荒浜小学校へ
仙台の「荒井駅」と「荒浜地区」の方に行きました。
仙台駅から地下鉄に乗り、荒井駅で降りると荒井駅の中に
「せんだい3.11メモリアル交流館」があります。
震災当時の写真や資料、新聞などが展示されています。
そこで館内の案内をしていた、自分のお婆さんぐらいの方に、お話しを聞くことができました。
助かった、助けられた命ではなく、あの時生き残った命として伝えるべきだと感じたそうです。
話を聞いていて、涙をこらえるのが必死でした。
最後にこうした状況になった時に、助けにいく、待つのではなく
まず自分自身が生き残る事を考えてほしいと、
すぐには何もできないが、生きていれば必ず何かできることがある
と言われました。
次に荒浜小学校に行きました。
仙台市内で一番、海に近い学校です。
震災当時、住民、児童、教職員320人が避難した学校です。
周りの建物は、ひとつも残らなかったそうです。
現在は震災遺構として、校舎の中を見ることができます。
校舎内の倒壊された部分、
当時の周辺住宅地の模型や、資料などがあります。
水も電気もなく救助を待つ際、教室が避難部屋に使われていた時に、
ある教室の黒板に書かれていた文字の、写真が印象に残っています。
「こんな時こそ、思いやりと感謝」
あの日のあの状況でこれを書いていたことに、どこか人間の強さを自分は感じました。
現在、荒浜小学校周辺は避難丘が作られていたり、田んぼや、観光農園になっていました。