自#351「徹底的に管理されるから勉強の課題を達成できる、うーん、でもそれじゃあ、自ら起業する人とか、そう簡単には出て来ないだろうと、思ってしまいます」
「たかやん自由ノート351」
朝日新聞に、5、6回、一面全部を使ったみすず学苑の合格体験記が、掲載されていました。去年も、同じような合格体験記を読んで、noteを書いたので、もういいかなと、スルーしようとしましたが、長年、受験ノートの類を書いて来たので、つい何となく読んでしまいました。サマセットモームは、活字だったら、旅行案内でも、通販のカタログでも、他に読むものがなければ、何でも読むとどこかに書いていました。私には、読むべきものは、それなりに沢山ありますが、新聞広告に限定して言えば、お年寄り向けのサプリや、補聴器、懐メロCDなどの広告よりは、みすず学苑のそれの方が、はるかに興味深いし、どうせほとんど誰も、こんな長ったらしい合格体験記など、読まないだろうし(私は、みすず学苑の合格体験記を読んで、みすずに通うようになったという受験生に、かつて一度も出会ったことがありません)ここは、ひとつ自分がボランティア精神を発揮して、読んでみるかと、さくっと読みました。
早稲田(商)に合格したOくんは、現役時代に通っていた塾が放任主義だったので、失敗したそうです。この塾は、大手予備校の〇〇、△△、××あたりだと推測できます。みすずの売りは、面倒見の良さです。まあしかし、担当するチューター(みすずではカレッジタイムの先生)の人間性、キャラにもよります。担任に当たり外れがあるように(私が担任で、あっこいつダメだわと、思ってしまった過去の私の担任クラスのみなさん、ゴメンナサイです。が、親と担任と上司は選べません。これは、世の中の宿命です)チューターだって、使える人とor notな人とがいます。Oくんのチューターは、使える素敵なお姉さんだったらしく、エヴァンゲリオンのシンジ君が、ミサトさんに、「何やってんのよ」と叱られる感じで、一喝されたりしたそうです。Oくんの出身校から判断して、みすずの「ミサト」は、立川校にいると、名探偵コナンほどの洞察力が無くても、判別できます。みすずのミサトは、国語の語彙力を増やすために、「言葉のノート」を作るようにアドバイスしたようです。そこには、単語や用語、四字熟語などを記入し、「あ」で一冊、「い」で一冊と言う風に、あいうえお順に作るので、全部で、60冊くらいになります。そのノートを、毎日、一回、チェックしなさいと言われ、そんなこと絶対にできっこないと思いますが、立川校(もう立川校と決めつけてしまっていますが)のミサトさんに言われると、できちゃうんです。が、他校にだって「ミサト」はいるのかもしれません。立川校のミサトが初号機。所沢は二号機、ちょっと離れて川越は三号機って感じなのかもしれないと勝手に想像しています。
チューター以外にも、魅力的な人はいたらしく、友達とおしゃべりしていると、「勉強してね」と職員さんに言われたそうです。この職員さんは、もしかしたら掃除のおばちゃんだったかもしれませんが、そのおばちゃんが、「鬼滅の刃」の胡蝶さんに見える、そんなみすずマジックがあるっぽいです。リビューテストと言う復習テストがあります。そのリビューテストの点数を、みんなの前で、発表させられたそうです。100点満点の8点とかだったら、市中引き回しの上、繁華街でさらしものって感じです。それじゃあ、ミサトさんや胡蝶さんに申し訳なくて、穴があったらその中に隠れたいみたいな、超絶ハズい思いをしてしまうので、当然、頑張ります。ミサトさんや胡蝶さんに見守られている以上、大学受験という「使徒」には打ち勝たなければいけません。
