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サウナの祭典!『アウフグース世界大会』現地リポート【日本優勝】

あなたはサウナ室の中で、裸の人々がすすり泣く光景を見たことがありますか?架空の作品上では見たことがあるかもしれません。しかしこうした出来事が、実はいま現実に起こっているのです。

© Aufguss WM Facebook Page

遠く極東からやってきた、日本人によるアウフグースショー。日本に馴染みのない海外の観客が涙し、感極まってその場にうずくまるという、およそ信じ難い光景が広がりました。

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しかし間もなく、突如湧き起こるスタンディングオベーションの嵐。自らが裸であることさえも忘れ、公然の前で立ち上がり、鳴り止まぬ指笛と地響きのような拍手が炸裂しました。

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まさかサウナ室で涙する日が来ようとは。しかしただ感傷に浸るだけではなく、時に大笑いし、時に切なさを感じ、サウナの基本原則と言われる五感を超えて、人としての感情をまるごと揺さぶられる映画のような体験…

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それが「Show Aufguss」という体験なのです。

2023年9月16日。アウフグース世界大会の団体戦部門でWellbe Aufguss Teamが優勝し、日本が世界一の栄冠に輝きました。筆者は大会初日から現地にいたため、大会の模様を現地リポートという形でお届けいたします。


世界大会会場へのアクセスと入場方法

今年で10回目の開催を迎える『AUFGUSS WM』は、昨年から日本で開催されている『Aufguss Championship Japan』の本大会になります。日本予選の模様は以下にてまとめていますので、ぜひご覧頂けたらと思います。

サウナ室の中でタオルを仰ぐ行為(=アウフグース)を行うだけではなく、ショーという形でサウナ室を舞台化し、審査によって優れた演目が勝ち残るという競技形式の大会。今年は世界から10カ国以上が参戦しました。

ドイツの首都ベルリン近郊にある『SATAMA SAUNA RESORT&SPA』、こちらが2023年大会の舞台となりました。会場は毎年、欧州内を移動する形になりますが、いつか、日本が舞台となる日もあるかもしれません。

日本からベルリンまで直行便はなく、フランクフルト国際空港もしくはヨーロッパの各都市での乗り継ぎが必要になります。フランクフルト国際空港からベルリンの空港までは、1時間ほどでアクセスすることができます。

他にも、飛行機を乗り継ぐよりも時間はかかりますが、フランクフルト国際空港からベルリン市内まで高速列車を利用するというアクセス方法もありました。こちらはおよそ4時間半、500キロ近くの長旅になります。

そしてベルリン市内へたどり着いても、そこからさらに郊外へ1時間半、ローカル列車に揺られます。SATAMAの最寄り駅は単線のみのこじんまりとした駅で、まるで日本の北海道を彷彿とさせるような自然溢れる環境でした。

世界大会は毎年、ホテルが併設されている会場が選ばれるとのことで、SATAMAにもホテルなどが周辺に用意されています。1週間の長期滞在となるため、筆者は民泊サービス利用でキャンピングカーに宿泊し、大変快適な滞在となりました。

さて大会の入場券についてですが、SATAMAのWebサイトにて事前に購入をする形になります。一日券と全体通し券などが複数存在し、入場券の種別によって入場方法が異なる仕組みでした。値段は1日70〜120€で、日によって変動します。

入場券は空きがあれば当日購入も可能ですが、会期後半は完売の日もあったため、事前に購入しておく方がベターです。発行済みのQRコードを受付のスタッフに見せて入場します。タオルやガウンなどは追加費用を支払えばレンタルできます。

受付で手渡されたのはリストバンドと、5つのショーを予約できる観覧チケット。この観覧チケットだけではショーを観ることはできず、後述のチケットカウンターでさらにチケットを交換する必要があります。この仕組みの説明は後ほど!

受付後は更衣室に移動し着替えをします。ここからがヨーロッパスタイルで、男女共用の更衣室になります。気になる方はトイレ等に隠れて着替えることもできますが、欧州では男女混浴が一般的でこの違いを認識する必要があります。

手渡されたリストバンドはロッカー番号と連動しておらず、空いているロッカーを各自見つけて施錠し、自分の番号を覚えておく必要があります。ロッカーのサイズは十分に大きく、荷物を置くのに便利なベンチも完備されています。

ロッカーと同様に、シャワー室も男女共用になります。筆者は大会期間中、女性とシャワー室で鉢合わせることは皆無だったと記憶していますが、気になる方は人が居ない時を見計らって、ささっと洗体をすることをおすすめします。

 

更衣と洗体を終え、屋外エリアにあるチケットカウンターで観覧したい時間帯の種別チケットにそれぞれ交換をします。あとからわかって後悔したのですが、人気の時間帯は予め売り切れになることがあるということです…!

