イクメンのハードル

うちには2歳11ヶ月の男の子がいる

彼がうまれたとき本当に世界の色が変わったのを覚えている

嬉しいあまりにスキップして帰宅したことを今でも覚えている

夜は
自分や奥さんが起きれなかったら息子は二度と起きれないんじゃないかと、緊張して夜中はあまりねれなかった。でも、何度起こされようがそのときの緊張感は凄まじかった。苦痛とはそこまで感じなかった。

夜中に息子がまた改めて寝るまで誰もいない東京の街を歩くのが好きだった。とにかく楽しかったのだ。人にどう思われようと息子と自分は夜中にこにこで散歩を続けた。

寝不足で仕事に行こうが帰宅して息子をお風呂に入れるのがとにかく楽しみだった。

もちろん今でも家に帰ると子どもと話したり遊んだりすることがとにかく楽しい。家事は洗濯と掃除と皿洗いとゴミ出しをお願いされている。そんな家の話をちらっと話の流れで誰かにしたりすると、必ずでてくる言葉がある。

それが「イクメン」。

はっきりいうとこの言葉は褒め言葉として使われている方多いと思う、、でも今のイクメンって言葉、誰にでも使われすぎてる思う。

イクメンと言われたとき、何か違和感があった。父親が自分の子どもの子育てをするのは当たり前ではないか?あえてはっきり否定する。自分はイクメンではない。

父親は産んでないからわからないことばかり。知らないことしかなかったし、きっと今でも自覚が足りない。手さぐり。自分が奥さんに対して失礼なことをいったり、無神経なことばかりで最低だったし何度喧嘩になり、何度謝ったかわからない。そんな中でも奥さんと子どものために必死に関わってきたつもりである。でも、それもこれも全部当たり前なんだよ。

イクメンって調べると、もっと子育てに積極的な人のことを言うっぽい。職場へ育児休暇をとったりとか、育児を楽しんで子育てに積極的な人のことを言う。当てはまる部分はあるが、、ん?イクメンって存在するのか?いたとしたら懐深そうだな。うん。やっぱりなんか違和感。

子育ては楽しいことだけじゃない。綺麗事で済む話ばかりじゃない。

子どもが泣いて、さらに奥さんの機嫌が悪いときはもちろんまいるときもあるし、イライラしてしまうことの方が多いかもしれない。。さらに仕事で時間ないときはもう焦って子どもにイライラしてしまったりする。そこはもう自己嫌悪に陥る。最低な父親。。

それを踏まえて、一部の家庭の話を切り取ってイクメンとするならやめたほうがいい。というかやめてくれ。プレッシャーになってしまうよ。

世の中のイクメン様を尊敬しつつ、自分のペースで家族のために今後も肩の力がぬけている父親として関わっていこう。

自分の子どもを育てる父親として奥さんと子どもに背を向けないことを大切にしようと思う今日この頃。

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