横浜国大(理工)に合格したMくんは、高2のセンター模試で数1Aは37点、ⅡBは30点、英語は200点満点の88点でした。このままだと、煉獄さんのいない無限列車の空回り状態です。みすず学苑(出身校から推察すると千葉校)は、その空回りをみごとに止めてくれたそうです。本番のセンター試験(あっ、『今年』掲載されているみすずの合格体験記は、すべて『昨年』度合格した受験生のそれです)では、数ⅠAが62点、ⅡBは78点、英語は166点でした。何だ、それくらいで横国(理工)は、合格するのかと、安心してしまった受験生もきっといる筈です。
コマンドテストで満点を取ると、ブラックサンダーがもらえるそうです。さらにオプションとして、ガチャポンやUFOキャッチャーもできます。ガチャポンも、UFOキャッチャーのマシーンも、すべてのみすずの校舎に備え付けられている様子です。UFOキャッチャーの景品として、刀剣乱舞のフィギュアとかを用意しておけば、女子の生徒たちも燃えると思います。予備校なのに、ゲーセンっぽい、このツンデレ感(何かニュアンスが違う?)が、受験生のハートをつかんでいるってとこも、きっとあると思います。
慶応(商)に合格したNくんは、高2の冬頃、SVOは無論のこと、三単元(ママ。もちろん三単現のことです。朝日新聞の校正力、大丈夫かと思ってしまいます)のSもイミフだったようです。四択問題とかは、適当にBに丸をつけて、その場をしのいでいた様子です。カレッジタイムの先生は「君の名は」とか「天気の子」っぽいアニメ顔の笑顔なんですが、優しさの中にも目力があり、目に指導力があって、出される課題をどんどん仕上げて行ったそうです。「君の名は」とか「天気の子」ようなアニメ顔の笑顔とpowerfulな目力、たとえ教員養成に特化した東京学芸大の教育学部に進学して学んでも、こういう能力、スキルが身につくかどうか、それは判りません。私が親しくしている、東京学芸大出身のN先生は、確かにサザエさんの波平っぽいアニメ顔ですが、目力はたいしてなかったかもです(少なくとも同じ職場で過ごした3年間は、一度も目力を感じませんでした。が、目力を感じなかったからこそ、その後も、ずっと親しくお付き合いさせていただいているという、言い方もできそうです。目力に溢れている人と、そういつまでも付き合っては行けないだろうと普通に思います)。Nくんは、慶応のカレッジソングをすでに覚えているらしく、最後は「予備校の王者、みすずー!!」と、結んでいます。
上智(総合グローバル)に合格したTさんの推しは、キングダムの「信」。信のコスプレだって、みすずでは多分、ありです。ハロウィンのコスプレ、絶対禁止とかと言ってる高校は、もしかしたらもう時代の波に、乗り遅れているかもです。Tさんのカレッジタイムの先生は、課題をきちんとやっているかどうか、毎回、細かくチェックしてくれます。それは、さぼりたい、遊びたいというキングダムを蝕む賊を、王騎将軍が、毎回、退治してくれる感じだそうです。おーっ、エルメスキター!!(古い?)じゃなくて、王騎将軍キター!!って感じです。私もキングダムは、推しですから、ちょっと熱くなってしまいました。
去年も多分、書いたと思いますが(自分が何を書いたかなんて、もう覚えてません)みすずの学苑長のメッセージを紹介しておきます。
「合格しなくてもいいけど、いい講義を受けたいのなら、他に行って下さい。あまりピンと来ない授業、ピンと来ない教材だけど、絶対に合格したいのなら、みすず学苑に来て下さい。これがみすず学苑の貫くポリシーです」
みすずは生徒が勉強しているかどうかを、きちんとcheckし、管理しています。管理されてOKな人は、みすずでいいと思います。ミサトや胡蝶さん、王騎将軍以外にも、ファンタスティックなキャラのチューターさんは、きっと沢山います。管理されることが、嫌な方は、無理です。将来、どっちが伸びるかと言えば、それは、他人に管理されないで、自己管理ができる方です。が、そういう人は(高校生レベルでは)まあ、めったにいないと思います。