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Stanford Executive Program for Social Entrepreneur 体験記:Day4

疲れてきました、、。
疲れた、、、。

昨日はあまりに感動して気持ちが高ぶってしまい、すっかり寝不足です。

今日も朝から授業がぎっしりで、ディナーの後も自主的な催しに参加したりしたのでかなりのぐったり感です。今日は早く寝てエネルギーをチャージしたい!
 
今日のスケジュール
・ブートキャンプ?おいしいのかな?状態、、。完全スキップ
・朝ごはんもスキップ (教室の脇に必ず果物、スナック、コーヒーがあるのと、1分でも寝ていたいので睡眠を優先しました)
・グループトーク。
・Design Thinking
・自転車でみんなでキャンパス内を散策
・ディナー
・ホンジュラスから来たAによる「デジタルマーケティング講座」
22:00頃に終了。

グループトークでは中国系の移民のHが自分の生い立ちを話してくれたのだけど、アジア人ならではの苦労、親からの強いプレッシャー(学業面)、そこから自分の道を見つけて、今のポジション(アートスタジオ経営&ソーシャルビジネスのインキュベーション)にたどり着くまでのストーリーのシェアがありました。

その他にインド系移民のRが、インドでビジネスをする難しさについて詳しく話をしてくれました。デリーはうそをつかないと生きていけない世界。学校で嘘はいけないといわれて育つけど、社会に出たら毎日人に嘘をつかないと生活が成り立たない状態に直面した。それが嫌で嫌で、だからアメリカに来た。(その後ビジネスを立ち上げて大成功して売却して今は財団を運営)

ラテンアメリカから来ているCは、デザイン思考の権威、スタンフォードのDスクールのトップ教授にアポを取ってオフィスアワーに会いに行くという事で途中で退席していました。素晴らしい行動力だなぁ。そこまでの事前リサーチも準備もしていなかった私。。。悔やまれる、、、。

そのCは自国で貧困層向けの学校運営をしていて、妹さんともプロジェクトを立ち上げてシングルマザーの自己肯定感を上げる支援をしていると話していました。
どうしたらそんなに他の人を思って行動できる人たちに育ったのかと思ったら、Cは自分自身がシングルマザーに育てられたと。
Cも人柄が素晴らしい人で、お母さんがきっと素敵な方なんだろうな、、。

教育の手法で何とかしようと思った自分が表層的すぎて恥ずかしくなって、その事を伝えたらスペインから来ている教授のJも、「僕も同じことを思った。みんなのストーリーを聞いたら何も困難を直面していない事をひけめに感じてしまって、何も発言できなかった」と。本当にいろいろと考えさせられるプログラムです。

デザインシンキングは私はこれまで学んだことはなかったのですが、実際にいくつものワークやアクティビティをやってみたらとても面白かったです。
フレームワークを使って自分の見方を変えてみたり、アイデアを出したり。
批判的な意見もたくさん聞くけど、少なくとも今日の授業からはとても大きな気づき・学びがたくさんありました。
個人的な気づきもあったし、会社を運営する上での気づき・学びも大きかったです。今日の授業を通して自分のマインドの変化を感じるし(維持したい!笑)、帰ってから仕事をするのがとても楽しみです。

ランチタイムにはウガンダでベーカリーを数店舗経営しているM(女性)と、インド系移民のR(男性)が靴を取り換えてて、リアルな「デザイン思考」を実践しててみんなで大笑いしました。
私も流れでオーストラリアから来たパキスタン系のUの靴を履くことに、、。生まれて初めて男性の靴を履きましたよ。大きくて重かったです。(感想シンプル)

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Mにはウガンダでのベーカリー事業の運営についても話を聞きましたが、いやぁ、ハードシングスの連続で頭が下がります、、。あと二日あるのでもっと詳しく聞きたいなぁ。マネジメントとか事業性の事とか。とても興味があります。


その他にはインド系移民のRからビジネスの初期段階から成長させていく過程で、彼が学んできた事を聞けたのがとても良かったです。
具体的なtipsがたくさんあって、これもまた戻ってから使っていきたいと思います。

レクチャーが終わった夕方には希望者でキャンパス内のサイクリングに行きました。ちょうど空が夕焼けになっていて、青空から夕陽に変わるのを見ながら、広大で美しいキャンパスを走ったのが気持ちよかったです。いいなぁ、大学生活。仲間とこうして楽しい時間を過ごして、学生時代に戻ったような青春感が満載だわ。楽しい、、。(肉体年齢は倍近いんだけどね、、、。)
自転車がワンサイズしかなくて私には足がギリギリで、ちょっと辛かったです。ダイバーシティを意識しているから、自転車のダイバーシティも考慮してほしかったなぁ、なんてことも思ったり。

その後はディナーを食べて、アメリカ人でファッションビジネスをティールな組織で運営しているJとティール組織やブロックチェーンの話をして、Aによるデジマ講座に参加しました。

なんだか眠すぎてちゃんと文章を書けていない気がするので、あとで気が向いたらリライトするかもしれません。しないかもしれません。

このプログラムは一緒の寮に泊まって、三食を共にして、参加者同士のコミュニケーションを促進していて、教授からのレクチャーだけではなく、参加者同士で学び合える設計になっていて、これこそ、このプログラムがデザイン思考で出来てるよね、と参加者のみんなと話していました。

デザイン思考の授業だけでなく、こうしてプログラムの在り方で体現をするのはさすがだねー!すごいね!という事をオーガナイズしているS教授にも伝えたらハイテンションで喜んでいました。(女性ですごく素敵な方です)

その他に印象に残ったのは
・オーストラリアで移民を対象としたインキュベーションと就業支援をしているU(彼自身もパキスタンからの移民)の話とか(実際にうまく立ち上がっている会社が複数あるそうです)
・日系ブラジル人で20年以上弁護士をしていたけど、そこを退いて(株を売って)これまたソーシャルビジネスを対象としたインキュベーション施設を作ったY。弁護士をしている時からプロボノでソーシャルビジネスの支援をしていて、結果的に5年前に会社を辞めて、今の事業を始めることになったそう。コワーキングスペースも設けていて、全くソーシャルに興味がない人も他の利用者とかかわる中で意識が変わって、社会的な取り組みを始めたりという良い効果があるそうです。

もうみんなのストーリーが美しすぎてね、、。あり方も素晴らしすぎてね、、。、なんなんでしょうかねこの人たちは。理念を唱えるだけでなく、実際に行動をきちんとしているのがもう尊敬しかありません。

あ、そうだもう一つ。今回のプログラム半分近くが女性で、ほとんどが子供がいるママです。子供も1歳から高校生までいろいろ。みんな、不在の間は旦那さんが面倒を見てくれているそうです。まぁそれは当たり前だよね~、と口々に言ってます。(我が家はどうなんだろうか、、ひとまず私が不在の間の諸対応をしてくれて感謝しています、という事で)

経営やビジネス系の会合では女性が少なすぎるのがいつもさみしいのだけど、これだけ性別も国籍もいろいろだと全く配慮をしないでいいのが気が楽でいいです。その人であればいいというのは快適。ここの人たちは相手がどんなポジションだからすごい、とかそういうのも一切ないし。

現場からは以上です。
あー疲れた、、。


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