初めてファイナルに出た話、など
◆アイサツ
ドーモ、たかやねず(X:@takayanezu)です。
最近中華鍋買いました、自炊が楽しいです。
浮いたお金でMH3やfoilのカード買おうと息巻いています。
◆パウパーの話
去年の12月ごろから「《________ Goblin》がリーガルなのだから、レガシーの【イニシアチブストンピイ】みたいなデッキが作れないか」といろいろ考えていました。
そんなこんなでモダンの大型イベントの練習もスルーして3か月試行錯誤してMOのパウパーリーグで8回5-0して【ターボイニシアチブ】というアーキタイプを創り出しました。
コモンしか使えないというパウパーのゲームとはとても思えないような動きがとても気に入っています。
以下に、自分は出ていませんが自分の創ったデッキが出ている動画があるのでぜひ観て下さい。
動画を観た感想としては「まぁこれぐらいの動きくらいなら普通かな」です。
「第7期パウパー神挑戦者決定戦」に出場するか悩んでいて、晴れる屋川崎店の「第8回パウパー提督決定戦」での結果で決めようと思い参加したらまさかの優勝!
これはもう参加するしかないと思っていた矢先に事件が起きました。
5/14付けでUNFINITYで登場したステッカーやアトラクションを参照とするカード全般が構築フォーマット全般で使用不可能になってしまいました。
つまり《________ Goblin》が使えないという事です。
………???
??????????
急にデッキが消滅しました、これからこのデッキが世に広まろうとしているときになんてこった。
結局「第7期パウパー神挑戦者決定戦」には行かずに、近隣の店舗でモダンのイベントに出ていました。
《________ Goblin》を《煮えたぎる歌》のようなマナ加速カードに変えて出ても良かったのですが、どうしても気乗りしませんでした。
◆モダンの話
【ジャンドサーガ】を握りいろいろな大きいイベントに出てきました。
・第25期神挑戦者決定戦
2没でした、なかなか勝ち切りませんね。
【バーン】は実際とても不利だと思っていて、ライフゲイン効果を持つカードの有無ではなく、《レンと六番》《飢餓の潮流、グリスト》等のゲームに一切関与しないカードがデッキに多すぎる事にあります。
・第26期神挑戦者決定戦
また入賞しました、今度は1没でした。
残り7人の内【ヨグコード】だけ当たりたくないなと思っていたら、ちゃんと当たって一瞬で負けました。
スイスドローは1敗までは許されますが、シングルエリミネーションではそうはいきません、優勝して神挑戦者となるのは難しいですね。
・チャンピョンズカップファイナル シーズン2ラウンド2
この手の大きい予選に出るのは初めてでした。
特に労せず出れることになった為「参加費無料のオープンイベントに出れるぞ」ぐらいの軽い気持ちで臨むことにしました。
ただし、デッキはよーく考えた物を持って行ってます、せっかくの大きいイベントですから勝ちたいですもんね。
・各ゲーム開始前に相手にデッキリストを見ることが出来ます、そのため相手にナメたキープやプレイをされない為に《敏捷なこそ泥、ラガバン》3枚、《稲妻》1枚をメインボードに採用した。
・新登場の諜報ランドはタップインな事が気にならないぐらい強いと感じたので《血の墓所》を《大音声の劇場》と差し替えた。
・《ギルドパクトの力線》と《ドラコの末裔》の入った【版図アグロ】や【版図カスケードクラッシュ】は流行ると予想し《毒を選べ》を2枚採用した。
結果は2日間で7-5、あと1勝で賞金を得られていたのでとても悔しいです。
この2日間いくつかエピソードを紹介します。
・2日間で計2回《湧き出る源、ジェガンサ》を相棒として公開し忘れた
慣れない場ながら平常心を保つようにいろいろ行っていましたが、やはりやらかしは付き物です、3マナ余っていざ加えようと思いサイドボードを見て表側になっているカードが無い時の作者の気持ちを答えよ(10点)
