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「組織とキャリアオーナーシップ」について考える
宮古島日記「宮古島な生活」に続く、第2のコンテンツは「南の島で考える」編です。
今回からは、ローカルから離れて、ビジネス寄りの内容です。東京で15年仕事した後に宮古島に移住したから分かること(見えてきたこと)を書いていきたいと思います。
①組織について考える
安部の社会人人生を辿ると、2005年にITベンチャー(当時300名程度)に同期80人と一緒に新卒入社したのがファーストキャリアです。7年在籍して、400名→2000名程度までの拡大を経験しました。
その後、2012年に当時40名程度であったgCストーリーに転職。40名→100名程度の組織の変遷を見てきました。
とりわけ、2013年〜2016年まで人事責任者として、制度構築、採用ブランディング、教育計画、労務対応等に関わり、2016年後半から2018年までは組織改革に携わっています。
(内容は以下より。)
細かな単位ではITベンチャー時代も当時20名ほどだった、チーム内組織変更にも関わっていましたので、振り返ると『組織』という切り口で会社を見ることは比較的多かったように思います。
組織という単位で会社を見ていくと、たくさんの知見に出会うことができます。当時は組織に関する本を求め、読み漁りました。
最初は、組織を動かす人の動機(内発的動機)が気になり「人を伸ばす力(1999)」を読みました。
個人から部門に目を移していくとリーダーのあるべき姿が気になり「サーバントリーダーシップ(1977)」を読んで、では今後、人は何に動かされるのか?が気になり、「モチベーション3.0(2010)」を読みました。
そこから、組織への探求は、「学習する組織(2011)」、「ホラクラシー(2016)」、「なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか(2017)」、「ティール組織(2018)」辺りへと続きます。
個人的にどれも名著であると思います。
そこで自分なりに感じた活性化される組織に求められるメッセージは「個を持つこと」と「個を認めること」でした。
それは、これまでたくさんの研究者がその時代背景に置いてそれぞれの立場で考察したことの共通点な気がします。組織という人の集団だからこそ、それぞれが自分をもち、個を認めること。
置かれている状況によって手段は異なるかもしれませんが、それを実現していくことで「組織が人を幸せにしていく」。そう感じました。
②キャリアオーナーシップについて考える
近年、テクノロジーの進化によって、フリーランスや副業といったより個が活躍しやすいビジネス環境が整いつつあります。
(自分自身もダブルワークを通して、改めて『仕事観』がアップデートされています。)
そのような中で「組織」が果たす役割は何か?そのヒントが「働きがい(やりがい、生きがい)」に繋がっていくような気がしています。
先日、gCストーリーはGPTWが主催する「働きがいのある会社ランキング」で5年連続ベストカンパニーに選出されました。
これまで本ランキングに5年携わってきましたが、人が「働きがい」を感じる瞬間は本当に人それぞれ、それこそ「個を持っていて」「個を認め合える環境」があることによる部分が大きいと感じます。
だから施策を真似るだけでは同じことはできませんし、一人一人が生き生きと働くことにも繋がらないなと思います。
その意味で、軸となるものは「人」であったり、「理念」であったり、「事業」であったり、それこそ様々です。
だからこそ、個が活躍していて、キャリアというものが「会社で働く」という部分に限定されるのではなく「自分の人生(キャリア)に自分が責任を持つ(オーナーシップ)」の考え方がより重要度を増してくると感じています。
組織としては、個人の人生としてのキャリアの多様性を前提に、何を実現するのか?それこそ、「人を育てたり」「理念実現に向けて邁進したり」「世界を変える事業を創り上げたり」するんだと思います。
「自分の人生のこれから」も「組織の未来」も決して「点」ではなく、「線」でオーナーシップを持って、より強固なエンゲージメントを築いていく。
最近は今まで出会わなかった様な島の人々やRuGuのメンバーに囲まれて働いています。
改めて見えてきた「自分の人生」。これからどんな組織になっていくのか。今からワクワクが止まりません。笑
次回は「リモートワーク」について実体験を元に書いてみようと思います。
(いまだに物件は見つかっていませんが・・汗)