人気選手はもちろん、日本の選手が出場する時間帯も完売になることが多かったです。このチケットのために営業開始前、朝から並ぶ参加者も多かったため、せっかく海外まで来たのに観たい選手が観れないというのは避けたいところ…!

もしも観たい時間帯のチケットが入手できなかった場合、ショー会場前で並べば、チケット保有者が全て入場したあとに空きがあれば入場できるという救済ルールがあります。このルールを使って、観覧していた参加者も多かったです!

入場ルールは大会年度によって変わるようなので、あらかじめ施設や運営側にルールを確認しておくことを強くおすすめいたします。

世界屈指のサウナフェスがそこにはあった

SATAMAは湖畔沿いにある船舶をモチーフにした施設なのですが、自然溢れる環境に個性的なサウナが9つもありまして、それだけでも一見の価値がある施設でした。こんな施設が日本にもあれば…と思わずにはいられません。

施設には9つのサウナがあり、屋外にあるサウナは小屋として独立しているものが大半でした。もしも日本にあったら人気を博しているであろう、本格的なサウナ小屋がいくつもあるのです… これだけでもSATAMAを訪れる価値があります。

屋外には、アウフグースに対応した数十名入場可能なサウナがいくつも存在し、本大会の舞台裏で飛び入りのアウフギーサーが会を催したり、施設のスタッフがアウフグースを提供したりと、体験としての満足度はとても高かったです…!

屋外のアウフグースに対応していたサウナは電気ストーブが多く、そのほとんどが特注のものと思われるとても大きなものでした。薪ストーブのサウナではアウフグースはなく、静かに入るものとして役割が分かれていたかのようでした。

なお、通常時におけるSATAMAのアウフグースプログラムは、電光掲示板で案内されていました。アウフグースを提供しているドイツのサウナ施設ではSATAMAに限らず、その日のプログラムが掲示板で表示されるようになっています。

SATAMAには水風呂がなく、水シャワーもしくはクールダウンルーム、そして施設に隣接する湖に入水するかのいずれかを選択することになります。SATAMAの湖は梯子付近の水深が浅く、溺れるリスクが少ないのは安心でした。

圧巻なのは外気浴エリアの充実度…!自然溢れる屋外に100台以上のチェアやベッドが設置されており、日本ではなかなか味わうことのない壮大な環境で休憩することができます。外気浴の充実度ドイツのサウナ施設の大きな特徴です。

そして内気浴の空間も日本とはまた異なる充実度でした。暖炉を囲む形でリラックスチェアやベッドが点在し、大会観戦で疲れを感じた時に仮眠を取るのに十分な環境を提供していました。この内気浴エリアは大会中とても重宝しました。

ここからサウナフェスらしさをより感じる部分になってきますが、屋外には大きなステージが設けられており、こちらでは時折音楽の演奏やショーアウフグースのパブリックビューなどが行われ、賑やかな雰囲気を作り出していました。

大きなステージの隣には、本格的なスムージーを販売するブースもありました。スムージーとなるフルーツがふんだんにディスプレイされており、サウナ後であってもなくてもつい頼んでしまいたくなるシズル感がそこにはありました。

そしてスムージーだけではなく、サウナドリンクとなるような多種多様な飲み物も数多く販売されていました。販売しているスタッフ達のスマイリーな姿が印象的で、つい足を止めたくなる要素がいくつもあったように思います。

さらにドリンクだけでなく、サウナ飯も多く販売されていました…!こちらではヨーロッパらしく、具を多く乗せたピザの販売をしており、屋外対応可能なピザ窯で焼き上げて提供するという、アウトドアならではの醍醐味を感じました。

個人的に、ドイツの王道サウナ飯だと思っているのが『カリーブルスト』と言われる逸品です。これはカレーケチャップとカリーパウダーがかかったソーセージを食べるというB級グルメで、こちらも会場で販売がなされていました。

 

サウナ飯だけではなく、スイーツもありました。ヨーロッパでは特に、夏の時期はアイスクリームを口にする人々を目にすることも少なくなく、ショーアウフグース観戦の合間にアイスクリームを口にされる方が多かった印象です。

また、サウナ関連の物販やブースも充実していました。こちらでは大会コラボレーションのガウンやアウフグースに使用するタオルなど、アパレルやテキスタイルの販売をしており、筆者もつい、商品のいくつかを購入してしまいました。

特に世界大会中重宝したのが『ハマムタオル』で、このタオルはアウフギーサーの腰巻きとして使われることが多いのですが、サウナ入室の際にベンチに敷く用途であったり、裸を隠すために身につける用途などで大活躍しました。

