夏子さんのお漬物をめぐる旅。
こんにちは!ライターまるちゃんこと、丸山えりです。
高山村の道の駅にごはんが進んで仕方のないお漬物を作る方がいると伺い
訪ねて来ました。
その方のお名前は、夏子さん。
夏子さんはご主人と二人暮らし。
お子さんを2人育てあげ、
現在は、野菜を育て、あらゆる人の胃袋に入るごちそうを拵えています。
霧深い初夏の日。
夏子さんの作っている作物たち。らっきょう。ぜんまい。真竹。タロッペ。
タロッペっていうのはですね、「タラノメ」のことですよー。
群馬県内時折「タロッペ」と呼ばれているのを耳にします。
高山村でも、タロッペ!かわい!
そして野菜の倉庫にあった、にんにくたち。高山でよく見るおっきなサイズとは様子が違うなあ。
「高山名物の、ジャンボにんにくですか?」と訊いたら「そうだと思って植えたんだけど、小さいにんにくが成ったよ」と。あらら!そうですか。
それにしても、美味しそう!
そうして夏子さんについて行くと、そこは、タロッペの畑。
フッカフカの土に、タロッペの苗を植えて、育てるんだとか。
夏子さんの身長くらいだったから、150センチくらいだろうか。
緑色が、露に濡れて美しかった!
照れている夏子さん。私がカメラを向けると、はじめは緊張した面持ちでしたが、少しずつリラックスしていただけて、撮らせていただいた表情。大先輩に言うのもはばかられるけれど。少女のようなその表情、愛おしかった!
道の駅にお漬物で出しているぜんまいは、小高い丘の上になっていた。
ぜんまい。美しい!!
お家にて。野菜たちと一緒にはいチーズ。
みどりのふるさと協力隊の「西やん」と、移住定住コーディネーターの咲季ちゃんと、お惣菜の味見をさせていただく。3人で白米が食べたい!と叫ぶ。笑
いただいているのは、こちら。タロッペのお醤油で煮付けたものと、ぜんまいの煮付けたもの。それかららっきょうの漬物。
この後、夏子さんの旦那さんと、西やん、咲季と居間でお茶をいただいて。お話をしていたら、咲季のお父さんと、夏子さんの旦那さんがお知り合いだということが発覚。そんな会話の中で
「まァ、高山で暮らしてったら、【ひっぱり】も すぐわかるぁな」
と、お父さん。
何をおっしゃっているのかと、聞き返したところ
【ひっぱり】というのは、どうやら「繋がり・コネクションのこと」みたいです。
話逸れますけど、群馬県ってね、どうもひっそりと方言が紛れ込んでいる。
そして群馬県人からすると「え、標準語でしょこれ」っていう言葉が多いんですよ。
例えば「こうにして」。
これは「こうして」とか「このようにして」ってことなんですけど。
「こうにしたら、できるでしょう?」とかそんな感じ。
すっごくひっそり紛れ込んでるの。かわいいでしょう?
さて。
道の駅中山盆地で、夏子さんのお惣菜、「こうにして」販売していますよ。
中山盆地のinstagramも可愛くて楽しく必見!
丸山えり Eri Maruyama
東京生まれ。群馬県前橋市富士見町在住。
2018年東京から群馬県へ移住。写真を撮ったりおいしいものを探したり。
現在、群馬県高山村の2021年ポスター制作のため、群馬県高山村に入り浸ってます。https://www.instagram.com/maruyama__eri/