・2日間で計3回時間切れで追加ターンに入った。
これまで時間切れとは縁のないプレイヤーでしたが、普段と比べて各種宣言を丁寧に行ったり、若干思考時間が長くなりこのような醜態をさらしてしましました、正しい宣言は大事ですが熟練者同士であることを考慮して省略すべきところを見極めて時短するのも大事ですね。
・プレイマットとスリーブがマーフォークで、デッキが【マーフォーク】の人と対戦した。
そんなカジュアルなことしていいんか?と思いましたが、デッキ公開制ですし、それで気持ちが乗るならやり得だなと思いました、対戦前から使用するサプライの色等によってデッキを判別されないようにするような無駄な努力をしなくてよいのも良いですね。
・【緑トロン】の1本目で相手のデッキが57枚だった。
相手が《大いなる創造者、カーン》を出す前であろうタイミングでサイドを見てジャッジコール、サイドボードにカードが18枚あるとの事でした、《大いなる創造者、カーン》のー2効果を使用した後で戻し忘れてたらメインデッキの方が数枚多くなるのが普通では?と思いながら相手と談笑してました。
裁定は「サイドにあるべきでないカードをメインデッキに入れてシャッフルして続行」と言うものでした。
裁定軽くないか???と思いましたが相手も悪気はなさそうだったので上告することなく続行、マッチは私の勝ちでした。
◆試したカード達
前回の記事から「イクサラン:失われし洞窟」「カルロフ邸殺人事件」のリリースと禁止改定1回を挟み「サンダージャンクションの無法者」のリリースもあり色々なカードを試しました、その中でも特筆すべきカードを列挙していきます。
《ペンデルヘイヴン》
《オークの弓使い》同士での小競り合いを制する為に、一般的には【ヨグコード】で採用されているカード。
このデッキでは図らずとも1/1のカードが無理なく出てくるデッキ構成になっていた為良いのではと思い試してみました。
使い勝手は想像以上に良く、+1/+2のバフが土地を1枚タップするだけで得られるのは破格です。
クリーチャーを守るもよし、積極的に使ってライフを詰めるもよし、《悲嘆》《孤独》を始めとしたタフネス2のクリーチャーとにらみ合うもよし、想像以上の活躍でした。
《シェオルドレッドの勅令》
《ギルドパクトの力線》を携えた【版図アグロ】が幅を利かせていることもあり、《終止》《喉首狙い》のような除去の代わりに入れています。
《アングラスの暴力》の方が範囲が広いのですが、緑しか出ない土地が4枚あるので、シンボルが緩い事を優先しました。
《飢餓の潮流、グリスト》
こんなに場を制圧するのが簡単なカードは他にないと思います。
+1能力で盤面を作る能力もありながら、《オークの弓使い》で出た軍団トークンをコストに-2能力も損なく使用できるため、想定よりはるかにデッキと合っているカードです。
【ジャンドサーガ】にはアドバンテージを得るカードをあまり入れられないので、このカードの存在は非常に大きいです。
自分はこのカードを「盤面が増える《ヴェールのリリアナ》」と比喩しています。
《アガサの魂の大釜》
「第26期モダン神挑戦者決定戦」で【ヨグコード】に負けて「このマッチはド不利なんだな」と思いました。
かつての【ジャンド】も《台所の嫌がらせ屋》にひーこらしていた頃があったなと思えば、類似効果の不死を持ったクリーチャーが4~6枚入っているようなデッキに五分以上あると思っていたことはおこがましいです。
あまりに一瞬で負けて怒り狂った末に「【ジャンドサーガ】が【ヨグコード】になればよい」と、このカードに行きつきました。
【ヨグコード】で本当に強いカードは《スランの医師、ヨーグモス》でも《飢餓の潮流、グリスト》でもなく《若き狼》だという事も分かりました。
《探索するドルイド》
