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【FX】チャート上で優位性を探す2つのコツとは?【前半】

■ チャート上で優位性を探すための二つのコツ ■

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あなたのチャート検証や考察、

観察は間違ってはいないだろうか?

例えばフォロワーが万人を超えるような有名なトレーダーの方々がチャートを何時間も何日も観察しろと乱暴なアドバイスを言うような事があります。しかしそのような事をしても恐らく大した実りにはつながらないでしょう。

それは観察にあたってのなにより重要な二つのポイントが抜けているからです。その二つとは何か?それは…

① 再現性の確保された観察基準と仮説・前提の設定

② カーブフィッティングを行う 


■ チャートを何時間見つめても実りが無い理由 ■

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まずそれぞれのコツに触れる前にそもそもなぜチャートを何時間も漠然と観察し続けても気づきや発見に遭遇する確率が期待出来ないのでしょうか?

最初に知るべきは本来我々誰しもが持っている人間特有の非常に優れた能力について。

私たちは普段、日常の中でたくさんのあらゆる状況と遭遇します。そして普段と大きく違う環境だけでなく同じようなルーティンの中の微細な変化さえ私たちは気づく事が出来ます。

例えば絵画等の芸術作品を模倣した所謂「贋作」を人間の知識と目視だけでそのわずかで微妙な違いを見分けられるような芸当は恐らく人間以外出来ないでしょう。

人間は環境・状況・物・人・空気、マクロからミクロ凡ゆる事柄に対してその環境認識能力という物が他の動物に比べてずば抜けて高いのです。

そしてそれらがさらに有効に働く時、何が必要が考えて見るよ良いでしょう。それは何か?それは…

「 基準 」です。

私たちは状況や物事に対して何か基準を持って接する時、その能力をより具体的で明確な結果に結びつける事が出来ます。別のいい方をするのなら基準と比較する事でその状況を理解し易くしているのです。

例えば日常生活の中の微細な違いというのは日々固定化されたルーティンと景色に対して比較される事で気づく事が出来ます。

例えば芸術作品であれば作者の画風・材質・タッチ等分析された基準をガイドラインに検証されます。

例えばもっと具体的な事で言えば何かを観察する際に使われる単位や状況付けによってAに対してB又はCである、といったアプローチやAに対して+10、-120であるといった状況の具体化が行える訳です。

そして例えばチャート上の話であればその具体化された状況を今度は優位・不利に仕分けまとめていく事で理論体系化に結びつけていく事が出来る。


■ 再現性の担保された観察基準と前提 ■

それではFXのチャートに話を戻しましょう。

チャートを漠然と観察する前に最低限、次の事柄が決まっていなくては意味のある観察・検証は不可能です。


1.どういった前提・仮説のモデルを想定しているのか?

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→ 例えばトレンドが存在する前提のモデルを想定

→ 例えばサイクルの存在を前提としたモデルを想定

☛ 想定したモデルによりチャートに「何」を見て

☛ それを認識するために「何」が必要かが決まる


2.そのモデルの最小単位或いは状況をどう認識するのか?

→ 例えばトレンドを前提とするならトレンドの定義を定め、そのトレンドを構成する波1辺についてチャート上における描写・認識ルールが厳密で明確に定められていなければ観測結果は一定にならずデータの価値は意味の無い物になってしまう。

→ 例えばサイクルにしてもそのサイクルの厳密な定義があり、尚且つチャート上での厳密な期間範囲やカウント方法が明確に定められていないのであれば観測結果は一定にならずデータの価値は意味の無い物になってしまう。


■ とても簡単に言えばどういう事なのか? ■

つまりそれがあなた自身の目線にしろ、

有名トレーダーの発言にしろ

「 チャートを見たいように見ていないか 」
「 ラインやトレンドを描きたいように描いていないか 」
「 解釈したいように解釈していないか 」

違うのなら想定されたモデルや

厳密な観測基準が説明可能なはずです。


■ ② カーブフィッティングを行う ■

長くなりましたので2つ目のコツとまとめについては投稿を分けて更新したいと思います。

▼ 後半はこちら ▼


◇ 高山から一言 ◇

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その情報の価値判断に用いず、

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意味の無い価値判断基準を用いず

少し冷静になってその発言や

情報そして常識に向き合う時、

より論理的なアプローチが見えてくる。

「 考える 」という行為が

今の混沌とした時代を生き抜くための

最良必須のツールであると私は思います。

考える事を放棄してはならない。

それではまた。 高 山


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