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モテアマスは最後まで怪しさと共に

 とうとうモテアマス三軒茶屋爆破(終了)まで一か月を切った。

 映画の撮影があるので映りに行く。映像に映ったり撮影現場を観察したり、映りに来た他の人と話したりもする。爆破住民(モテアマスの最後に住む片付け住民)とも会った。モテアマスは最後まで変わった人を集めるパワーがいっぱいだ。普通、尖ったコミュニティがあっても

尖りすぎて崩壊して終わる。

尖った人が抜けていって無難なコミュニティになって長続きする。

この二つの二択になる事が多い。
モテアマスは尖ったコミュニティの状態で最後まで駆け抜けそうだ。

ずっと昔から理想のコミュニティについて考えることがあった。モテアマスと出会うまでは「まだ上手に回っていないコミュニティ」しか体験しないでコミュニティというものを考えてきた。
 モテアマスと出会ったことで「うまく回っているコミュニティ」を体験できた。「ここはうまく行っているけど、あっちのコミュニティは崩壊した。原因は何だろう?」といった感じで考えられるようになった。

 相変わらずモテアマスのリビングにはファンタスティックな怪人がいて(私もその内の一人だけど)、不思議なことをやっている。
 
 人生を変えたい!って人が勢いで会社や役所、場合によっては学校を辞めてから「このペースでやっていけば、まあ何とかなる。」と思える境地に達するまでの期間をショートカットできるものを作りたいと思っている。

 モテアマスは部分的だけどそれを実現できた感じがする。勢いでなだれ込んだ人が「これをやっていれば、まあ何とかなるだろう。」と思えるものを見つけて出ていく。自分を探す作業はよそから見ればカオスな事の繰り返しでモテアマスはカオスが蓄積されていった。

 寂しいモテアマスを見るがなく最終章を迎えそうだ。

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