デッキに《飢餓の潮流、グリスト》《鏡割りの寓話》等の重いアドバンテージカードを採用するようになったので現在は枚数を抑えています。
チャンピョンズカップファイナルの初日最終戦の【赤青執政】では2回《獣の探索》を使用して捲れた4枚はいずれも必要なカードではなく、1枚も使用しないままテンポでもアドバンテージでも大きく後れを取り負けてしまいました。
この手の衝動的ドローは現在の状況と噛み合わないこともありますが、このカードの評価を改めるいい機会となりました。
《毒を選べ》
対象出来る範囲が異なる《シェオルドレッドの勅令》のようなカードで、《ドラコの末裔》を対処できるオマケのついた《解呪》と思いきや、アーティファクト・クリーチャーやエンチャント・クリーチャーをも除去出来て《機能不全ダニ》とは一味違う強さがあります。
《腐食の荒馬》
攻撃する度に《闇の腹心》と同様の効果を発揮するカードで、乗騎すると自分が受けるはずだったダメージが相手に与えられます。
この見た目で接死も威迫も無く、タフネスもギリギリ1ではないぐらいのスペックなのでそもそも攻撃できるのかという問題はありますが、同弾のカードがその問題を解決してくれていました。
《溶岩拍車のブーツ》
統率者でよく使われている2マナのブーツの亜種です、1マナで速攻を付与する装備品はこれまでおそらく存在せず、《ウルザの物語》からサーチして先述の《腐食の荒馬》《タルモゴイフ》に装備して想定外のダメージを出すことに期待しましょう。
装備先が無くても《ウルザの物語》が構築物トークンを供給してくれるので、腐ることがとても少ないです。
今後《ウルザの物語》を採用するデッキには必ず入るであろう強力なカードです。
◆モダンホライゾン3での注目カード
ここでは【ジャンドサーガ】に検討できるカードを紹介します。
《ネザーゴイフ》
1マナになって脱出も付いた《タルモゴイフ》です、この脱出コストは従来のものと違い4種類以上のタイプになるように追放する必要があります。
この4種類以上という脱出コストは思いのほか重く、脱出後には戦力外のサイズになっていることが予想されますが、メインデッキ内にカードタイプが7種類無理なく採用されている【ジャンドサーガ】では話は別です、切り札の《タルモゴイフ》と並ぶ新戦力となるでしょう。
《色めき立つ猛流》
2/1先制攻撃に2マナ以下のカードがオマケでついてくるミニ《血編み髪のエルフ》です、単体では2マナ以下のカードしか使えないですが、先んじてエネルギーを持っていれば3マナ以上のカードが捲れても使用することが出来ます。
現在の構築だと《飢餓の潮流、グリスト》が出せないのが残念なところです、それを抜いて軽めのアグロ寄りの構築にするのもアリかもしれません。
《電気放出》
1マナになった《蓄霊稲妻》です、低いタフネスのカードを除去した際はエネルギーが余り、2発目以降の最大打点が上がります。
このカードは《稲妻》《邪悪な熱気》に代わり得る強力な除去だと思っています。
先の《色めき立つ猛流》のバリューを上げることも出来ます、採用するならぜひ一緒に。
《苛立たしいガラクタ》
《ウルザの物語》から持ってこれる続唱デッキへの対策カード、ついに来ました。
今まで【カスケードクラッシュ】には《影槍》、【死せる生】には《虚無の呪文爆弾》しか残すものが無く、《ウルザの物語》のサーチ先が無くなるなんてこともありましたが、このカードの登場によりそんなこともなくなります。
◆おわりに
チャンピョンズカップファイナルに出た話はもっと前に出す予定でしたが、内容がいまいちまとまらずに禁止改定や新弾リリースのたびにチョイ足しし続けていました。
これを続けてると前に進めないなと思いすっかり旬が過ぎた情報たちではありますが公開させていただきます。
記事の過ぎ去った情報と、パウパーで使えなくなってしまったデッキ、この2つをここで供養させてください。
頂いたサポートはfoilカードの収集費用に充てられます。