それから、直接購入はできずテスター体験のみではありましたが、ヨーロッパのサウナアロマを数多く展示しているブースもありました。こちらではアウフギーサーからの反響が高く、サウナ室で使用するアロマを選別していた模様です。

ブース近くでは、各国のアウフギーサーがタオルさばきをパフォーマンスする場が急きょ設けられたり、サウナリチュアルで使用するヴィヒタを作成しているシーンもあり、ここはサウナフェスの屈指の場であることを実感させられます。

最後に、世界屈指のサウナフェスであることを演出するメインステージが『サウナシアター』になります。こちらは通常時は160名、大会時は200名以上を収容する大箱になります。このサウナ室の体験だけでも一見の価値がありました。

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サウナ室は男女混浴となるのですが、大箱ゆえに裸体が目立たず、かつ日本の方はハマムタオル等で裸を隠しても全く問題になりませんでしたので、今後参加を検討されている方は裸を隠してもOKという認識で宜しいかと思います。

日本人以外の大半の方は、サウナ室内で裸になることがスタンダードですので、この文化の違いをよくよく認識した上で参加の検討をされることを推奨いたします。また、今後大会公式の方で着用ルールの変更等あるかもしれません。

世界各国を周遊する贅沢すぎるショー体験

そしてここからが、世界屈指のサウナフェスであると筆者が感じた所以でもあるのですが、世界各国の文化がショーという形でサウナ室内で表現されるという醍醐味、まるで世界を半周しているかのような贅沢さを感じてしまいました。

こちらは、決勝の出場者が出揃った日の出場者一覧になりますが、ショーアウフグース強豪国であるオランダ、イタリア、チェコ、ベルギーをはじめ、日本も堂々たる演目を披露しました。筆者が特に印象に残った演目をご紹介します。

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最初にご紹介するのは、2023年個人の部で見事優勝を果たした、チェコの『Robert Zidek』選手。今年初頭に来日し、スカイスパYOKOHAMAで日本人向けにショーアウフグースを披露するなど、日本と馴染み深き選手でもあります。

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ダイナマイトを発明したノーベル博士の苦悩を題材とした演目でしたが、何より圧巻なのは音楽とリズムに合わせた圧巻のタオルさばき!タオルを何度も落としたりもありましたが、観覧者も納得の世界一のショーが披露されました。

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続いて、予選通過とはならなかったものの見事なショーを披露したイタリアの『Massimo Gelli』選手。日本のアウフギーサー達が彼から学びリスペクトをするほどの世界的な実力者で、予約チケットも完売となるほどの人気ぶりでした。

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イタリアのシェフを題材にした演目となりましたが、何より注目に値するのがイタリアからの観戦者達による熱狂!情熱の国と呼ばれるほどの熱気がサウナ室に満ち溢れ、その国の文化を伺い知るのにとても貴重な体験になりました。

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この大会ではデンマーク選手の躍進が目立ち、初の決勝進出を果たした『Merete Dam』選手。有名な作品であるメリー・ポピンズを題材にした演目で、ショーアウフグースでは国境を超えて認知度の高い作品も原作として選ばれます。

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彼女の特徴は、激しいタオルアクションの傍らで、なんと歌を歌いながら、サウナ室内で美声を響かせながら演目を披露していた点でした。事前ナレーションで演出をする選手が目立つ中、生声を最後まで続けていた点は驚嘆に値します。

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強豪国オランダから、なんと個人と団体戦それぞれで決勝進出という離れ業をやってのけたのは『Ashley Fijma』選手。普段のチャーミングな素顔から一転し、ショーでの役作りと豊富な表現力は、観客の心を掴みました。

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個人戦では囚われの人魚を演じ、団体戦では未亡人の夫を亡霊として支える妻という配役を務めました。どちらも全く異なるキャラクターでありながら、しかし彼女自身のチャーミングな気質も忘れないという、表現力の高い選手でした。

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最後に紹介するのは、開催国ドイツから唯一決勝に進出し、なんとSATAMAの温浴スタッフでもある『Joseph&Emma』のデュエット。個人的に最も心を打たれた演目であり、会場でもスタンディングオベーションの嵐が湧き上がりました。

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出産時に亡くなってしまった妻に代わり、シングルファザーとして子供を育てる物語なのですが、かつて妻とそうしたように、子供が成長して共にタオルを再び振ることで「IN MY LIFE」と強く締め括る展開に、思わず涙腺が崩壊しました…

筆者は初日から最終日まで、各国によるショーを数多く観戦することができましたが、観客や審査員の心を打ち、あらゆる方向に心を動かし、そして国境を超えた共感性を創り出すショーこそが、良いショーなのではないかと感じました。

