵な高校生役を演じ切っていた。ますますいい役者さんになっているように感じた。彼女が演じる役には難しい課題がついてくる。今回は失語症という役回り。姉を事故で亡くし、かかってしまうのだけどその役、心象風景を見事に演じ切っていた。

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周りのキャストたちも岩井さんの良さを消さない引き立てぶりがとても良かったと思う。朱里さん演じる担任の先生もその優しさで彼女の良さを引き出していた。

主人公の夢であるラジオDJを演じた世羅りささんもいい感じで目標になり切っていたのが素敵だった。

舞台全体も焦点が主人公の青春に集中していたのですっきりとしていて凝縮されたところがすごくよい作品になったと思う。

見終わったあと「こんな青春っていいなぁ」と自分の青春時代と重ね合わせずにはいられない。見事青春を描き切った世羅りささん、初脚本・演出は大成功だったと思う。単にキラキラで終わらせないところが良かったなと思った。

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岩井さんが、すごく輝いていた。終わったあと、その顔をみたときにこの舞台の成功を感じた。素敵だったなぁ。

水色革命の世界観を崩さず、キラキラとした青春劇が見事だった。

あと合唱が本格的だったのに驚いた。見事すぎた。これも大事なポイントだった。世羅さんの次回作にも期待です。

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