日本がアウフグース大国であるという事実

サウナ室を通じて、観る者の心を動かすということ。この点において、日本は昨年初出場であったにも関わらず、確かな軌跡を築いてきました。そしてその積み重ねが、今回の団体戦初優勝という快挙へと結実しました。

その裏には日本のアウフグース競技人口の多さと、選手・施設間同士の質の高め合いが寄与しています。来年は北海道、九州でも地方予選が行われると発表されていますが、これほどの規模で予選が行われる国は他にないそうです。

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質の面では、昨年大会で『鮭&鱸』チームが団体戦における決勝進出を果たし、シンクロデュエットの取り組みが世界的に評価され、今大会ではなんと、鮭&鱸のようにシンクロ技術を演目に取り入れるチームが多く現れました。

さらには通称『ネジネジ』と呼ばれるタオルの技術、こちらも主に日本から各国の選手達に伝わり、今大会ではその技術を積極的に取り入れる選手も目立ちました。日本は既に、各国と刺激し合う立場として肩を並べているのです。

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また今大会では敗者復活戦、いわゆるプレーオフから勝ち上がってきた『百花繚乱』のパフォーマンスにも注目が集まりました。各国の強豪チームが凌ぎを削る中、プレーオフにおいても優勝できたことは注目に値するでしょう。

ショーアウフグースにおいてはタオル技術だけでは決して評価されない。昨年大会の時点からフィードバックをされてきた点ですが、そうした金言を受け止め、ショーを再構築するという日本の改善力が反映されています。

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その最たる例は、今大会優勝を果たしたウェルビーアウフグースチーム。優勝の原動力となった演目は、なんと昨年大会の翌日には構想が出来上がったというエピソードがあり、筆者はその話を聞いて驚嘆しました…

優勝するからにはやはり相応の過程と努力があったのだと想像しますが、『風鈴』と題されたこちらの演目、まだ機会があるようなら名古屋やサウナイベントなどでぜひ生で体験してみてください。きっと鳥肌が立つ筈です。

世界大会運営審査員に特別インタビュー

日本選手団のこうした躍進は、審査チームからはどのように映っていたのでしょうか。アウフグース世界大会の審査員および大会運営も務めていらっしゃるMartijn Vanhoorelbeke氏の特別インタビューが実現しましたので、お届けいたします。

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「日本の選手達が団体戦で優勝できたのは、彼らがアウフグースを通じてエモーションをどのように表現するか、またそれらが観衆にどれだけリアルに感じられるか、こういった点が特に優れており、優勝に至った最大の要因だと思います」

「彼らはストーリーが素晴らしく、演技はとても的確で、決して過剰な演技でなかった点も評価に値するものです。素晴らしいタオルのウェービング技術と良い熱との組み合わせも良く、ショーアウフグースとしての全体像がベストに映りました」

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「日本はショーアウフグースという分野では新しい国であり、団体戦だけでなくシングルでも、ストーリー作りにより工夫ができる可能性を感じています。私達審査員は15分間、まるで別の世界に連れて行かれるようなストーリーを期待しています」

「たとえば今大会でトップ3に入賞したアウフグースマスター達は全員、アウフグースを通じて観衆をストーリーに没入できるかのような体験を提供していました。このような体験作りはたとえ個人でも団体でも求められる要素ではないでしょうか」

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「私は日本の選手達がトレーニングをしている様子をいつも傍らでみていますが、彼らはタオルによるウェービングテクニックがとても際立っています。これは昨年の大会でも感じたことですし、各国のアウフグースマスター達に刺激を与えています」

またそう遠くない未来に日本の誰かが、再び優勝を手にするという日が来ると私は考えています。Congratulations!

一生に一度は行きたいアウフグース世界大会

アウフグース世界大会。それは世界屈指のサウナフェスのようであり、日本のサ道やカルチャーという島国の世界で収まるような代物ではありませんでした。筆者は大会ロスがまだあり、200名以上が密集し合ったあのサウナ室の中で行われた出来事が、つい昨日のことのように思い出されます。

それほどまでに濃密な1週間であり、選手だけでなく観客であった筆者の中にも鮮烈な印象を残しました。しかし選手達はもう来年を見据えて始動しているでしょうし、私も来年以降を見据えてこの体験をレポートをお届けしたいと思います。

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もしもサウナ好きを名乗るならば、一生に一度は観ておくべきもの、そう断言しても差し支えないでしょうし、あの場を共にしていた方は皆さん同じ想いがきっとおありあっただろうと思います。高い航空券を投資し海外渡航した価値は何事にも代えがたい体験になりました。

なのでこちらのnoteを読まれている皆さん、一生に一度はぜひアウフグース世界大会に足を運ばれることを強くおすすめします!普段アウフグースを受けたことがない人も含めて、です。そしていつかは日本でも、本大会が行われる日を信じて…!

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